Column いえズーム コラム

【札幌】高級住宅まとめ15 2023年版


注文住宅を建てるとき、ある程度予算に余裕があるなら、住宅のデザイン、空間、素材、照明や建具にこだわり、「趣味やライフスタイルに合った家を実現させたい」といった夢も広がると思います。



札幌圏では、設計事務所や大手ハウスメーカーだけでなく、工務店も魅力的なデザインの家を建てる会社はたくさんあります。今回は、札幌の住宅会社の建てた、デザイン性の高い「高級住宅」を紹介します。なお「高級住宅」という言葉に定義はないと思います。オーナーも「高級住宅」を建てようと思っているわけではありません。今回は、ある程度予算をかけて望み通りの家を実現された家をご紹介していきます。

家事ラクで高品質な住まい。夢だった畑づくりも 札幌市M邸



家は一生でいちばん高い買い物だからこそ、納得いくまで時間をかけたい。北渡建設の丁寧な家づくりとご夫婦の思いが一致して、土地探しから依頼することになりました。
森の中での暮らしに憧れをもつご主人と、都市部で暮らしたい奥さまがそれぞれに納得できる土地を札幌市内で探すのに時間がかかりましたが、3年前にこの土地に出合い、2年かけて新居が完成しました。

打ち合わせをじっくり重ね、何度かのプラン変更を経て、Mさん夫婦と北渡建設は2年がかりでこの家を完成させました。
北渡建設では、どんな家にしたいかを聞き取る際に、綿密なヒアリングシートを用意しています。家族の1日のタイムスケジュールを詳しく書き出してもらったり、身長や利き手なども聞きます。
渡部一生社長は、「それらがすべて反映されるかといえば、そうではないかもしれませんが、こういうご家族なんだとわかるとプランに生きてくるんです」と話します。

敷地を取り巻く環境やまわりの家の建ち方などにより、プランは柔軟に考えます。この土地にはもともと広い畑があり、北東側が開けていたので、東からの光をメインに採り入れる設計にしました。
記事はこちら 家事ラクで高品質な住まい。夢だった畑づくりも 札幌市/Mさん

第二の人生を楽しむスタイリッシュな家 札幌市S邸



リビングの壁一面に造り付けたTVボードは、天然石タイルや間接照明などでラグジュアリーな雰囲気に。ソファでゆったりとくつろぎながら、矢沢永吉さんなど大好きなアーティストのライブ映像を鑑賞するひとときがSさんにとっての幸せな時間。

「老後の暮らしを考えた住まいづくり、自分にとっては車に対する考え方と同じだなと思います」とSさん。
「若い時は見た目やイメージ重視でガンガン攻めていくクルマに乗りたい、という感じだったのが、今は乗り心地や静音性・安全性を重視して車を選ぶようになりました。家に求めるもの同じですよね」

記事はこちら 第二の人生が楽しい!!シニア世代の家/アシストホーム

「望み通りの家が建てたい」を実現 札幌市H邸 



「ハウスメーカーには頼む気はしませんでした」とHさんご夫妻。周りから、注文住宅でも多くの制限があって結局は望み通りの家が建てられない話を聞いていたからです。4年前から新しい家づくりを考え、建築関連の本を読み込んで勉強していたというHさん。ご夫婦で図面も作っていたといいます。腕の良い大工職人を抱え、和風建築のテイストを盛り込んだ家づくりや、邸宅と呼ぶにふさわしい品格のある住宅づくりに定評のある北渡建設に家づくりを依頼しました。

記事はこちら すべての部屋に光が降り注ぐ上質な空間、パティオのある家/札幌市Hさん 北渡建設

リビングと趣味の空間を心地良く。自然光に包まれた光庭のある家/札幌市・Kさん



緑豊かなロケーションを生かした大空間のリビングが見どころのK邸。採光に不利な北東側にはライトコート(光庭)を設け、延床面積約86坪のゆったりしたスペースの隅々まで日差しが届く伸びやかな住まいを実現しました。防音対策万全のピアノ室など「ゆとりの空間」も充実。

「ファースの家の見学会でサンケイ建匠さんを知りました。スタイリッシュなデザインに惹かれましたが、それ以上に構造や性能など目に見えない部分を丁寧に造る姿勢に共感し、施工をお願いしました(ご主人)」。暖房はエコジョーズ+エアコン。ガスと電気のハイブリッド暖房でトータルの暖房費を低減します。

