省エネ+創エネ=光熱費の自給自足&「恐竜」大好きな家/ブレイン札幌


今回取材に伺った札幌市北区のF邸。三角屋根であたたかい色合いの可愛いおうちですし・・・



吹き抜けと大きな窓が開放感いっぱいで・・・



姉弟も我が家を満喫していましたが、実はこの家の本当の凄さは、これらではなく、ズバリ「光熱費の自給自足」です。

光熱費より発電収入が上回る家

F邸は延床面積約45坪。大きめな家でオール電化なので、電気代は多めにかかりそうな家ですが、まずこの写真をご覧ください。



リビングに設置されたこのパネルには、2017年1月~12月まで12カ月間の光熱費と発電に関するデータが表示されています。

詳細は省略しますが、この家は、12カ月間に使った電力よりも発電した電力が1024kw多く、余った分は電力会社に売り、概算で1万円ほどプラスになっています。(ただし、モデルハウスとして公開していた期間も一部含まれます)



この家。屋根だけでなく、壁にもソーラーパネルが付いています。つまり、雪が積もる冬も発電します。実際にかかる光熱費と冬場も含めた発電量を予測すると十分「光熱費ゼロ住宅」は実現できそうです。



壁に設置された太陽光パネルは、子ども部屋の窓から間近に見ることが出来ます。

一昔前の北海道の家なら、断熱・気密性能が低いので、寒さを我慢したり、年間光熱費が30万円を超える家も珍しくありませんでした。

そんな住宅事情を経験してきた道民ですから、この「光熱費ゼロ」データを見ただけでは「そんなウマい話あるわけない」と思っても不思議ではありません。

しかし10kwhもの太陽光パネルを屋根と壁に貼り、通年で発電し、断熱・気密性能を高めると、寒さ厳しい北海道でも「光熱費ゼロ住宅」は実現できます。発電収入が光熱費を大幅に上廻る家も実現可能です。

地球環境と、家族の身体にも優しい住宅

以上は光熱費という観点で、家計に優しい家が実現した、という話です。見方を変えると、この家は、消費するエネルギーを化石エネルギーや原子力発電にほとんど依存せず、多くを自ら発電して賄う地球環境にやさしい家でもあります。



また、気密・断熱性能の高い家は、実感としてどの部屋のどの場所も暖かい。サーモグラフィ(赤外線温度測定器)を壁や床に向けると、表面温度が低い=寒い場所がほとんど無いことがわかります。
お風呂など寒い部屋でヒートショック(急激な温度変化による血圧の急変動などが身体に及ぼす衝撃)により、年間1万人以上が亡くなっていること、結露でカビが発生したり、住宅の劣化が進むことも踏まえると、家の気密・断熱性能は、家計に与える影響以上に、家族の健康、住宅の長寿命化にも影響する大事な要素だとわかります。

なおこの家は、2階も含め全室の主暖房に「遠赤外線床暖房」を採用しています。しかも、通常の床暖房は、送り込む温水が60℃前後で、家は暖かくなっても、むしろ足の裏は暖かすぎてむしろ不快に感じることもありますが、F邸ではエコモードの30℃温水で冬期間ずっと運転していました。断熱性能が高いので30℃程度の温度でも十分家が暖まるのです。



雪で濡れた靴を玄関に置いておいても翌朝には乾きます。1階の床材は無垢のナラ材を採用、足の感触も良く、自然な温かみを感じます。

F夫妻は東北からの移住者です。当時住んでいた家は断熱性能が低く、朝に目覚めたら室温が2度!奥様は「鼻がキンキンに冷たくて。コタツに入って寒さをしのぐ日々でした。ところが、この家では日差しの良いとき、子どもたちはは肌着一枚で過ごしています。遠赤外線床暖房のおかげで私の冷え性も改善しました。北海道の高気密高断熱の家は凄いと実感しています」と話してくれました。

パパとママは吹き抜けも重視

そろそろ家の性能面だけでなく、デザインや間取りなどもご紹介します。



Fさんご家族が気に入ったのは断熱・気密性能だけではありません。「開放感のある吹き抜けがどうしても欲しかったんです。住宅メーカーの展示場などいろいろと見学しましたが、吹き抜けが無いところが多く、吹き抜けを作ると光熱費が高くなると言われることも。吹き抜けを省くか、光熱費を我慢するかのどちらかしかないのかな、と悩んでいました」とご主人。



