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二世帯で助け合う、支え合う。ほどよい距離の7人家族/イゼッチハウス北海道

1階に親世帯3人、2階に子世帯4人が暮らす完全分離型のシンプルモダンな2世帯住宅。それぞれのライフスタイルを反映した快適な住まいで「スープの冷めない距離」を保ちながら3世代交流を楽しむオーナーのYさんとご家族にお話を伺いました。

お母さんの体調不良がきっかけで話が進み

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Yさんは30代のオーナー夫妻と就学前の女の子2人の4人家族。賃貸の集合住宅で暮らしていましたが、お子さんの成長に伴って生活音が気になり始めたことから新築を決めました。「家賃を払い続けるならマイホームをという気持ちがあったので」とご主人。

ところがちょうどその頃、倶知安町で1番上のお姉さんと同居していたお母さんが体調を崩しました。「長姉がそばにいてくれるとはいえ、雪の多い地域で仕事を持ちながら住み続けるのは大変です。札幌で会社員をしている次姉も誘って2世帯住宅でみんなで暮らそうと私達の方から提案しました」。

ご主人の出張が多く、ひとりで子育ての悩みを抱え込んでいた奥さんも賛成。3人姉弟を育て上げた大ベテランのお母さんが1つ屋根の下にいてくれることが心強かったそうです。

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「2世帯住宅での同居」という基本方針が決まってからはご主人が中心になって情報収集を開始しました。インターネットで30~40社のハウスビルダーをリサーチ。全棟札幌型次世代基準対応で2世帯住宅も数多く手がけているイゼッチハウス北海道(大洋建設)を選びました。

「性能と構造面がしっかりしていることがポイント。ただ『暖かい』と口で説明するだけでなく、これまで建てた家のQ値とC値(断熱・気密性能)、年間の光熱費など裏付けのある資料を豊富に提示してくれたところに性能へのこだわりを感じました」。

同社で新築した世帯を対象に実施している「超省エネ大賞」受賞者のコメントも参考に。「オール電化で1年間の電気代が約12万円というご家庭も。はじめは『ホント?』と思いましたが、パンフレットなどを見て納得しました」。
超省エネ大賞はこちらに記事があります>>
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玄関が2つの上下分離型を選択

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今年5月末に完成した新居は濃いグレーの外壁に白のポーチを組み合わせたクールな外観。1階が親世帯、2階が子世帯と上下に住み分けるオール電化の2世帯住宅です。

2つの世帯はホールのドアを挟んで繋がっています。5歳と2歳になるお子様は毎日この扉を通って大好きなおばあちゃんがいる1階・リビングへ。夜はYさん夫妻も加わり、一家7人で賑やかなひと時を過ごします。
「以前はお盆とお正月にしか会えなかったけど、今はいつでも孫の顔が見られる」と顔をほころばせるお母さん。

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当初は生活音が気にならない左右分離型を検討したそうですが、居住空間と階段が狭くなるため断念。「予算内で十分なスペースを確保できたので今のプランで正解でした(奥さん)」。

バーカウンターがお洒落な子世帯リビング

Yさん親子が暮らす2階はリビングダイニングとフリールームからなるオープンスペースと主寝室、将来2部屋に分けて使える出入り口が2つの子供部屋、という間取り。

2016_10taiyo_1213R.jpg〈いまは2間続きの子ども部屋。「いつかは仕切るときが来るでしょうが、本当はずっとこのまま暮らしてほしいな」。奥さんは子育てに余裕が生まれたそう〉

南向きの窓から街並み・山並みが見えるリビングダイニングはモノトーンでモダンなイメージにコーディネートしています。オープンキッチンの正面に大きな窓があるので料理や後片付けに疲れたら外の景色を眺めて気分転換。

ダークトーンの床はフローリングのように見えますが、実はゴム製です。「1階も同じものを使っています。滑りにくくキズもつきにくいので小さな子供やペットがいる家庭にオススメ」と奥さん。

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リビングと一体化したフリールームはアクセントカラーのネイビーを効かせて個性的に。
奥さんの要望でバーコーナーを造りました。間接照明に照らされたスリムなカウンターでゆったりとグラスを傾ける大人のための小粋なスペースです。
日中は子ども達も楽しそう。

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キッチンの隣にあるパントリーはトイレや廊下にいるお子様の様子がわかるように小窓を付けました。「パントリーから廊下に出られる方が使い勝手が良いとは思いますが、キッチンに立った時、子供たちが後ろを通り抜けると気になって作業がはかどらないので敢えて行き止まりにして窓を造ってもらいました」。

親世帯は高齢化対応と収納がポイント

1階・親世帯はリビングダイニングと仏間のある洋室、個室が2部屋。子世帯とは全く雰囲気が違うナチュラルで落ち着いたインテリアです。

握力が低下してきたお母さんの希望で出入り口は浴室も含めて全て引き戸。将来、必要なところに手すりが設置できるよう壁の下地補強をしています。

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家のまわりは坂道の多いので買い物の回数が少なくするためキッチン・水廻りの家事動線上に食料や消耗品をストックしておく大きめの収納スペースを複数設けました。床は1、2階ともバリアフリー。

住宅の性能は、札幌版次世代住宅基準のスタンダードをクリアするQ値0.72W、C値0.5cm2以下。「eタイム3(イータイムスリー・3時間帯別電灯)を利用して電気代が安い時間帯に家事を済ませています。冬を越していないので暖かさの違いはまだ実感できませんが、9月の時点で月々の電気代が1万円ちょっと。前のアパートでは同じ時期に電気・ガス・灯油代合わせて1万2千円ほどかかっていたことを考えると割安感があります(奥さん)」。

「おばあちゃんが居てくれる」。子育ての悩みも解消

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「階段を下りると母がいて子供たちを見てくれます。1人で買い物や散歩に出かけられるようになり、ストレスを感じることが少なくなりました」。安心した表情を浮かべる奥さんに2世帯住宅の成功の秘訣を尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「家族が多いと要望もいろいろ。完全分離型なのでプランニングで意見が食い違う場面はほとんどありませんでしたが、土地決めが大変でした。私は『幼稚園と小学校の近く』、母は『川のそばは水害が怖い』、夫と次姉は『通勤に便利な場所』と主張。間をとって今の場所に決めました。時間がかかっても納得するまで話し合うことが大事だと思います」。

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記者の目

生活の仕方が異なる2つの世帯の個性を尊重した今回の住宅。間取りやインテリアはそれぞれが決めましたが、玄関ドアなど統一しなくてはならない部分はSさん夫妻がセレクト。自由にさせてもらった分、さりげない会話の中からお母様とお姉様の要望を汲み取り、気に入ってくれるものを探すことを心がけたそうです。「打ち合わせの段階から世帯間のコミュニケーションが始まっている」という奥さんの言葉が心に響きました。

2016年10月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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