Story 取材記事

「家賃」より安い!予算厳守の家づくり~小樽・Aさん/リーベンホーム

きっかけはクレーム?

「リーベンホームの野村社長との出会いはクレームからでした」。
そんな思いがけない一言からマイホームのストーリーを話してくれたのは、小樽で2015年に家を建てたA邸の奥様です。



事の発端は、夫婦で借りて、暮らしていた戸建て賃貸住宅。冬に脱衣所の電球を伝わって水が流れてきたのです。トイレからも同じように水が流れてきて、これは大変だと思い、大家に相談したところ「借主が費用負担して直すべきだ」と主張されてしまいました。

すが漏れの修理・補修は当然、家主が負担すべきと主張するAさんとは話が平行線。解決できず、補修もできない状況になってしまいました。

そんな時に、大家の知り合いだったリーベンホームの野村社長が、家の状況をチェックしに来ることになりました。Aさん夫妻は、野村社長は、大家側の関係者だから、自分たちには不利な話をするに違いない、と思い警戒しました。

ところが野村社長は、すが漏れの状況を詳しく点検した上で、冷静に大家の負担で直すべきと大家を説得。適切に補修工事を行い、結果的にAさんの経済的負担も一切ない解決を実現してくれたのです。

予算内でマイホームを建てたい!

そんなトラブルを経験した奥様。これまでは夫婦どちらも持ち家願望が全く無かったのですが、遺恨のあるこの家を借り続けるのはイヤだ!でもこの地域はロケーションも良く愛着もあるので住み続けたい、という思いからマイホームを建てることを思いつきます。



そこで知人のつてを頼って、ある工務店に注文住宅の見積もりを依頼しました。Aさんが重視したのは、マイホームの建設費を抑えるという発想でした。奥様は勤務先が不動産業で、土地や建物の相場や価値に仕事柄詳しく、土地や戸建て住宅は自分が住むという意味では役に立つけれど、大金を掛けてマイホームを建てても、家は借金を生むだけで、収入を生み出すことはない。夢と憧れだけで、暮らしが苦しくなるほどの住宅ローンを背負うのは人生の選択としては良くないと考えたのです。

住宅ローンは奥様の収入だけで組む決意

ご夫婦は共働きで、ご主人は農業関係のお仕事をしており、奥様より収入も高い。でも奥様は奥様だけの収入で住宅ローンを組もうと考えました。ご主人も、当初、奥様だけで住宅ローンを組むという考えを聞いた時には驚いたそうです。
「夫婦の収入を合算するとローンを組める額がずいぶん上がってしまう。しかしそれで喜んでいてはダメ。大切なことは無理なく住宅ローンを完済することです。戸建て賃貸住宅の家賃よりも安い住宅ローンの月の支払い額になるように予算を制限したかったのです」と話してくれました。

しかし、最初に相談した工務店の見積もりは、予算額を数百万円も上回る額でした。大手ハウスメーカーにも相談しましたが、そこでもその予算内で建てるのは難しく、夫婦の収入を合算して予算額のアップを勧められました。


リーベンホームの野村社長


そんな、なかなか希望が叶わない状況の中で最後に相談したのがリーベンホームの野村社長でした。借りていた家のすが漏れのトラブルをしっかり解決してくれた野村社長の姿に、信頼感を深めていたご主人は、野村社長に、工務店から出された見積もりが予算オーバーだったことを率直に相談しました。

すると野村社長は、ご夫婦の予算や要望を詳しく聞き、予算内に収まる、しかも当初ご夫婦が考えていた平屋ではなく2階建てでも予算内に収まるプランと見積もりを提出、住宅性能や機能性、デザインなどにも妥協のない提案だったため、ご夫婦は迷わずリーベンホームに家づくりを託すことに決めました。

ご主人が休日を増やしたくなる家

早速、Aさんのマイホームを写真で見ていきましょう。



まず外観です。家づくりの打ち合わせでは、リーベンホームの施工実例や工事現場なども見学し、ニュータウンなども車で見てまわりました。そこでAさんがひと目で気に入ったのが、実際にマイホームで採用したこのサイディングでした。



