高断熱・高気密、耐震にこだわった開放的な平屋の家/リビングワーク

北海道日本ハムファイターズの新球場「ボールパーク」建設決定に沸く北広島市で、マイホームを新築した共働きのY邸におじゃましてきました。さまざまな家を取材してきたなかで、暮らしやすく、暖かく、これから求められる建物としての価値もあると感じた、平屋建てのY邸をレポートします。

身近なシニア世代の声から子育て後を考え、平屋を選択



JR駅から徒歩圏、緑地帯沿いにある日当たりの良い角地にYさん邸はあります。洋風瓦の無落雪屋根で、玄関から続く縁側のような少しなつかしい軒下空間。見上げると、軒の裏部分に当たる「軒天(のきてん)」までナチュラルな木目調に統一。なるべく凹凸のない平屋建てというYさんご夫妻の希望に、リビングワークさんがこたえた形です。

凸凹の少ない家は、それだけ断熱・気密性能が高められる、建材などの無駄なコストがかからないというメリットがあります。そして、平屋建ての家は、このところ人気が高まっていて中古物件でも買い手が付きやすくなっています。Yさんが平屋の家を選んだのも、ご実家や職場のOBの方から、「子どもが成長して家を出ると、階段を上るのもおっくうだし、2階は使っていない」という、リアルな声を聞いたからでした。

高断熱・高気密を最優先、耐震性能も最高の「3」レベルに



南側には、天井のすぐ下から床までの高さがある大きな窓が。トリプル樹脂サッシでも「省エネ建材等級」で最高レベル、世界でもトップクラスの性能と言われるYKK APのAPW430シリーズを採用しています。
窓の外部に縁側を造ることや、窓の開けやすさから、Yさんが引き戸を希望。リビングワークさんから、気密性能が外開き並みの高レベルを誇る大開口スライディング窓を紹介され、採用を決めたそう。



<玄関ホールからドアを開けると、のびやかな空間が広がる。左側の造作フリーカウンター上にはエアコンが。暖房はこのエアコン1台で家を温める>

断熱・気密には相当なこだわりを持っていたYさん。「なるべく、我が家から無駄なエネルギーを出したくないんです。そのためには、室内の熱を逃したくない、つまり断熱性と気密性はしっかりとしたいと思いました」。



暖房は、リビングワークさんがよく採用するエアコン1台だけ。「去年の3月、まだ雪が残る時期にリビングワークさんのオープンハウスへ行ったんですよ。そうしたら室内は暖かいのに、『いま、エアコンは切ってあるんです』と言われまして」。"エアコン1台で済むって本当かな?"と思っていたというYさんですが、ほかにもリビングワークさんの家を見て回るうちに、いけると確信したそうです。



Yさん邸は、玄関を上がるとすぐトイレ(ホワイトのドア)と洗面台が並んだつくりになっています。玄関ドアには、逃げる熱を大幅に減少させる超高断熱タイプのYKK AP「イノベスト」を選びました。



機械給気・機械排気の第一種熱交換換気を採用しているから、空気は常にクリーン。丈夫な建物をというYさんの希望で、耐震等級は「3」の最高レベルに。建築基準法を満たす耐震性能「1」で想定される1.5倍の地震が起きても大丈夫という、消防署や警察署の建物並みのレベルです。
「耐震等級3だと、筋交いの関係でニッチ(飾り棚)が作れませんでしたが」と奥さま。その代わり、設計の三好さんが、キッチンカウンター周りの壁に飾り棚をデザインしてくれたそうです。

エアコン1台、空気もきれいで「おしゃれだね」と言われる家



南側の窓からは明るい光が差し込みますが、夕方や夜になれば、梁下にライティングレールを設置した可動型のライトが活躍。Yさま邸の照明は、天井高のある勾配天井への埋め込み式の照明は避けるといったメンテナンス性に配慮しつつ、デザイン性も兼ね備えたものになっています。



キッチンカウンターには奥さまセレクトの、鍋やフライパンが三つ置けてお料理がしやすいパナソニックトリプルIHを採用。背面収納だけでなく、奥にはL字型に2面の棚を造作した食品庫があるので収納に困りません。イエローに塗ったビタミンカラーも効いています。



LDKに続く、9畳ほどの洋室。天井の右奥には、開閉式でハシゴを収納してあります。このハシゴを登って、三角屋根の空きスペースを利用した小屋裏にたっぷりと物をしまえます。将来は子ども部屋にすることを考えて、壁で区切れるように二つの引き違い戸も設けました。



ベージュブラウンの壁が落ち着きを感じさせる寝室。調湿機能の付いたエコカラットのデザインパネルがアクセントになっています。「前に住んでいたのは団地でしたが、季節の変わり目にはヘンな咳が出ることもありました。いまはそれもないですし、空気が気持ち良く感じますね」と奥さま。



玄関を入るとすぐ見える、おしゃれな洗面台のコラベルタイルは、奥さまが楽しく選んだものです。「はじめから、住宅機能や使い勝手を犠牲にしてまで、おしゃれな家にするつもりはありませんでした」とYさん。「それでも、リビングワークさんのデザインや提案で、お客さんから『おしゃれだね』と言われるようなマイホームになりました」。うれしいですね、と顔をほころばせるおふたりです。

断熱性能を表すUA値0.24(HEAT20 G2クリア)
気密性能を表すC値0.7



記者の目

住宅性能を重視した会社はどんどん増えています。そのなかでもリビングワークさんを選んだ理由のひとつとして、Yさんは「自社の売り込みではなく、まず寒冷地での家づくりについて細かく教えてくれたこと」と話してくれました。暖かい家づくりについて知りたい人は、リビングワークさんの見学会などでプロの視点を聞いてみるのも勉強になりそうですね。

2018年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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