帯広市の中心部に近い住宅街に建つO邸にはご夫婦と3人のお子さんが暮らしています。家の中心は家族や友人とのコミュニケーションの場として設計された「中庭」。ガレージ・エクステリアも含め、帯広市のクリプトン(竹市真巳社長)によって設計・施工された美しい一棟をご紹介します。
O邸の家づくり
・間取り・インテリア・エクステリアをトータルデザイン
・子どもも大人も楽しめる、家の延長としての中庭
・契約の決め手は「デザインをゆだねられる安心感」
ポーチ、LDKは奥へと誘われるような空間構成
外壁はガルバリウムと塗り壁、木材に石調タイルで重厚感を加えたデザインです。
多様な質感と奥行きを感じさせるポーチ(写真左)に期待が高まります。明るい玄関ホール(写真右)からはシンボルツリーの楓の姿も。
LDKはデッキと中庭を囲むようにL字型になっています。
部屋の入口にダイニング・キッチンを配置し、奥に向かって空間が開けていくデザインは奥様のお気に入り。
「キッチンに立つ機会が多いので、視界が中庭まで開け、開放感が感じられる造りになっているのは嬉しいですね」
LDK内には小上がりを設けました。現在は主にキッズスペースとなっていますが、上部にはスクリーンを取り付け、必要な時にはゲストルームとしても使えるようになっています。
キッチンは、手元を隠す立ち上がりを付けるか迷った末にアイランド型を選択しました。「乱雑になりやすいワークトップを隠してくれる立ち上がりは便利ですが、利便性や実用性ばかりを求めるとどこか窮屈さを感じさせる家になってしまうことも。ここは空間の広がりを取りませんかと提案しました」と設計を担当した竹市社長。Oさんも「今はこのオープンな空間の気持ちよさを堪能しています。ワークトップが広いためお皿やお盆を置きながら作業することも可能で、食事の仕度もしやすいんですよ」と満足の仕上がりとなりました。
ランチに焼肉、球技…もうひとつの家の中心「中庭」
家づくりにあたって一番叶えたかったのが、家族や友人と楽しめる中庭でした。
デッキとテラスを組み合わせたスペースはリビング・ダイニングの延長のようにも使える空間です。「天気の良い日には、テーブルと椅子を外に出して朝食やランチを楽しんだり、友人・知人を招いて焼肉を楽しんだりしています。子どもも大人もリラックスできるスペースです」
人工芝部分はスポーツも十分に楽しめる広さ。「LDKのどこにいても見守れるのが嬉しいですね。道路に出なくても遊べるという意味でも安心できます」
中庭・ガレージ周りは「外からの目線を遮りながらも、閉ざされた印象ではなく”抜け感”を感じられるように」(竹市社長)デザインされています。枕木やタイルを組み合わせるというご主人の案を取り入れ、洗練された雰囲気に仕上げました。
機能性と美しさを両立させた室内
洗面所(写真左)は家全体の雰囲気に合わせ造作で作製しました。洗面台はタカラのアクリル人造大理石ハイバックカウンターを選択。水栓周りに水が溜まらないデザインで掃除のしやすさは抜群です。天井は一部吹き抜けになっており(写真右)、自然光が心地よい空間になっています。
(写真左)浴室には海外の住宅で見られるオーバーヘッドシャワーを付けました。全身が一度に温まり、洗浄も手早く済むというご主人のお気に入りです。
(写真右)造作の本棚が並ぶコミック部屋。宙に浮いたようなデザインは見た目の美しさだけでなく掃除のしやすさも兼ね備えています。
こちらはご主人の寝室兼書斎です。音が気にならないよう、「LDKからは廊下を隔てた場所に」とリクエストしました。
仕事関係の本が並ぶ書斎。グレーのクロスで落ち着いた空間に仕上げました。
家族で過ごす時間を増やした”デザイン力”
家づくりについてのお話を伺いました。
住宅会社選びについて。
最初は新聞に載っているオープンハウスなど、特に条件を絞らず手当たり次第に見学していました。クリプトンとの出会いは、たまたま実家に遊びに行った時に近所に出ていたオープンハウス。デザインが素敵で、見学の最中から気分が高揚していくのが分かりました。
決め手はデザインの美しさだったのですね。
担当の方のセンスを信頼してゆだねられるというのは大きなポイントでしたね。竹市さんはこちらの要望や好みを聞いてくれるだけでなく、空間の心地よさや私達に最適なデザインを考えて様々な提案をしてくれました。掃除のしやすさなど機能面ばかり求めがちな私達の案に竹市さんのセンスが加わることで、どの部屋も機能的なだけではなくゆとりの感じられる空間に仕上がったように思います。
外構も都会的な意匠で素敵です。
一般的に家と庭とは別の会社が手掛けることも多いようですが、クリプトンでは同じコンセプトに基づいてデザイン・施工してもらえたのが良かったです。打ち合わせでは図面を描いたものを渡してこちらのイメージを伝えました。中庭は道路からの視線が気にならず、同時に開放感も感じられる家族全員のお気に入りの場所になっています。
住み心地はいかがですか?
真夏も真冬も快適ですし、休日を一日中家で過ごしていても楽しいと感じられる家になりました。子どもたちが中庭とリビングの間を出たり入ったりしている姿を、キッチンやダイニングから見守る時間は至福のひとときですね。家族で過ごす時間が飛躍的に増えたのはこの家のおかげ。想像以上の家になったと思います。
建築概要
1階床面積 | 143.05平方メートル(43坪) |
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2階床面積 | 45.43平方メートル(13.7坪) |
延床面積 | 158.66平方メートル(48坪) |
構造・工法 | 木造(枠組壁工法) |
断熱(壁) | 高性能グラスウール 16k 140mm+付 |
加断熱 | ウレタンボード30mm |
断熱(天井) | ロックウール吹込断熱65K 295mm |
断熱(基礎) | 押出法ポリエチレンフォーム2種 25mm |
断熱(窓) | )LOW-Eペアガラス(北窓トリプルガラス) |
換気 | 第3種換気システム |
暖房 | 床暖房、パネルヒーター |
写真 Commercial Photo / Movie SWITCH
2024年12月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。