Column いえズーム コラム

「小樽」の家づくり6選


小樽といえば運河、歴史的建造物、ガラス工芸、マリンレジャー、グルメなどがあり、また札幌からも約50キロと近いため、観光エリアのイメージが強いと思います。その一方で、海や山の近くで暮らしたい、札幌に比べれば地価が安いなどの点も踏まえ、住むエリアとして検討される方も少なくありません。そこで今回は、iezoomで取材させていただいた小樽での家づくり事例をご紹介します。

「和紙内装」や「2階リビング」「パッシブ換気」の家づくり 小樽市K邸/江田建設



高断熱高気密とパッシブ換気に対する熱い思いで多くのファンを有する小樽の株式会社江田建設。今回は江田清三会長が設計施工を担当した、小樽のK邸にお邪魔しました。

25年前に自宅を新築したKさんファミリー。子育ても終わり、大きな家は必要ないということで、約32坪のコンパクトな家を建設しました。なお、小樽では住宅と住宅の間に塀を設けるケースが少なく、大雪が降れば、近隣の敷地に雪が流れてしまう懸念もあります。K邸は約60坪の敷地に、建築面積は約16坪(延床面積は約32坪)と、堆雪(たいせつ)できる空間をたっぷり確保することで、除雪時に雪山に雪を一生懸命跳ね上げる負担も減らしました。

Kさん 小樽の住宅会社に、何社か相談したのですが断熱・換気などについてきちんと説明してくれる住宅会社は江田建設さんだけでした。江田さんはホームページで断熱や換気のことをしっかり書いていて、ご本人も丁寧に説明してくれた。もしこちらに言いたいことが生じたとしても、遠慮せずに言えるかなという思いもありました。完成した住まいは、私の要望を踏まえ「間仕切っているようで間仕切ってない、つながってないようでつながっている」家になってとても満足しています。

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コンパクトで使いやすい、自然素材の温もりあふれる家 小樽市T邸/丸三ホクシン建設



小樽市にあるTさん夫妻の家は2022年秋に竣工しました。JR函館線の駅にも歩いて通いやすい住宅街の一角、奥には静かな林が広がる場所にTさん夫妻の家は建っています。

ご夫妻がホクシン建設を選んだ理由は、断熱性能の高さと自然素材を使った家づくりにあります。

Tさん 結婚してすぐに土地と住宅会社を並行して探し始めました。お互いの職場にアクセスしやすい地域に狙いを定め、インターネットだけでなく、2人で歩き回っては空いている土地がないか探しました。

家づくりの本やYouTubeで勉強していくうちに、高気密・高断熱の家がランニングコストが削減できるとわかってきました。そこで断熱に強い会社をネットで探しては、モデルハウスや現場見学会に足を運びました。

ホクシン建設さんはモデルハウスの扉を開けた瞬間、「ここだな」と思いました。木の風合いや、素朴だけれど造り込まれた感じがとてもよかったです。
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「室温19℃で湿度40%以上」で省エネと快適を両立 小樽市/江田建設



取材班が、小樽市のS邸を訪ねたのは2月の厳冬期。「共働きなので不在時は暖房を切り、在宅時も、省エネに配慮して室温19℃前後で過ごしています。室温が19℃というのは寒いと思われるかもしれませんが、慣れたので寒いとは思わないです」とSさん。電気・ガス・灯油などの光熱費が高騰を続ける中で、S邸の1カ月のガス料金は、暖房・給湯で1万9,000円という安さでした。

北海道では、1月の冷え切った外気に含まれる水蒸気の量は、夏場のおよそ2割程度しかありません。カラカラに乾いた空気を換気のために室内に取り込み、さらに暖房すると、室内の湿度は20%以下になってしまうことも…。そのため多くの住宅では加湿器や洗濯物、観葉植物などで湿度を上げる努力をしています。ところがS邸の温湿度計を見ると湿度は42%を指しています。実はこれはパッシブ換気のデマンドコントロールという仕組みが作用しています。人が少なく、空気があまり汚れないタイミングで換気量を自動的に減らすという機能。この結果S邸では室内の換気は確保しつつ、室内の過乾燥も防ぐことに成功しているのです。
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ガルバリウムと道南杉でシャープな外観~木の香りと家族の笑顔が溢れる小樽の家/丸三ホクシン建設



小樽市内の小高い丘の上に、そのおうちはありました。外壁はブラックのガルバリウムと、道南杉の板張りの組み合わせ。ナチュラルな風合いを感じる住宅が多い丸三ホクシン建設ですが、C邸は施主の要望も加わって、シャープな印象が強い外観デザインになりました。外壁全体を板張りする仕様も魅力的でしたが、年数が経過したときに、施主自ら板張り部分を塗装するメンテナンスができるように、手の届く範囲だけを板張りにしました。
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パッシブ換気&高断熱高気密の良さを実感 小樽・N邸/江田建設



