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丁寧できめ細かなアフターフォロー・外装は憧れの南欧風 札幌市Mさん/建匠


札幌市内のM邸は築63年のお宅です。3代にわたって大切に住み継いでいます。このほど外装を改修し、オレンジ系の外壁とブラウンの屋根が印象的な南欧風の外観になりました。

工事を手掛けたのは札幌市清田区の住宅会社・建匠です。創業は1957年(昭和32年)で、2025年6月には3代目社長に山口征貴さん(前任・建築部長)が就任しました。新築はもとより、リフォーム・リノベーションや修繕工事で豊富な実績がある会社です。

ご近所さんとのご縁で生まれたお付き合い



Mさんと建匠は十数年来のお付き合い。きっかけは、お向かいの家のリフォームに来ていた山口社長にMさんが声をかけ、車庫のシャッター修理をお願いしたことでした。

Mさん 建匠さんはいつでもしっかりと話を聞いてくれる、頼りになる存在です。

Mさんがこう話すように、これまで困りごとや気になることがあると山口社長に相談し、家の問題を解決してきました。

こちらは、建匠がM邸で行った工事の記録です。



工事内容
2013年 車庫シャッター修理
2014年 網戸7カ所を補修
2015年 外壁の塗装と修繕
2017年 畳13枚の表替え
2018年 2階の押し入れ→クローゼットに改修
床をフラットに補修
2021年 分電盤の交換
郵便ポストの受け口修理
車庫の撤去
カーポート新設
2022年 屋根の塗装
2025年(今回) 外壁・屋根の塗装
ネズミ侵入口ふさぎ
アンテナ交換
玄関の改修

外回りを中心とした定期的なメンテナンスとともに、不具合箇所をその都度改修してきたことで、M邸は今でも心地よく暮らせる状態が維持されています。

温かみがあって明るく元気になれる外観に一新

今回行った主な工事は、10年ぶりとなる外壁塗装。併せて、3年前に1階部分のみ塗装した屋根も全体的に塗り直すことにしました。


【Before】


当初はこれまで同様、白と緑で塗装する予定でしたが、Mさんから「白い壁なので泥はねが気になっている」と聞いていた山口社長が「濃いトーンの色に変えてみては」と提案。外壁の色を大胆に一新することになりました。



塗料は、娘さんが描いたスケッチ画をもとに打ち合わせをして決めました。娘さんは散歩中に見かけた家などを参考に、「温かみがあって明るく元気が出る家」をイメージしたそう。

娘さん 毎日仕事から帰ってくるたび、だんだんと壁の色が変わっていく様子を見るのが楽しみでした。


【After】


こちらが工事終了後のM邸です。娘さんが思い描いたイメージ通りの仕上がりに。

Mさん 遊びに来たお友だちが『ヨーロッパ風で素敵ね』と言ってくれました。

娘さん ご近所さんや私の友だちも『元気な気分になれる外観だね』『温かい感じがするね』と、自分がイメージした通りの感想を言ってくれて、この色にして本当に良かったです。

ブラウンの三角屋根がアクセントの可愛らしい外観が目を引き、今では住宅街のシンボル的な存在になっています。

耐久性を考え下処理から時間をかけた外壁塗装



塗装の工期は約2週間。完成後の外壁を見ると、施工の丁寧さが伺えます。まず塗装前の下処理では、モルタルに水が入ることによってできた膨らみを削り、ひび割れのすき間を埋めることで下地を整える施工が施されました。仕上げ塗りは2回行っています。

山口社長 塗装する一番の目的は、壁の耐久性をアップさせて長持ちさせること。そのため、下処理には特に時間をかけています。



また、M邸の塗装はずっと同じ職人さんが担当。配線の色も壁部分と屋根部分をそれぞれ塗り分け、エアコンの配管も取り外してから塗装を行っています。これまでの修繕履歴やM邸の特徴を知っているからこその丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

工事の大小に関わらず真摯に対応

こうした施工の丁寧さとともに、Mさん家族が建匠に信頼を寄せる理由がもう一つあります。

娘さん 建匠さんは、郵便ポストの修理と外壁塗装に取り組む姿勢が全く同じテンションなんです!工事の大小で差をつけず、いつでも真摯に対応してくれるので安心感があります。

今回の外装改修に併せて行った工事でも、随所で施工のきめ細やかさが分かります。


左【Before】/右【After】


こちらは、家の土台と外壁のすき間を埋める工事の様子です。以前、温室を撤去したことによって外壁と地面の間にすき間ができ、そこがネズミの侵入経路になっていました。

対策として、鉄板を地中に深く埋めることで侵入口を封鎖。さらに、雨水が壁に跳ね返るのを防ぐため、鉄板の周りに砂利を敷きました。鉄板の色は屋根と同じブラウンを採用。外観にもしっくりと馴染んでいます。


左【Before】/右【After】


そのほか、玄関は廻り縁や巾木などの木部を塗装し、壁紙を交換。天井には娘さんがセレクトしたグリーン系のアクセントクロスを貼り、明るく落ち着いた雰囲気の空間になりました。


左【Before】/右【After】


外壁塗装用に掛けた足場を有効に活用し、アンテナも新調しています。

山口社長 こういう機会でもないと着手しにくいメンテナンスなので、こちらからご提案させていただきました。

片側支柱のカーポート設置でカーライフもより快適に



これまでの改修工事で、生活の利便性も大幅にアップしたそう。2021年に設置したカーポートは片側支柱タイプを採用しました。以前は庭をまわりこんで反対側にあった車庫を使っていましたが、車から玄関まで直線移動で荷物を運ぶことができます。冬も駐車スペースから真横の庭に雪を寄せるだけになり、除雪しやすくなりました。



一方、ガーデニングが趣味のMさんは、庭の花木と家のコントラストを眺めるのが楽しみの一つになったそう。こちらの写真は、外装改修工事が終わった直後、庭のツツジが満開の自宅を撮影したお気に入りの1枚です。

Mさん 来年の春先に咲くムスカリやワスレナグサといった青い花と黄色い外壁のコントラストを見るのが今から楽しみです。

建匠という頼れるパートナーとともに、住み心地よく素敵になった我が家でのMさん家族の暮らしが続いていきます。


2025年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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