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停電時にも電気が使える防災型住宅(ZEH).函館市石川町にモデルハウス公開

e-housing(イーハウジング)函館は、2016年4月29日のゴールデンウィーク初日、函館市石川町にZEH(ネットゼロエネルギーハウス・ゼッチ)のモデルハウス展示場をグランドオープンしました。4月29日~5月1日には、北海道、函館市、北斗市、渡島総合振興局の後援も得て「ゼロエネライフ体感フェア」を開催。


(モデルハウス・渋谷建設)


イーハウジング函館は、地域に合った高性能な住宅を適正価格で提供しようと、2003年に道南の地域工務店や関連業者が結成したグループ。ノウハウ・情報の共有化を行い、地域工務店の魅力を共同でPRするなど、16社が活動しています。これまで、追分サスティナブルビレッジ(北斗市)や美原エコタウン(函館市)など、合同住宅展示場の運営で注目を集めています。


(フェア初日の様子)


同グループは、政府が誘導する住宅政策・地域型住宅グリーン化事業で「防災型住宅」を掲げ、災害に強い住宅造りを行ってきました。石川ニュータウン展示場はこの考えを進め、さらに政府がZEH普及の施策を掲げたことから、エネルギー自立とCO2排出量を減らす全棟ZEHのモデル展示場として企画しました。
ZEHとは、住まいで使う暖冷房・給湯・調理・照明などのエネルギーをすべて太陽光発電でまかなう住宅をいいます。冬の暖房資料量が多い北海道では、高断熱化によって暖房の省エネ化を進めることが必要になることから、今回のモデルハウスは断熱性能(UA値)を国の省エネルギー基準をはるかに上回るUA値0.3W以下と取り決めました。

太陽光発電で充電.電気自動車の電気をもらうこともできる



また、地震などの災害時に地域の避難拠点となれるように、地震に対する強さも法基準を大きく上回る耐震等級2以上とし、太陽光発電の電気を電気自動車に充電したり、逆に停電時には電気自動車に搭載されている蓄電池から住宅に電気を送ったりできる最先端設備・V2H(ヴイツーエッチ)を装備。太陽光発電パネルから電気自動車へ充電しながら、同時に家庭内へ電力を供給することもできます。三菱電機のV2Hシステムが導入されています。

年収400万円台から購入可能



太陽光発電の売電収入による住宅ローンの支払い低減だけでなく、災害時に電気自動車が蓄電池として機能し、自動車の維持費も低減でき、年収400万円台の家庭でも災害に強い高性能住宅が無理なく買える提案をしています。
土地、建物、諸経費を合わせた価格はおおよそ3000~3200万円程度。太陽光発電の売電額や同グループが獲得した補助金160万円/戸などを考慮すると、月々のローン支払い額は頭金10%として実質5~6万円で済むそう。函館市内のファミリー向け賃貸アパートは、駐車場込み家賃が6万円台が多く、「年収400万円台の家庭でも、アパート並みの無理ない支払いで、より広くて快適な一戸建てに住める」とアピールしています。

2016年5月5日号「北海道住宅新聞」掲載記事をもとに編集しています。
2019年4月にはモデルハウス販売会が予定されています。

2019年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。