小樽市のNさんご夫妻は、家の寒さと結露に悩まされる中で住宅の断熱・気密、そしてパッシブ換気システムの家を建てたいと考え、住宅会社を探し、最後にパッシブシステム研究会の副理事長でもある江田建設にたどり着きました。この外観写真で一番の注目は、屋根の一番高いところに設置されている排気筒です。

パッシブ換気システムは「暖められた空気は上昇する」という性質を活かし、床下から、地熱と暖房で温めた空気を各部屋に供給し、家全体にフレッシュで暖かい空気を循環させてから、最終的に屋根にある排気筒から排出します。

機械を使わずに換気を行う、換気と暖房を同時に行うという北海道の産学官連携で開発されたシステムです。
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海の街・小樽に似合う白壁の3階建て住宅/晃和住宅



「無印良品の家のような、シンプルでナチュラルな家に憧れていました」とSさんご夫妻。ご主人は小樽で船舶関係の製作や修理・整備を行う鉄工所の二代目。奥さまは保育士のお仕事をしています。

小波のような凹凸が付いたガルバリウム鋼板を外壁に使用したSさん邸は、ビルドインガレージが付いた3階建て。2階がリビングを主体としたメインフロアで、8畳ある広めのテラスでは朝食にサンドイッチを食べたり、お風呂上りにご主人がビールを飲んだりと、普段使いの快適なスペースになっています。
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モノづくりの熱意に共感して完成した性能重視の家 小樽市/江田建設



以前住んでいた住宅でのさまざまなトラブルに悩んでいた時に、インターネットで見つけたのが地元・小樽の江田建設でした。断熱や気密、換気など、住宅性能の詳しい話に興味を持ち、会社を訪ねたことが江田社長との最初の出会いになりました。
江田社長は、高気密の大切さやパッシブ換気の仕組み、重要性など、快適な住まいに必要な住宅性能について熱く語ってくれたそうです。

小樽で50年ほど続く鉄工所の3代目であるご主人は、住宅建築と真摯に向き合う江田社長の姿勢に、ものづくりを仕事とする者同士、共感するものが多かったと振り返ります。Kさんはリフォームの相談を進めながらも、「今後20年、30年と住み続ける暮らしを考えれば、リフォーム資金をもとに家を新築する方がよいのでは?」と、次第に考えが変化したといいます。

「しっかりとした住宅性能と換気システムを構築するなら、中古住宅をリフォームするより、新築の方が確実です」という江田社長の意見も後押しとなり、家を新築することに決めました。
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ローコストの救世主と創った自分カラーのカフェ 小樽市/白田建築事務所



小樽中心部から道道956号沿いの峠道に入っていくと、やがて右側に明るい木造の建物が見えます。こちらが今回取材させていただく「Caffe えれめんと」。

ドライブでは、お目当てのお店が見つからず通り過ぎてしまうこともありますが、そんな心配は御無用。パッと目立ちながら、それでいて個性的過ぎない。片流れの赤い屋根、ブラウン壁、そして店名が入ったオレンジの玄関と、誰でも優しく迎えてくれそうな魅力を感じるお店です。
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快適な老後生活を叶える建て替え住宅 小樽市/江田建設



「老後は快適な生活を送りたい」――。Eさん夫婦は建て替えを決意し、小樽市の工務店・江田建設に依頼しました。
建て替え後のE邸は、無落雪屋根(フラットルーフ)になり、カーポートも設置されました。外壁はホワイトのサイディングを基調に、玄関回りには道産カラマツ材を使用。木目がアクセントのスタイリッシュな外観になりました。
記事はこちら 山麓の景色を楽しむ建て替え住宅 小樽市E邸/江田建設

住み替えで叶えた海と山に囲まれた丘の上の暮らし 小樽市A邸/あったかハウス河合建築事務所



小高い丘にびっしりと家々が建ち並ぶ小樽の町。今回ご紹介するお宅は、坂を上った一番上にある山際の敷地に建っています。ここは眼下に小樽湾が広がる好ロケーションです。数年前まで、札幌市内の円山エリアでマンション暮らしをしていたAさん夫婦。内外装リフォームをして販売されていた中古住宅を購入し、あったかハウス河合建築事務所(札幌市手稲区)で断熱改修をしました。

LDKは見晴らしの良い2階にあり、大きな開口部からは天狗山を望めます。

Aさん 河合さんの断熱リフォームのおかげで、冬も快適に過ごすことができました。数十年ぶりの冬の雪かきには苦労しましたが、この環境の良さを思えば大した苦労ではないと感じます。札幌の職場には高速バスで通っていて、不便を感じたことはありません。今の暮らしがとても気に入っています。
記事はこちら 住み替えで叶えた海と山に囲まれた丘の上の暮らし 小樽市/Aさん

2022年12月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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