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性能追求の次はデザイン・ライフスタイルを提案中

アシストホームは92年に地元住宅会社から独立した岡本勝氏が設立した札幌市北区のビルダーの注文住宅。住宅性能、価格、提案力のバランスが優れており、年間40棟前後をコンスタントに受注、市内の建築確認申請件数ランキングで例年上位に名を連ねています。

アシストホームは住宅性能志向型の住宅会社なのか?

asist01_img01.jpg岡本 90年代から高断熱高気密住宅にいち早く取り組み、シックハウス対策、省エネなど住宅性能・住環境を追求する姿勢を貫いてきたのは事実です。当社設立まもない90年代前半は、高断熱高気密住宅がまだまだ普及していない時期。住宅建築技術研究のグループ「新住協」の鎌田紀彦教授が研究を進めていた高性能住宅の普及促進を私どもが積極的に実践してきました。全棟気密測定実施のほか、基礎断熱を01年に導入するなど、今まで取り組んできたことは住宅性能志向だったことは間違いありません。

しかし性能・技術の話は一般のお客様になかなか理解していただけないのも事実。
アシストホームの場合は、高断熱高気密化させた家は
「吹き抜け空間を大胆に作っても寒くない」
「全室暖房を行っても暖房費が負担にならない」
つまり住宅の空間構成や室内環境をお客様に体感していただいた結果、お客様が高断熱高気密住宅に住んでみたいと思っていただける、そんな提案で成長してきたのです。
<写真:岡本勝社長>

設立から7年間は年間30棟、以降40棟受注規模で安定している。要因は?

岡本 現在、札幌の住宅会社が作る家には、高断熱高気密の快適・省エネ住宅と、そうではない住宅が混在しています。住宅性能が水準以下の住宅会社は問題外ですが、住宅性能が高いだけではお客様の評価を得られません。アシストホームが、年間40棟規模の受注を例年続けさせていただいているのは、お客様に性能・価格・デザイン・実績などいろいろな面で評価していただいているからだと思います。

今後もますますお客様のニーズにお応えできる家づくりを進めるために、09年3月に、デザイン・ライフスタイル提案としてシンプルモダンタイプの住宅に加え、自然素材と室内空気環境を追求したプラン「健幸家族の家『pure(ピュア)』、和のテイストを現代風にアレンジしたプラン「現代和装の家『庵(いおり)』」を新発売しました。

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<写真左:健幸家族の家『pure(ピュア)』、写真右:現代和装の家『庵(いおり)』>

アシストホーム誕生の経緯と現状を教えてください

岡本 私は73年のオイルショック、就職難の時期にどうにかサッシ会社に就職。学校や大学、マンション、病院などのサッシの設計業務を担当しました。図面を書き教育委員会やNTTなどの施設課の承認を得てサッシを工場に発注する仕事で、図面作成や工程・品質管理などを学びました。

より力を発揮したいと考え4人の仲間とともに会社を設立、デパートや洋品店など主に店舗の設計施工などを行っていました。当時24歳。更なる人生設計を考え始めました。

「規模が小さくても建物の最初から最後までを自分一人でプランニングできる住宅業界で生きていきたい」と思った私は札幌市内の住宅会社で14年間働いたのです。住まいづくりを学び、実践させていただきました。
その後マイホームを計画している方をトータル的にアシストしたいとの思いから、平成4年に札幌市北区で数名とアシストホームを立ち上げることになったのです。創業時からの仲間に新しい社員も加えつつ、20名体制で、年間40棟前後の新築戸建て住宅とリフォームなどをさせていただいております。

家づくりの特徴は?

asist01_img02.jpg岡本 アシストホームと言えばシンプルモダン系、そして健康住宅のイメージを持たれている方が多いようですが、自由設計の家づくりですので当社ホームページにあるようにお客様の要望に応じて様々な家づくりができます。施工水準を高める意味も含め「全棟気密測定実施」、シックハウス対策のための「S.О.Dリキッド工法」も実施しています。超省エネのQ1.0住宅や、超長期住宅(200年住宅)先導的モデル事業など、省エネに関する提案も得意です。

価格帯は建物本体で1500万円から2000万円程度が多く、3000万円規模の高額物件も時々、という感じです。性能やデザイン、価格などが異なる商品もありますので完成現場見学会やプラン集などから選んでいただくこともできます。土地探しもできます。
<写真:アシストホーム社屋>

記者の一言

 アシストホームは性能・価格・実績などバランスが取れている地場ビルダー。全国大手ブランド志向、ログハウスや輸入住宅志向が強い方を除けば、多くの方にお勧めできる。性能志向型の住宅会社がデザイン・ライフスタイル提案力も強化したという好例だ。

2009年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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