Story 取材記事

性能もデザインも良い家は実現するのか?A社の回答


株式会社アーキテックプランニングは、北海道(札幌・旭川・苫小牧)、九州(福岡)を拠点に、高性能、かつオーナーの個性を反映したスタイリッシュな家づくりを展開するハウスメーカーです。テレビCMやホームページでご存じの方も多いと思います。

実際に家づくりを依頼したオーナーからは
「性能重視で住宅会社を探したが、やっぱりデザインを諦められず、両方叶えてくれるアーキテックプランニングに依頼した」
「延床面積の坪単価設定で価格が明瞭。高品質な標準仕様の中から好みのデザインを選べる楽しさも魅力だった」
などの声が寄せられています。

このように同社の「性能×デザイン」を掲げた高品質な住宅提案は、オーナーから絶大な支持を得ており、ともすると、性能>デザインか、デザイン>性能になりがちな住宅業界において、双方を両立した上で、求めやすい価格帯を実現したバランスの良い住宅提案が魅力です。
今回は「プランナー」の山本悠矢さんと中島有基さんのお二人にお話をうかがい、同社が強みとしている「性能×デザイン」の魅力に迫ります。

プランナー(営業担当)がプラン+見積もりまでワンストップで担当


札幌森林公園駅前会場モデルハウス外観 


今回はオープンして間もない札幌森林公園駅前会場モデルハウスにて取材をさせていただきます。


吹き抜けのリビングと中庭を望むダイニング・キッチン


アーキテックプランニングのプランナーは、最初のご案内や予算についての相談などはもちろん、プラン作成と具体的な見積もりや、細かな仕様決定までのほとんどを、プランナーがワンストップで行います。


フロアを掘り下げたモダンな和室。上部はリビングを見下ろせるスキップ構造のフリースペース


このモデルハウスも同社のナンバーワン・プランナーの一人で一級建築士でもある札幌営業所・所長の本谷 雄一郎さんのプランニングによるもの。豊富な接客・プランニング経験を生かし、洗練されたデザインに、遊び心あふれる提案を盛り込み、オーナーが家づくりの参考にできるコンセプトモデルになっています。

プランナーに聞く「アーキテックプランニングの家づくり」

では実際にプランナーの方々は、どのようにオーナーとの打合せを行っているのでしょう。プランナーのお二人に、お話をうかがいます。



山本悠矢さん 入社2年目。前職は大手ハウスメーカーの営業職として勤務。幼稚園から高校までバイクレースをやっており、その後は長くカーレースのレーシングドライバーとして、国内外のチームでプロとして活動していた異色の経歴を持つ。現在は趣味でバイクを楽しむ。家族は夫婦+子2人の4人家族。



中島有基さん 入社2年目。前職は洋風住宅が得意な住宅会社営業職として勤務。高校時代はバイアスロン(クロスカントリースキーと、ライフル射撃を組み合わせた競技)で全国大会出場も果たしたアスリート。プランニングには自身の家づくりや、3人の子を持つ子育て経験も生かされている。

プランナーがプランニングと見積もりまでを担当

Q 他社さんとの大きな違いは何ですか?



山本さん 一番特徴的なのは、他社さんでは設計や積算部門に分業されていることが多いプランや見積もりまでを、プランナーが一貫して担当していることです。

お客さまと直接関わる場面が多いプランナーが作成することで、お客さまの希望をダイレクトに反映した提案が可能になっています。


広さと価格の目安、家づくりフローなどが掲載されたデザインカタログ


部門間で設計や見積もり依頼を掛けると、出来上がりに数週間かかり、その間お客さまをお待たせすることになりますが、弊社の場合はデザインカタログに掲載されている参考プランの広さと価格を目安にしていただきながら、独自の積算システムで数日のうちにプランと見積もりをお出しすることができ、迅速でロスが少ないとお客さまにも好評です。



