Column いえズーム コラム

取材最終日は島根県松江市の防災対策。一番大事な防災対策とは・・・

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磐田から名古屋、新大阪、岡山と新幹線などを乗り継いで島根県松江市にたどり着いた時には、連日の乗り物にも少々飽きてまして...。松江駅から松江市役所までどの位の距離があるか確かめもせず歩き始めました。

 

お陰様で、34度を超える猛暑の中、アスファルトの上を歩くことになったのはしんどかったですが、写真の通り、途中途中に大きな川や8000ヘクタールもの広大な湖、宍道湖がありまして、実際の暑さはともかく、涼しげな景色には癒されました。

参照 水都松江百景動画

http://www.city.matsue.shimane.jp/kankou/100movie/jw.asx

そして松江城の城下町ということもあり、お洒落な観光商店街風の街並みもあって、なかなか良い感じでした。

 

ちなみに松江市は開府400年記念イベントで沸いております。

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1607年(慶長12年)に、堀尾吉晴公により築城が始まり5年で城と城下町が完成したとのこと。武者行列とかいろんなイベントがあるので、島根に行ったことのない人は今年は狙い目かと思います。

 

出雲大社には行きたかったのですがあまりの暑さに断念。

松江城には行きましたが荷物がたくさんあって天守閣まではたどり着けませんでした。

階段を上っていたら、石段にぽつっ!ほつっ!って水滴が落ちるので雨かな?と思って見上げると青空・・・・私の汗でしたw

 

ところで肝心の災害対策取材でしたが、

まずは

集中豪雨や台風などで水害が起きる懸念がある地域です。地域特有の災害リスクもいろいろあるのですが最大の特徴は、法吉(ほっき)地区という人口12000人前後の新興住宅街での自主防災活動です。

全国的にも「災害時要援護者」=高齢者や障がい者・幼児・病人

などを、災害時に助ける「援護者」

この組み合わせで、いわば地域の災害弱者と支える側を事前に決めておく取組が始まっていますが、地域コミュニティが薄れ、公助、共助の精神が災害時に役立つとは思えない地域も多くなっています。実際津波が来たとき、近所のおばあちゃんを連れて一緒に避難する具体的な練習をしている人が何人いるでしょうか・・・。

「災害時要援護者」のリストを見ると、どの要援護者を見ても同じ名前の援護者が記載されている=つまり助ける人より助けられる側の人が多いというケースも多々あるようです。もし援護者が被災したら・・・・援護できず計画自体が崩れ、要援護者の元に救援が届かなくなってしまう・・・

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ということでこの地域では

「お願い会員」と「まかせて会員」というゆるやかなグループを結成し

平常時の見守りや大学の先生を招いての研修会、防災訓練、防災マップづくりなど、日頃から国や役場の力を借りずに、地域の人達が自主的に取り組んでいる事に特長があります。

 

詳細はまたいつか・・・・。

ちなみに、市内に原発があり(島根原発)、市の中心部から原発まで10㎞圏内という、日本で一番原発に近い県庁所在地、という特殊事情も松江市にはありました。島根県民も福島原発の事故に衝撃を受け、松江市も専門の対策課を設置して検討を開始しているようです。札幌も泊原発が近いですから人ごとではありませんね・・・。

 

いずれにしても

阪神淡路大震災の際に亡くなった人の9割は自宅内で亡くなっているそうです。

生き埋めや閉じ込められ、誰かに助けられた人は2%に過ぎません。それを踏まえると

 

1 まず自分と家族が助かるためにやるべきことを今からやっておくことが一番大事。

2 次に地域で助け合えるように、地域での防災の取組に参加する。

3 行政や国単位での防災の取組に関わっていく。

 

つまり身近なところからの事前の対策が何より大事だということだと思います。

2011年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。