記事はこちら リビングと趣味の空間を心地良く。自然光に包まれた光庭のある家/札幌市・Kさん

家族の理想のライフスタイルを叶えた家 札幌市O邸



「子どもと一緒に心地よく過ごすこと」を第一に考えていたOさん夫妻は、その希望が叶うマイホームを札幌に建てました。

ナラの無垢フローリングにシンプルでナチュラルなインテリアが映えるリビング。リビングを中心とするコの字型の間取りは、「中庭がほしい」というOさんのリクエストによるものです。リビングの窓からは、そのままインナーコートへ出ることも。家でのBBQに憧れていたOさんの夢を叶える形で、新居には中庭のほかに日射しや雨を避けられる屋根付きのカーポートも確保しました。

ご夫妻は、家づくりを通して「BBQのできる中庭や大人数で集える広いダイニングなど、自分たちの望むライフスタイルの形がはっきりと見えてきた」とも話してくださいました。

記事はこちら 家族の理想のライフスタイルを叶えた家 札幌市/リビングワーク

都市の森を臨むリゾート気分の家/札幌市T邸



Tさんのリビングのドアを初めて開ける人は、きっと誰もが「うわー」と感嘆の声を上げることでしょう。2連つなげた大開口スライディング窓の向こうに緑の森。
札幌市内の住宅街とは思えないような、自然に恵まれたロケーションです。

北海道の住宅は、デザイン性より断熱性能や冬の暖かさが大事だと考えていたTさん。当初は北広島にあるイゼッチハウスのモデルハウスのような、ごく一般的なスタイルの家を想定していたのだそうです。ところが、イゼッチハウスの完成住宅見学会に何度か参加し、シックなデザインの家を見て路線変更。柱や梁をダークなカラーにして、かっこよくモダンな雰囲気に仕上げることにしました。

記事はこちらから 都市の森を臨むリゾート気分の家/札幌市T邸 イゼッチハウス北海道

札幌市北区 三五工務店の提案型住宅kita35



2階まで突き抜けた大開放の窓に、明るく塗装されたカラマツ板が特徴的なファサード。道路からやや奥まった位置にもかかわらず、そこを通れば思わず目を惹かれてしまう。ギャラリーのように広大な窓と吹き抜け。ソファに座って窓を眺めれば、床から天井近くまで、視界はほぼ外の景色だけという圧倒的な開放感。

「家の中と外がひと続きになったような、オープンな空間」を目指したkita35。確かに、玄関からフロア、ウッドデッキまで段差の無いフラットなつくりは、家でありながら外とのつながりを感じさせます。

記事はこちら 家はどこまでくつろぎを演出できるか!提案型住宅kita35の挑戦/三五工務店

緑の街並みを見下ろすコンクリートの家 札幌市手稲区・I邸 



市街地に向かって視界が開けた高台の傾斜地に建つ地上2階・地下1階の鉄筋コンクリート造(RC)の住まい。高低差3mの斜面にはめ込むように建てられているため、通りから見ると3階建て、裏にまわると2階建てに見えます。眺めの良い道路側に1階から2階へとつながる大きな開口部を配置。通りから見えない裏側には植栽を植えた庭があります。

壁一面の大きな窓からダイナミックな景観が楽しめる1階・リビングダイニング。木々の向こうに遠くの街並みが霞んで見える雄大な景色に感動を覚えます。SUDOホーム/須藤建設がニセコ・ヒラフに建設した、コンドミニアムの開放感あふれる大開口部に魅了されたオーナーのリクエストで実現しました。

記事はこちら 札幌まちなか、緑と暮らす家-7軒の設計例 SUDOホーム

天井高は2900。キッチン、素材感、換気のこだわり 江別市F邸



住宅会社の3代目社長が、住宅の基本性能や住まいのデザイン性も含めたチャレンジを自邸で行ってみた家です。オーナー的には「高級住宅」という意図はないと思いますが、天井の杉板やリビングの大開口の窓、天井高2900の解放感、デザイン性の高いハイスタッドの建具、キッチンのこだわりや、低燃費空調システムの導入など、住まいのデザイン、品質、高級感を高めたい場合に、ヒントになるような住まいです。

記事はこちら 江別の新築・注文住宅:船木建設の家づくりとは?