中島さん 
前職も住宅営業をやっていましたが、融資や希望のヒアリングまでで、プランや見積もりは別部門に依頼する仕組み。ここまで深くプランニングに関わることができませんでした。

アーキテックプランニングに入社後は、プランや見積もりまで任せてもらえるので、仕事の幅が増えました。直接お客さまの希望を聞くプランナーがプランを作るので、コミュニケーションロスが発生しにくく、とても効率が良いです。構造面の課題をクリアしつつ、新規プランはだいたい1週間、修正は3日ほどでお出しするようにしています。

若い世代でも高性能住宅が建てられる

山本さん 弊社では、予算の限られた若い世代の方でも、性能面、デザイン面で充実した家を建てることができるので、性能にこだわって住宅会社を探し、大手ハウスメーカーさんでは希望が叶わないという経験をされてから、弊社を選ばれるお客さまも多くいらっしゃいます。



20代後半の当別町Kさん夫妻はゆったりとした敷地にインナーテラスを配したコの字型の平屋建てを実現(山本さん担当)


後追い営業はしていません

家づくりは一生に一度の大きな買い物ですから、お客さまに考える時間を十分に持っていただくことが大切だと思います。一度お話させていただいた後の営業電話やDMなどは一切行っていませんが、他社と比較検討した後に、納得して弊社を選んでいただくことがほとんどです。

建物>土地の優先順位で、トータルに満足できる家づくりを

札幌の地価高騰と高止まり、慢性的な土地不足によって、家づくりの最初の課題が土地探しであるというのが現状です。土地探しからの提案も得意な同社。実際の実例をお聞きします。

駅近くから郊外に土地を変更して希望の家を実現 札幌市Oさん



山本さん 札幌市のOさまは地下鉄麻生駅近辺で土地探しをされていましたが、札幌の厳しい土地事情で苦戦されていました。場所そのものよりも、建物にこだわりたいというご希望があったので、一緒に土地探しをさせて頂きながら、同じ区内の郊外で、角地に位置し、価格も求めやすい土地をご紹介しました。


札幌市O邸。北区の郊外に、L型の配置でコンパクトながら開放感あふれる住まいを実現。建物の形状や窓の数で価格が変わらないことで内外の一体感を感じるメリハリある空間提案を可能にしている(山本さん担当)


キッチンには希望のパントリーも



土地に関しては、高低差、前面道路幅、ゴミステーションの位置など細かな条件を見極めたうえで、「自分が建てて間違いない」と思える物件をご紹介しています。そして、「土地については60~70点なら、家づくりを始めましょう」と提案します。建物込みで120点を目指せると考えるからです。

エリアにこだわっておられるお客さまの多くが、住宅は「土地と建物がセットである」と気づいていただくことで、柔軟な選択をされ、結果、トータルに満足度の高い住まいを実現されています。

一緒に周辺環境を確認し理想的なエリアに変更 札幌市Oさん



中島さん Oさまはご実家に近いエリアを希望されていましたが、建物とトータルでの予算に合わず、土地探しに悩まれていました。手ごろな土地価格で、学校や商業施設、交通の面でも充実したエリアをご紹介し、一緒に車で周辺をご案内したところ、気に入っていただき、家づくりが始まりました。


札幌市O邸。キッチンに立つと全体が見渡せオープンな空間


洗濯→干す→収納が叶う機能的でゆったりとしたユーティリティー


Oさん「断念したり諦めたことは何ひとつなく、大変満足しています」。
アーキテックプランニングのオーナーの声(YouTubeチャンネル)

プランナーの引き出しの多さが魅力の家づくり

山本さん「人間味が出るプランです」


スキップ構造のリビングを備えた20代ご夫婦のハイセンスな実例(札幌市Tさん)


山本さん 前職の大手ハウスメーカーに勤務していた時は、会社が推すポイントをお客さまにお勧めするスタイルでしたが、アーキテックプランニングでは、お客さまの希望に寄り添い、ヒアリングから図面作成までを任せてもらえるので、間取りのレパートリーやトークの幅が格段に広がりました。



