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江別でも毎日の雪かき不要!雪の落ちない三角屋根の家/ヨシケン一級建築士事務所

これまでの取材で、ヨシケン一級建築士事務所の家といえば「木の質感たっぷりの開放的な間取り、窓の眺めや日射が綿密に計算された、断熱・気密も高性能のエコな家」と思いつくのですが、実際の住み心地はどうなのでしょう?

今回は、ヨシケンさんで家を建ててから約2年というご夫婦のおうちにおじゃまして、“我が家でお気に入りのスペース”を教えてもらいました。


目次

お気に入りその1.眺めがよく無垢材の肌触りが心地よいLDK


畑ごしに眺めたTさん邸(ヨシケンさん撮影)

畑ごしに眺めたTさん邸(ヨシケンさん撮影)


江別市にマイホームを建てて2年近くになるTさんご夫妻。道路を挟んだ向かい側には、畑がいちめんに広がっています。
「札幌市内は土地が高く、近郊のまちを探していてこの土地にめぐり合いました」とTさん。勤め先は札幌ですが、駅に近いので通勤もスムーズ。休日にはご夫婦でドライブやサイクリングを楽しんでいるそうです。



Tさん邸のお気に入りで最初に挙げてもらったのは、日当たりの良いLDK。吹き抜け部分まで続く大開放の窓は、ヨシケンOBの家でもよく見られるものです。
特注した木製サッシのような大開口の窓は、実は高性能樹脂サッシを柱材でカバーしたもの。断熱性能の良さと自然素材の質感を大切にするヨシケンさんならではのアイディア。

無垢の木をたっぷり使った室内と爽やかな緑の景観がよく調和しています。また、真南に面しているので、「ちょっと寒い時期でも暖房はつけません。それでも、びっくりするほど暖かいんですよ」と、太陽の恩恵に預かっているそうです。



「家のなかで、木がたくさん見えるのがうれしい」と話すTさんご夫妻。吹き抜け天井を眺めながら、リビングの床にゴロリと横になっているときもあるそうです。

「ナラの無垢材は肌触りがよいし、ちょうどいい硬さなんですよね」。
床下には温水パイプを通した床暖房を採用しているので、雪の季節も快適とか。

「こちらに引っ越したのは11月ですが、前に住んでいた家の掃除に行ったら床がヒヤッとして・・・。『床ってこんなに冷たいんだ、もうこちらの生活には戻れないな』と思いました」



おしゃれなリビングの片持ち階段。踏み板は、すべて壁に固定されています。「ヨシケンさんにおまかせしたのですが、視界が開けていていいですね」と、この階段も快適ポイント。

まるで旅館気分、一枚板の造作テーブル!



木の好きなご夫妻が「最もお気に入り」と話すのが、タモ材の一枚板で造作したダイニングテーブル。横幅が2m40cmもあります。お客さんを呼んでも余裕のある大きさです。

実はこの板、ヨシケンの吉田専務がお付き合いのある所からタイミング良く入手したもの。職人さんに鉄製の脚をつけてもらうことで、家具屋さんへオーダーするよりも大幅に費用を抑えることができました。

「ここに座っていると、旅館にいるような気分になれるんですよね。宅飲みもたまらないです」と、顔をほころばせるTさんです。

お気に入りその2.夫婦で使いやすいアイランドキッチン



一緒に料理をすることも多いというTさんご夫妻。「2人だと、ひとつの方向から出入りするのは不便なので回遊型のアイランドキッチンを選びました」と奥さま。勝手口もあって、とても動きやすいと話してくれました。

調理を行う背面カウンターの壁は、奥さまが選んだ名古屋モザイクのタイル3種類を貼り分けています。「タイルの配列はおまかせしました。この壁も気に入っています」。お菓子やパンをつくったりとキッチンで過ごすことが多い奥さまにとって、気分の上がるスペースです。


写真右側奥に見えているのが食品庫

写真右側奥に見えているのが食品庫


「キッチンのわきには野菜や果物がたっぷり入る食品庫もあるので、特に冬場は助かりますね」と奥さま。



LDKに平行して一直線に、大きめのバスルームとユーティリティ、ウォークインクローゼットを設けています。

お気に入りその3.ゲスト用にも使える和室でリラックス



リビングの隣には和室があります。「客室として考えていましたが、じつは居心地がよくて・・・普段からよくここにいるんですよ」とTさん。「畳の部屋はいいですね!何もしないでダラダラしています。冬にはこたつを出してきて、2人でご飯を食べたりもしますよ」。