リビングはダイニングと空間を明確に分け、料理や食事をするキッチンやダイニングとは違う雰囲気、落ち着きのある空間を目指しました。リビングのクロスも3面は白ですが、テレビのある1面はモダンなデザインのものでアクセントを付けました。液晶テレビは壁掛け対応にして、テレビ下の収納は、大工さんと現場で打ち合わせながら高さや使いやすい奥行き、デザインなどを決めた造作です。

奥様は「吉原さんという気さくで親身になって説明してくれる大工さんとの打ち合わせも楽しくて良い思い出です。テレビ下の収納に入れるものは何か聞いてくれて、それにあったサイズを考えてくれたり。ベテランですが身軽に足場を駆け上ったり、凄い大工さんでした」と振り返ります。



こうして考えぬいたリビング・・・。マイホーム完成前は、農場が忙しく休日がほとんど無い日々を送っていたご主人が、新居に移ってからは、月に数回、仕事休みの日を作るようになって、リビングでくつろいだり、庭で野菜を植えたりするようになったそうです。

「もちろんマイホームができて快適とか光熱費が安いとかいろんな良さがあったのですが、もしかすると働き詰めだった主人が休みをとって家で寛ぐようになったことが家を建てて良かった点の1位かもしれません」と話してくれました。



キッチンです。ご夫婦と野村社長でメーカーのショールームを数軒回り、TOTOのキッチンを選びました。キッチン選びに際しても、予算をしっかり守るという条件を大事にしつつ、野村社長は予算内でありつつも良い製品をオススメする、奥様は、高額商品に目移りせず、選択肢の中で最大限希望に添った商品を選ぶというルールを決めて選んでいきました。



予想外だったのは、元ホテル総支配人経験もあるご主人が、キッチンの蛇口や、玄関の電子錠など、一部の商品に目を輝かせて採用を望んだことでした。



奥様は「予算オーバーはダメとはいえ、私が夫に相談して始まった家づくりでしたので、夫が家作りに興味を持ってくれたのが嬉しくて、夫の案もいくつか採用しながら家作りができました」と言います。



2階は寝室などがあります。高台にあるため小樽の海が見渡せるロケーションで、反対側には天狗山の自然豊かな森もあります。収納やクロスの柄など何度も打ち合わせを重ね、満足のいくプランを作り込んでいきました。

マイホームに引っ越してから約1年。風雪が強い地域ですが、家の中にいると、たとえ外が猛吹雪でも風の音は一切聞こえず、寒さも全く感じません。玄関ドアを開ける時、ドアが重いということはありますが、それだけ住宅の気密性能が高いんだとむしろ感心したと言います。



完成後に気になった点はほとんどありませんが唯一手直ししてもらったのが2階のスイッチでした。実際に暮らしてみると、どこのスイッチで消灯・点灯できると良いか、プラン計画中にはわからなかった点も見えてきます。そういう時も電話1本で相談し、スイッチの変更工事をしてもらえるので安心です。また、戸建て賃貸住宅に暮らしていた時の家賃より、新築戸建てマイホームの現在の住宅ローンの月額の方が安い、というのが家計にも優しい結果になりました。

奥様は「クレーム対応や家の見積もり、私たちとの打ち合わせなど、一つひとつのことにすべて丁寧に、誠実に対応してくれました。予算上限を決めて始めた家づくりでしたので、野村社長と出会っていなければまだ家が建っていなかったのではないかと思います。親身になって説明し一緒に考えてくれるので一歩一歩前に進めたのです」と話してくれました。



家を建てるなら、設計施工力・提案力など「真の実力」を有する住宅会社を選びませんか?iezoom(いえズーム・イエズーム)は(株)北海道住宅新聞社が、日頃の住宅業界への取材を元に、優れたハウスメーカー・工務店を紹介するサイトです。


2018年11月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。