クルマ好きが建てた絶景ガレージハウス 札幌市・K邸



旧車とバイクをこよなく愛するKさんが暮らす見晴らしの良いガレージハウス。愛車との時間を心ゆくまで楽しめる広々としたビルトインガレージ。夜景が美しい2階リビング。そして遠くの山々まで一望できる贅沢な屋上空間―。こだわり満載のマイホームです。

記事はこちら 愛車と過ごす「男の城」。クルマ好きが建てた絶景ガレージハウス 札幌市・Kさん/アウラ建築設計事務所

南国リゾートをイメージしたホテルライクな邸宅 札幌市南区T邸 



札幌市南区。豊かな緑に囲まれた住宅街に北渡建設でマイホームを新築したTさんのお宅があります。造作による豪華なリビングドア(右正面奥)を抜けると、ダイニング・キッチンが広がっています。照明計画も老川さんによるもの。間接照明やガラスのペンダントライトがムーディーでラグジュアリーな空間を演出しています。アイランド型のキッチンや背面収納は全て北渡建設のオリジナル。キッチンのワークトップには天然の御影石を、連続するテーブルの天板にはセラミックタイルを採用しています。

記事はこちら 南国リゾートをイメージしたホテルライクな邸宅/北渡建設/札幌市南区

なお、北渡建設は、数寄屋造りを手がける東京の有名工務店で修行した渡部一博会長が、その技術と感動を北海道に伝えるために三十数年前、函館で腕利きの大工と2人で創業した工務店。北海道では珍しい本格和風住宅・高級注文住宅のビルダーで品格のある上質で美しい住まいづくりに定評があります。2010年に札幌支店を開設しています。

シャンデリアが彩る唯一無二の和洋調和 〜札幌市白石区 嶌野邸〜



和と洋が調和した高級住宅といえば、北一タカハシ建設の家づくりも候補にあがると思います。

北一タカハシ建設は、ゼネコンの現場監督で社寺建築を数多く手がけてきた高橋一彦氏が独立し1999年に創業した札幌の工務店で、北海道では珍しい腕の良い宮大工を数多く育成し、しかも断熱・気密性能も強化することで、北海道内の80を超えるお寺を冬でも暖かくすることに貢献してきました。社寺建築の仕事で忙しいこともあり、住宅施工は施工棟数は少ないですが、本格的な和風住宅、数寄屋住宅、明治・大正時代の洋館風住宅、現代和風住宅を建てています。

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シャーロック・ホームズの住居をイメージした家/札幌市O邸



英国のTVドラマ「シャーロックホームズの冒険」。日本でも1985 年からNHKで繰り返し放送されました。このドラマを子どものときに見て、ドラマの舞台のような重厚でクラシカルなインテリアに憧れた札幌市在住のOさん。家を建てるなら、19世紀ヴィクトリアン様式にしたいと考えていたそうです。

「モデルハウスを訪ね、担当の美濃島さんとお会いし、要望を具体的に伝えたところ、たいていのことはできる、と言ってくれたので、お願いすることに決めました。他社ではできないと即座に断られることも、プルーデンスの家では基本的には実現する方向で考えてくれました。実は電気も生活用とオーディオ用と2系統に分けて配線してもらったんですが、そういう見えない部分も丁寧にやってくれたので満足してます」。

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200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム



Oさんは周りに干渉されない、寛ぎとおこもり感のある設計を希望。吹き抜けのリビングは窓を高く配置することで、落ち着いた空間になっています。アクセント壁に使っているのはグレーの外壁材。岡田社長の提案で、セメント風の風合いが魅力のSOLIDOを採用しました。

階段を上がるとスキップフロアがあり、ゆったりと座れるリクライニング・ソファーが置いてあります。腰壁にはスピーカーが内蔵されていて、奥さまがカーテンを下ろすと…リビングの壁面が大きなスクリーンに大変身!スキップフロアに設置したプロジェクターから映し出される映像は、圧巻の200インチ大です。ご夫婦はここで、映画や動画を鑑賞する時間がお気に入り。本格的なシアターの登場に、取材スタッフも大興奮です。



テレビと打たせ湯の付いた浴室はご主人のこだわり。サウナが好きなご主人ですが、この浴室が出来てからは、自宅で入浴することが増えたそう。スピーカー内蔵で音楽も楽しめます。

間接照明を施したラグジュアリーな寝室は、ホテルの客室を参考にご主人がオーダー。ベッドヘッドやサイドテーブル、ベッド台などもアイダホームの造作です。
200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム


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