
ニセコ地区は羊蹄山の麓にあり、自然豊かで地元民から観光客まで多くの人で賑わう近年注目のエリアです。ニセコの大自然に惚れ込んだ移住者も増えていて、札幌の一部住宅会社も対応しています。
今回は、これまでにiezoom編集部が取材してきたニセコ町の新築一戸建て住宅の実例を紹介します。
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羊蹄山を望むピクチャーウィンドウの家/ヨシケン一級建築士事務所

羊蹄山を目前に望む自然豊かな集落に、Mさんのお宅はあります。東京で暮らしていた時分から、来道しては訪れていたというニセコ町が気に入って移住を決意。ドライブの途中、偶然この土地に出合い、家づくりの拠点を得ました。
Mさん「この集落には10数件の家がありますが、そのほとんどが移住組なんです。皆さん親切で温かい方たちばかりで、畑仕事をしていて分からないことがあっても気軽に聞ける間柄。助け合いの精神で、お互いに支えあっています。景色の良さはもちろん、コミュニティーにも恵まれたこの場所に出合えて、本当にラッキーでした」。
ニセコ移住。ネコと自然の中で暮らすロフト付き平屋 /アウラ建築設計事務所

オーナーのYさんは、息子さん、猫たちと暮らしています。ニセコの山々に囲まれたこの土地をあらわすような屋根の形と、大地の色を感じさせる外壁のシンプルなたたずまいが印象的。
写真の右手前にあるのは、娘さんのおうち。ずっとスキーやスノーボードでニセコに通っていたという娘さんが、この地に惹かれて移住したのは3年ほど前。
Y邸は平屋にロフト付きの2DK。先ほどの玄関から張り出した壁は直接リビングやダイニングが見えない目隠しの効果もあります。壁の裏には、ロフトに上がる階段箪笥を造作しました。関西の町家で普及し始めたと言われる伝統的な階段箪笥を、山下さんは現代的にアレンジしました。
壁を山並みのシルエットのような形にしたのは、住み手らしさやその土地らしさを家づくりに反映する、建築家の山下さんならではのデザインです。
羊蹄山とニセコ連峰を見渡せる三角屋根の注文住宅/晃和住宅

2階リビングからは、蝦夷富士とも言われる優美な羊蹄山とニセコ連峰が見渡せるパノラマビューがR邸の自慢のひとつ。辺りには手付かずの緑がそのまま残されており、ウグイスの美しい鳴き声も聞こえてきます。みどり豊かなこの土地と出会ったRさんご夫妻は、ここの自然に溶け込むような家を建てたいと考えて住宅会社探しを始めたそうです。
IT関連のお仕事をされているご主人は、ニセコのパウダースノーを求めてニセコに移住。クリエイティブなお仕事のせいか、インテリアのセンスは抜群です。インターネットを駆使して1品選ぶにもかなりの時間をかけたとか。
最初は平屋にしようかと考えていたご夫妻ですが、2階建てにしたことで、ここの土地の魅力を生かすことができたと大満足のようす。晃和住宅さんをいつも驚かせるような発想を持っていたというご主人。
晃和住宅にお願いした理由を奥様に聞いてみると「晃和住宅さんは依頼者の意向にあった家づくりをしていて、フレキシブルに対応してくれると思いました。彼はイメージと合わないと、なかなか"YES"と言ってくれませんでしたので、よく付き合ってくれたなと思って(笑)感謝しています。」
2021年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。