プランナーによっても提案はさまざまで、「人間味が出るプラン」と言えます。これだけのプランナーが居て提案も様々。それでもお客さまに満足いただけるのは、基本性能の高さとバラエティーに富んだ標準仕様があるからです。

中島さん 「できる」「できない」をはっきりと伝えます


プランの自由度と性能の高さが依頼の決め手に(札幌市Sさん)


中島さん 私もマイホームを建て、子育てをしているので、家事ラクで収納の充実した子育て目線のプランニングでは、特にその経験が生きていると思います。妻に意見をもらうこともしばしばです。



延床面積や予算配分などのバランスを考慮して、お客さまに「できる」「できない」をはっきりとお伝えすることも大切です。自分でプランを作るので、その場で「できる」「できない」を見極められるのも強みです。そうすることで道筋が立ち、納得いただきながら家づくりを進めることができています。

最後にお二人に改めてお聞きします

「性能×デザイン」の両立は、どのようにクリアしているのでしょう?

会社として標準仕様で設定することで性能は担保できます。


画像をクリックでアーキテックプランニング「工法と構造」ページへ


例えば、ダブル断熱・耐震等級3・トリプルガラス・床暖房・熱交換換気システム採用などです。さらに長期優良住宅の認定と全棟構造計算を実施することで、「安心ですよ」「強い家ですよ」と口で言うのではなく、しっかりと数値としてお見せすることで本当の安心をお届けできると考えています。

性能を担保している上で次はデザインです。
お客様の要望を直接ヒアリングしてプランナーがプランするからこそ、要望を叶えた上で、「こういった提案が喜ばれそうだ」「こういった施工事例が気に入っていたから提案しよう」といったお客様の要望+αの提案が可能になります。直接話を聞いていなかったら、そういった+αの提案でさらにお客様に感動していただける提案がしにくいとも考えています。


画像をクリックでアーキテックプランニング「標準仕様」ページへ


また、コストパフォーマンスの高い坪単価設定をしていたり、建物の形や窓やドアの数によって金額が変わらないことで、デザインを妥協せずにプランできるのもデザインを担保している要因の一つです。

アーキテックプランニングでは建築後のお客様全てにアンケートを送付いただき、回答いただいたものはいい意見もご指摘も全て公開しています。

アンケートの中では「最初に提案したものに感動した」という回答が複数あります。何社かにプランしていただいた後にこういったプランを出せていることは、プランナーの直接対応が成せる効果だと感じています。


アーキテックプランニング・ホームページ「断熱性能実績」より(画像をクリックで該当ページへ)


性能×デザインは、実は時間とお金をかければ実現できます。ただ、それだけでは多くのお客様に御支持いただけるわけではありません。「性能×デザイン」に加え「価格」という要素が必要です。

ローコストとは言えませんが、コストパフォーマンスの高さには自信をもっています。それを実現しているのはスタッフ1人1人の生産性やDXやITを活用することで実現しています。プランナーが「営業&設計」の仕事をしていることも要因の一つです。

前述で「後追い営業をしない」「アポなしの訪問はしない」なども、一見「一生懸命じゃない」と捉えられることもあるかもしれませんが、業務の効率化をし、結果、価格に反映できている要素の一つでもあります。

「性能」は会社として決め徹底する、「デザイン」はプランナーが直接対応し、さらにそれを実現しやすい単価設定や標準仕様の幅広さ、豊富さがあって形になっている…。

今回はアーキテックプランニングが性能もデザインも良い家をどのように可能にしているのかを探りました。

参考プランや価格、工法・構造、標準仕様など、同社の家づくりを詳しく確認したい方はアーキテックプランニングのホームページも併せてご覧ください。


目次


2022年04月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

株式会社アーキテックプランニングの取材記事