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【札幌】外断熱コンクリート住宅という選択肢『SBOXの家』


今や4人に1人が100歳近くまで生きる『人生100年時代』。しかし、住宅の寿命は木造で40年ほど、マンションでも60年ほどと言われており、「家が寿命を迎えた後は、どこで暮らせばいいのか」という問題にも直面します。

「サービス付き高齢者住宅や老健福祉施設などがあるじゃないか」と考える方もいるでしょうが、誰もが入所費用を払えるわけではありませんし、高齢者の増加にともなって定員に空きがなくなり、入所するのに何年も待たされることになるかもしれません。

それではどうしたらいいのでしょうか。理想を言えば、高齢になっても買い物や移動が楽な利便性の良いところに、100年以上持つ高耐久な家を建てるということになりますが、札幌市内では、立地条件が良い土地を確保することが難しいうえ価格も上がっています。一方、利便性の良い場所に建つ分譲マンションは、建物の老朽化とともに修繕積立金が上がるケースや、高齢化によって修繕積立金を負担できない住民が出てくるケースもあるなど、長く暮らすという点では不安もあります。

外断熱RC構造で躯体の耐用年数は200〜500年

これらの課題に対する提案として、都市企画開発室が企画・開発した住まいが『SBOX(エスボックス)の家』です。

『SBOXの家』は外断熱RC(鉄筋コンクリート)構造の3階建てで、アメリカやイギリスなどで一般的に流通している2戸連棟式のセミデタッチドハウス。コンクリートの躯体外側を100㎜厚の断熱材で覆う外断熱RC構造によって、暑さ・寒さや風雪、雨など外部の自然環境がコンクリートに及ぼす影響を軽減し、ひび割れや中性化による劣化を遅らせることができるので、躯体そのものは200〜500年の耐用年数を見込めます。コンクリートの蓄熱性を活かすことができるので、冬暖かく、夏涼しく、暖房負荷の削減にもつながるほか、室内側に断熱材や木・鉄骨の下地がないので、リフォームをやりやすいのも大きな魅力。



また、各戸の間口が4.5m、奥行が9mの3階建てなので、一般的な2階建て住宅であれば1戸しか建てられない敷地でも建設可能となり、札幌市内で立地条件の良い場所に残っている限られた敷地を有効に使えます。2つの住戸が左右対称で連結する形となるため、建物のバランスが良く、耐震性にも優れます。

立地良い木造建売住宅とほぼ同等の価格で

価格的にはコスト高になると思われる外断熱RC構造ですが、そこで2戸連棟式のセミデタッチドハウスとするメリットが生きてきます。2つの住戸が壁の一部を共有することにより、それぞれ単独のRC3階建て戸建住宅として建てる場合よりも2割程度のコストダウンが可能。さらに土地の取得も一般的な2階建て住宅に必要な広さの半分程度で済み、土地・建物は仲介が入らず、同社との直接契約になるため、土地・建物トータルの価格は立地条件の良い木造建売住宅とほぼ変わらないといいます。例えば両親が暮らす立地条件の良い古い家を2世帯住宅に建て替える時には、土地の半分を隣住戸の建て主に売却して建設費に充てるということも考えられそう。




現在、札幌市北区新川でオーナー募集を行っている6区画の分譲地では、2住戸を先行特別価格として2800万円/戸(消費税・設計監理・地質調査費込み)で提供。土地は640万円または680万円。各フロア約12坪で、参考プランは2階がLDK+水回り、3階が個室3部屋+納戸となっており、1階はスケルトンのまま引き渡して、オーナーがライフスタイルの変化に合わせて個室を増やしたり、親世帯のスペースとして2世帯住宅としたりするほか、賃貸や民泊、学習塾、飲食店、アトリエ、SOHOなどの使用も想定。孫の代まで3世代が住まいを受け継ぐことができ、ワンフロアを事務所や趣味のアトリエにする、賃貸や民泊に利用して収入を得る、カフェやサロンを開いて地域交流の場にするなど、住まいをさまざまな用途に活用できます。



都市企画開発室社長の塚原さんは、「人生100 年時代に入り、住宅やマンションの寿命は人の寿命に追いつかなくなっています。また、高齢者の増加にともない老健施設等への入居も難しくなり、有料老人ホーム等の入居費用を負担できない人がいることも考えると、丈夫で長持ちし、資産価値の高い住宅が必要と考え、『SBOX の家』を企画・開発しました。各フロアを多用途に使える『SBOX の家』を普及させることで、これまで“ 住むだけ” だった地域を“ 住んで働ける” 地域とし、持続可能な住宅地の実現も目指したい」と、今後の展望を語っています。

2019年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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