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デザイン・性能に妥協なし 超高性能な欧風住宅/上士幌町M邸 広岡建設


十勝は上士幌町、広大な牧草地を背景に建つ欧米伝統スタイルの家は、酪農家であるMさんのご自宅です。

「何十年経っても愛される家」を目指して建てられた家は、デザインだけでなく性能面でも欧米スタイルを取り入れた超高性能住宅。親子二代にわたって同じ工務店を選んだというMさんにその魅力を伺ってきました。

外観はオリジナルカラー 内装も「手作りの木製色見本で選択」



洋瓦の屋根にシンメトリーの造りが調和を感じさせる外観。施工は帯広の広岡建設です。

外壁の淡いオレンジ色は、ご夫妻が雑誌で見かけて気に入った色を参考に同社の廣岡社長がオリジナルのカラーを作りました。



玄関ホールには上がり框にタイルを使用、洗面所をつけました。



「海外で見かけ、絶対に使いたかった」というトルコランプが印象的な空間を作っています。



ステンドグラスを配した洗面所。照明、ボウル、水栓も広岡建設が輸入した外国製のものです。



リビングルームは広々とした吹き抜け空間にしました。ヘリンボーン柄に貼ったナラ材の床はご主人のお気に入りです。



キッチンは音更町のFARMER’Sでオーダーしました。アンティークなデザインの腰壁やニッチ収納などは「装飾的になりすぎないよう控えめにしています」(廣岡社長)



色選びは「廣岡社長は色見本ではイメージが湧かないからと、実際に木に色 塗料を塗ったものを渡してくれて」と奥様。納得のカラーリングになりました。



キッチンの幅はタイルの柄を美しく入れられる幅。ゆとりのあるサイズです。



海外旅行がお好きというMさん。「地中海は家の雰囲気がよく、お店で売られていたタイルも素敵で」と、内装には旅行から得たインスピレーションも反映しました。

大きな空間はシンプルに 小さな空間は彩りを楽しむ



パントリーは常温のものと保冷庫の二種類を作りました。収納の壁紙もそれぞれ意匠が凝らされています。



外気を利用する保冷庫には気密性が高い玄関 テラス用ドアを使用。冬場も室内に冷気が漏れません。



こちらはメインの洗面所。洗面台は造作で、「髪飾りなど細かいものから掃除用具まで何でも入るように」デザインされました。



2階ホールには子どもたちが並んで学習できるスペースを作りました。奥様の裁縫などもできます。



寝室や子ども部屋は部屋によってドアの色、クロスの色、照明を変えています。



ウィリアム・モリスの壁紙にアンティークの照明を合わせて。小さな空間には植物など柄のある壁紙を使い、部屋ごとにそれぞれの雰囲気が楽しめるようにしました。

住宅性能も超一流!



広岡建設の家づくりは、海外の住宅デザイン、自然素材の活用に加え、住宅の断熱・気密性能と換気・暖房の高性能化による省エネ&室内環境の強化にあります。

断熱は、外壁が230ミリ、屋根は400ミリの高密度ロックウール。木製窓はトリプルガラスにクリプトンガスを封入、窓全体の断熱性能・U値が0.8Wを切る窓全体の断熱性能・U値が0.8Wを切るTRANS(トランス)という超高性能品を採用しています。



換気は、年間通じて地温は10℃前後であることを活かし、基礎下の土中を25メートル「アースチューブ」という配管を通過させるうちに土中の温度で温度調整して冬は暖かく、夏は新鮮で涼しい空気を室内に送り込む方式を採用。

さらにスウェーデンの高性能熱交換換気システム「REC(レック)」を採用することで室内から室外に排出する空気から熱を回収し、室内に入れるフレッシュな空気にその熱を「熱交換」することで、冬季に室内に冷たい空気が入ってこない、しかも省エネ性能も非常に高い仕組みを採用しています。

暖房は三菱電機の「エコヌクール」。ヒートポンプ方式で効率良く温水を作り、給気と熱交換させることで暖房します。冷房はリビングにあるピーエスの除湿型冷輻射パネル「HR-C」がエコヌクールで作った冷水を室内のパネルヒーターに通し、除湿しながら周りをじわじわと冷やします。

これら、断熱・気密・換気・暖房・冷房を高度に組み合わせ、省エネで、室内環境もよい家づくりを実現しました。

「本物」を追求した家造りへの信頼感



実はMさん、ご主人が育ったご実家の家も広岡建設で建てられたもの。ご主人は住宅会社選びの最初から広岡さんの家を希望していたそうです。
一方、はじめは「すっきりとした掃除のしやすい家」を希望していた奥様が広岡建設の家に惹かれたポイントは「木の質感」。



「特に窓のサッシですね。厚みがあって、良い素材を使っているのを感じました。結露しにくいという点も重要でした」とその魅力を語ります。



木以外にも細かな質感にこだわるのが広岡建設の家。例えば塗り壁は「素朴で飽きない柄」を作るため、水分を多く加えて塗り、火を入れて乾燥させるという手間をかけています。



照明などは事務所でストックしてあるアンティーク品を「気に入って譲ってもらいました」(奥様)と、インテリアの面でも多くを相談しながら家造りをすすめました。



廣岡社長によるアンティーク仕上げ。その手間を惜しまない姿勢にご夫妻も信頼を寄せて家造りを楽しんだようです。



今後、ご主人のお兄さんも広岡建設で家を建てることが決まっているそう。長い年月をその家で暮らした人に「また住みたい」と思わせる秘訣は、「年月が経っても心地よい」ことを念頭に作られたデザイン・性能にあるのかもしれません。

「新しい家が好き」とはしゃぐ子どもたちにとっても、この家が「また住みたい家」になっていく未来が思い浮かぶようでした。


2021年12月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

有限会社広岡建設の取材記事

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