引き戸を開け放せばリビングと一体化できて、将来お子さんを遊ばせてもキッチンからも目が届くなど、ライフスタイルに応じた使い方も考えているそうです。



玄関には、目隠しのルーバーで緩やかに区切った収納スペース。2台のマウンテンバイクも置いています。

「家のなかに入ると、外よりも空気がキレイと感じるんですよね」。室内は、調湿性があるウッドチップ入りの壁紙と、塗り壁を採用。また、換気は給気・排気の両方を機械で行う第1種換気システムを使っています。

2階も木をふんだんに、お気に入りがいっぱい



「2階も木をふんだんに使っていて好き」というお2人。吹き抜けの右側は多用途に使えるフリースペースです。



上階にもトイレや洗面台を設置して便利に。



2階の無垢フローリングはカラマツ材で統一しました。子ども部屋は、将来ふたつの部屋に区切れるようにしています。



東向きに窓を設けたベッドルーム。朝は明るく目覚めも爽やかです。ベッドはTさんが市販のスノコでDIYしたもの。青のアクセントウォールや、昭和レトロ風のガラスが入った吹き抜け側の小窓も効いています。

自然素材たっぷりで自由度のある間取りを!



「この前は、うどんを食べに長沼町まで20kmサイクリングをしたんですよ」というご夫妻に、「長沼なら、うどんのお店は『ほくほく庵』もいいよ!サイクリングは北広島のエルフィンロードもおすすめ」と吉田専務。工務店と施主というよりは、ご近所同士でおしゃべりをしているような、フレンドリーな雰囲気です



約3年半前、「自然素材をたくさん使った、暖かくて快適な家を建てたい」と新築を考えたTさんご夫妻。ハウスメーカーは、注文住宅なのに階段の位置や水回りの方向を替えるだけで数百万アップするという、自由度のなさが不満でした。

さっそく頭を切り替えたTさんは、ネットで「札幌近郊・工務店」と検索。さらに、北海道地域工務店の会・アース21の雑誌を読んで、候補の工務店をピックアップ。そして現場見学のバスツアーに参加して知ったのが、ヨシケン一級建築士事務所だったといいます。

「ヨシケンさんから出してもらったプランは、わたしたちの希望をしっかりと取り入れていました。実際、この家は最初の図面とあまり変わっていないんですよ」とTさんは話します。

江別に引っ越して雪かきは大丈夫?


カーポートには道南杉を貼って外からも木のぬくもりが感じられる造りに

カーポートには道南杉を貼って外からも木のぬくもりが感じられる造りに


元は札幌住まいだったTさんに、気になることを聞いてみました。「江別って、雪が多いですよね。雪かきは大丈夫ですか?」

「私も不安に思っていましたが、ほとんど雪かきの苦労がないんです」とTさん。「アスファルトシングルの屋根って、意外と雪が落ちないんですね。年に一度の雪下ろしをするかどうか、といったところです」

さらに、建物と軒がつながったカーポートがほぼ道路面まで延ばした造りなので、玄関から道路までの雪かきも不要といいます。「それに、晴れた日は南側に積もった雪が、シューッと融けていくんですよね」

夏の季節でも、エアコンや扇風機要らずというTさん邸。今年多かった猛暑日でも、「家の対角線上にある和室と浴室の窓を開ければ、室内に風が通って涼しくなるんですよ」と教えてくれました。



ご夫妻が可愛がっているネコの風鈴ちゃんも、おうちでまったり。「仕事から帰って家の前に来ると、カーテンと窓の間にネコが待っていたりして、“幸せだな~”って思います」。しみじみと語るTさんに、寄り添うような奥さまの笑顔が印象的でした。

記者の目


ヨシケンさん撮影の夕景

ヨシケンさん撮影の夕景


以前の取材で、「最初にオーナーさんが希望したことは、すべて図面に入れ込みます」と話していたヨシケンの吉田専務。さらに、建築予定の土地に時間帯をかえて何度も訪れては、ベストのプランを練り上げるとか。その結果、Tさん邸でも初回からすれ違いの無いプランニング、さらに満足度を高めるプラスアルファの提案ができているのだなと感じました。

江別市は、札幌よりも雪の多さが気になりますが、Tさん邸は毎日の雪かきが不要という話にも驚き。ヨシケンさんなら、「札幌市近郊でゆとりある住まい」といった選択肢も広がりそうです。

2019年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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