「朝起きて、2階の寝室からホールを見たときの光の射し込む吹き抜けがとても好きです」と奥さま。



吹き抜けから2階の子ども部屋に向かって『ご飯だよ~』と呼ぶと、姉弟ともすぐ気付きます。

姉弟は「恐竜」を重視w



パパとママは住宅性能や吹き抜けを重視していましたが、姉弟が今最も重視しているのは「恐竜」です。



階段を上ると、共有スペースにはフリーカウンター。



パパがお仕事をする場所でもありますが、子どもたちの遊び場になることも・・・カウンターの上にオレンジの折り紙で作った何か、に気付きましたか?



折り紙は、紙製の恐竜でした。階段の一段一段に木製の恐竜が居たことはさきほどご紹介しましたが、階段脇の本棚にも恐竜図鑑が4冊あって、図鑑には大量の付箋が貼られていました。図鑑に掲載されている恐竜は全て暗記する、という気迫を感じます。

また紙粘土製の黄色い恐竜やイラストも。さらに、弟さんが「恐竜出没注意」と貼られた自分の部屋から持ってきてくれたのは恐竜カルタや恐竜トランプ!!そこでおそるおそる部屋に入ってみると・・・



おもちゃ箱いっぱいの恐竜たち!次々と好きな恐竜を順に紹介してくれる男の子に「恐竜の他に好きな生き物はやっぱりトカゲとか?」と聞いてみたら即答で「鳥」と回答。理由を聞いてみると「今いる生物の中で、一番恐竜に近いから」と、恐竜愛に貫かれた、小1とは思えない深い知識を披露してくれました。



以前暮らしていたマンションには子ども部屋はありましたが2人で共有でした。今は姉弟それぞれに個室があります。こちらはお姉ちゃんの部屋です。

ブレイン札幌のモデルハウスを購入

実はこのF邸。札幌の工務店「株式会社ブレイン」が以前モデルハウスとして公開していた住宅を、Fさん夫妻が購入したものです。前述の太陽光発電などは既に実装されていて、光熱費ゼロを実現できる住宅性能・仕様や吹き抜け空間など魅力満載にもかかわらず、大手ハウスメーカーの住宅とさほど差がない価格だったことにもF夫妻は魅力を感じました。



和室のインテリアなど、各部屋のデザインにも惹かれました。



和室は引き戸を開ければリビングと一体として使うことができます。

2階の手洗いスペースのアクセントウォールもさりげなくオシャレ。

ご主人は「壁紙ひとつにしても、素人があれこれ選ぶとかえってちぐはぐな印象になってしまう。この家はセンス良くトータルコーディネートされていて、それも魅力でした」と話します。

音楽好きなFさんファミリー。母子で楽しく連弾をすることも。奥さまはアマチュア楽団でサックスを担当。主人のアコースティックギターも飾られていました。



モデルハウスの購入なので、基本的にはブレイン札幌の設計、仕様のまま購入しましたが、奥様は佐藤社長にお願いしてダイニングテーブルの奥に子どもたちの学習用カウンターを奥行き深めの60センチで造ってもらいました。子どもたちは家事をするママの近くで、勉強や本を読んだりしています。

ブレイン札幌の魅力

最後にブレイン札幌の魅力について聞いてみました。ご主人は「ホームページに載っている社長のブログを読んだのも、決め手のひとつでした。『ただ売ればいい、というのではなく、良い住宅を造りたい』という、家づくりに対する社長の情熱と探究心を感じました」。



お休みの日は、家でゆっくりと家族で過ごすのが幸せと話すFさんファミリー。夏はバーベキュー、冬はかまくらと家族で札幌の四季を満喫しています。近くに公園もあるので、お子さんたちは家のなかでも、外でものびのびと遊んでいるとか。



ちなみに、除排雪の悩みが解決したのもこの家の魅力の一つでした。冬になると雪の捨て場で困る、というのは道民の悩みの一つですが、F邸は、地下水を利用する融雪層を設置。これも地下水という自然のエネルギーの有効活用で、雪を投げ込むだけで、家のまわりの雪山が解消できます。年間のコストは電気代の7000円程度と、一般のロードヒーティングなどと比べると非常に経済的です。

2018年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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