日本の戸建て住宅向けに多くの屋根材や外壁材を供給しているKMEW(ケイミュ―)社が、「〇〇風」というフェイクではなく「素材の価値」を見つめ直し、開発したのがSOLIDO(ソリド)です。SOLIDOはセメント本来の素材感を追求し、着色塗装しないsolid(ソリッド)な素材を目指して誕生した商品で、イタリア語訳のSOLIDOが商品名になっています。
SOLIDOはカラー調整にコーヒー豆かすを使ったり、原料に石炭灰を使うなど、持続可能な素材であることにもこだわっており、世界中でこのコンセプトが受け入れられ、国境を越えて採用されるようになっています。
素材感そのままに、さまざまな表情が楽しめるSOLIDO。今回は、今、熱い注目を集めるソリドをマイホームに採用した実例をご紹介します!
ソリドを採り入たオリジナリティあるインテリア 札幌市S邸/S・建築製作所
キッチンの側面にはセメントの風合いを生かしたKMEW社の建材ソリド(SOLIDO)を使っています。原料にリサイクル材を多く使用したソリドは、持続可能な建材として注目を集めています。
テレビの背面にもソリドが使われています。見学会でソリドを使った空間づくりを目にした奥さまが、センスの良さを感じ、柴嵜社長に採り入れてもらったそう。毎日眺めていても飽きることがないほど気に入っています。
テレビ背面のソリドとナラの突板を組み合わせたデザインは、ユニークでオリジナリティを感じます。床材も薄く着色したナラを使うなど、上質な無垢材とグレーのソリドの組み合わせがこの家のインテリアのベースに。モダンで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
高性能で暖かい!素材の風合いを生かしたデザイン住宅 札幌市/S・建築製作所
テレビボードの背面に使用 帯広市K邸/クリプトン
LDKは間接照明を効果的に使い、陰影のある空間になっています。「中川さんには、照明や造作家具の制作など、グッと雰囲気がよくなる提案をたくさんしてもらいました」(ご主人)。テレビ回りの収納は造作で、ご主人が描いたラフイラストから図面を引いて作りました。テレビボードの背景にはソリドという内装ボードを使用。ここも外観に合わせて黒とグレー、木を組み合わせてデザインしました。
おうち時間も充実!トレーニングルームのある家/帯広市K邸 クリプトン
SOLIDO(ソリド)をアクセントウォールに使用 札幌市S邸/キクザワ
Sさんは、家で過ごす時間が長い奥さまの希望を何よりも優先したいと考えたそうです。
ただし、LDKの天井をレッドシダーの羽目板にすること、テレビ背面をコンクリート内装材SOLIDO(ソリド)でアクセントウォールにすることは希望しました。
モールテックス・デコリエなどコンクリート風・モルタル風の仕上げ5選
リビングのアクセント壁に採用 旭川市O邸/アイダホーム
Oさんは周りに干渉されない、寛ぎとおこもり感のある設計を希望。吹き抜けのリビングは窓を高く配置することで、落ち着いた空間になっています。アクセント壁に使っているのはグレーの外壁材。岡田社長の提案で、セメント風の風合いが魅力のSOLIDOを採用しました。
200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム
玄関のホール壁に採用 音更町M邸/Cryptn(クリプトン)
「デザインセンスに惹かれて」と株式会社クリプトン(帯広市)を選んだMさんご夫妻は、音更で続く農家の5代目。
玄関は家族用(奥)と来客用(手前)に分けて作りました。玄関ホール壁に使用したのはケイミュー社のSOLIDO。石のような風合いのあるセメント素材です。
37帖LDKでゆったり暮らすモダンスタイルの家/音更町Mさん
1階は羽目板貼り、2階はSOLIDOを使用した片流れ屋根の外観 江別市S邸/北渡建設
1階は羽目板貼り、2階はコンクリートのような質感のシングルスレート(KMEW社のSOLIDO)に片流れ屋根の外観。夏場の日射対策として庇を出した2階南面を斜め壁にして、屋根と一体化させた特徴的なフォルムは、工事中から道行く人の注目を集めていました。
「高級感のあるカッコイイ家にしたかった」というSさんのこだわりを反映した勾配天井のリビング。
通路沿いの壁には、2階部分の外装にも使われているシングルスレート(SOLIDO)を貼り、間接照明をプラン。ラグジュアリーな空間に仕上がりました。
傾斜外壁に斜め屋根・往来の目を引く小さな邸宅 江別市S邸/北渡建設
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