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暮らしに馴染む「スローハウス」

奥村晃司建築計画室の奥村さんは、家具やインテリア、店舗設計などいわばデザイン志向のスキル、経験も持ちながらも「住宅」の暮らし心地や、オーナーのニーズ、基本性能を大切にできる小樽在住の建築家。札幌圏で自分らしい納得の家を建てたい方、「スローハウス」に興味のある方におススメです。

なぜ小樽で建築家を始めた?

okumura01_img01.jpg 奥村 住宅設計の仕事に関しては小樽市内よりもむしろ札幌市内の仕事の方が多く、札幌圏全域で仕事をしています。  生まれも育ちも小樽で、高校を卒業しバイクで国内を旅しました。その時、全国各地に似たような街並みが少なからずある一方で、故郷・小樽の魅力を逆に感じ、それがきっかけで小樽への愛着が深まったことが理由でしょうか。  設計の仕事を志したきっかけは、小学校2年生のころ、映画館で「タワーリングインフェルノ」を見て、ポールマッカートニー演じる設計士の姿に憧れを抱き、小学校の卒業アルバムに設計士と書いた時から決心していたのかもしれません(笑)。一時期、目標を失い、今でいうフリーターのようにいろいろな職種のアルバイトをしていた時期もありましたが。それでもものを作るのが好きだったので、デザインの専門学校に通い始め、その後店舗設計の事務所に入りました。それが設計に関わるきっかけでした。 <写真:奥村晃司氏>  

住宅設計への経緯は?

okumura01_img02.jpg 奥村 当時は主に喫茶店やバー、百貨店のテナントなどの店舗設計を手書きで作成、徹夜仕事も珍しくありませんでした。店舗の内装リニューアルは、お店を休業しなければなりませんから工事管理も30分単位で電気、内装、設備など様々な職種のベテラン技能者さんを私が手配するのです。携帯電話もない時代、20代の私にとっては店舗設計のノウハウや工事管理、人間関係の作り方を学び、鍛えられるには十分すぎる環境でした。   その後家具メーカーに転職。椅子やテーブルをはじめ、ホテルの客室や店舗の造り付け家具などのプランニングがメインの仕事でしたが、その頃から設計の基本となる人の生活空間の設計へと関心が広がっていきました。  その後、丸太の原木を使った建築会社で住宅や別荘などをメインに専任設計者としてしばらく従事しておりました。 okumura01_img03.jpg その後札幌の一級建築士事務所フーム空間計画工房、宮島豊さんの住宅設計に魅力を感じていた私は、彼に仕事を手伝いたいと申し出たのです。彼の住宅設計は「建築家の"これみよがし"ではないさりげなさを持ちつつも、豊かな生活がイメージできる」そんな印象を持っておりました。私は店舗設計を多く手掛けてきましたので目を引くデザインや主張する設計をすることは出来ますが、店舗と住宅では求められる耐用年数は違いますし、何より住宅は毎日の生活の場としての良さが最も大事だと思っていました。宮島豊さんの下で住宅の断熱や基本構造といった住宅性能のバランスを学びました。そして住宅の細部に至るまでの細かい気配り、漠然と家を眺めていたのでは気づかないような部分にまで、優れた建築家は徹底して気を遣っているのだということ身をもって学んだのです。 <写真2点:施工事例>  

奥村さんの住宅設計スタイルは

okumura01_img04.jpg 奥村 こうした職業経験が積み重なって、今はお客様との打ち合わせに始まり、プランニング、大工さんなどとの信頼関係づくり、コスト管理やメンテナンスに至るまですべてが私のスタイルになりました。  現場で技能者さんと切磋琢磨したり、お客様と現場を見て、図面では分からなかったことが見えてくれば改善したりといった「常にベストな選択をする」仕事の仕方が身に付きました。お客様は工事現場に行くとプランではピンとこなかった新たなイメージがわいてくるものです。お客様、工務店、そして私の3者が対等な立場でみんなで作り上げ、そして完成後もずっとコミュニケーションできる家づくりが私の理想です。  私は頻繁に現場に行く建築士ですが、とはいえ常に現場にいるわけではありません。施工能力や完成後のメンテナンスなどを担うのが工務店ですから、良い工務店選びは良い家づくりには欠かせない重要な要素だと思っております。あとはできるだけ既製品に頼りたくない、とも考えております。大手のハウスメーカーさんの住宅とはまるで違う家になります。キッチンも家具も間取りもすべてお客様の要望をお聞きし、今までの生活で活かしたいことや、変えていきたいことなどを話し合い、その中から一番ベストだと思う方向へと練り上げていきます。  奥村晃司建築計画室のホームページで施工事例を見たり、我が家を見て、そのデザインを気に入ってくれる方が一番多く、住宅の基本性能や住環境に関心がある人もかなり多いようです。オーダーのキッチンや建具などを作ったり、手間を惜しまず打ち合わせをします。 コストダウンについても様々なアイデアがあります。  デザインはもとより、住宅の基本性能はとても大切です。同時に耐久性が極めて高い住宅を作っても見た目のデザインや住み心地が良くなければ解体されてしまうかもしれません。いつまでも居住者の方に愛着を感じてもらえる家を目指しています。 <写真:自宅兼事務所の外観>  

記者の一言

 キッチンやインテリア、家具、外観のデザイン、予算に至るまで希望のイメージを伝えて実現させたい、なおかつ一定以上の住宅品質を確保できる納得の家、愛着を感じる家を札幌圏で建てたいなら、奥村さんの自宅を訪問することをお勧めしたい。

2009年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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