Column いえズーム コラム

ライフスタイルを反映させた家づくり


マイホームの新築には、実現したいライフスタイルが先にあって、それを叶えるための家づくりをする人たちがいます。

趣味を反映したい
・アウトドアが好きで、家でも気軽にアウトドアが楽しめるテラスや、ツールがしまえる収納が欲しい
・家族みんな運動が好き!自宅でもトレーニングができる場所を確保したい
・愛犬との暮らしを楽しみたいから、ペット専用のシャンプースペースや、庭にドッグランをつくりたい
・愛車が収まるガレージはもちろん、リビングから愛車が眺められる設計にしたい

暮らしそのものにこだわりたい
・薪ストーブのあって、田園風景を眺められる田舎暮らしを希望
・家事動線や掃除がしやすいミニマムでコンパクトな住まいにしたい
・スタイリッシュとは真逆を希望。シンプルで素材感を楽しめる家がほしい
・お伽話に出てくるような三角屋根の洋風住宅で、スタイルのある暮らしを楽しみたい
・災害時にも安心な設備を備えながら、好きなテイストを反映した安心で心地よい家をつくりたい

などなど、実現したいライフスタイルは十人十色、さまざまです。
今回は暮らしのイメージに合わせたマイホーム新築に成功したオーナーの体験談を特集しました!

家族と猫がのびのびと自由に過ごせる家 札幌市Sさん/拓友建設



奥さまこだわりのキッチンにはセラミックトップでお手入れのしやすいリクシルのリシェルを採用。同系色で合わせたペンダントライトもポイントになっています。
ダイニングテーブル背面の造作棚は、リビングで勉強をする息子さんの勉強道具をしまうために造作しました。



キッズスペースのハンモックは下のお子さんのお気に入りスポット。キッズスペースとダイニングを仕切る壁面はマグネット壁になっており、お子さんの絵や家族の写真などが飾れるようになっています。奥にはおもちゃをしまっておけるスペースも確保しました。
建築家コラボで実現・猫と人が快適に暮らす家/札幌市Sさん

自然の中で子育てを楽しむ、ナチュラルモダンの家 鹿追町/カントリーヴィレッジ



鹿追町の市街地を離れ畑の中を進むと、林を背に建つ一軒の家が見えてきます。建主のNさんは4人家族。広々とした自然の中で子育てをしたいとこの場所を選びました。

Nさん 周りに家のない土地を希望していました。自分も父が作ってくれたターザンロープやアスレチックのある環境で育ったので、子どもたちにもそうしてあげたいなと思ったんです。この土地は知人が紹介してくれたのですが、最初は地目も山林だったんですよ。夏場の草刈りは大変ですが、ご近所の迷惑になることを気にせず思い切り遊べる環境になって良かったなと思います。

斜めの廊下を作るなど、規格住宅では考えられないアイデアで暮らしやすい動線の家を実現できました。子ども部屋が1階でLDKから近く、どうしているかが伝わる距離感もいいですね。今後は畑も作りたいし、林の中にブランコや滑り台なども作っていきたい。子どもたちにとってはこの家が実家になるので、のびのびと過ごしてもらえたらいいなと思っています。
自然の中で子育てを楽しむ、ナチュラルモダンの家/鹿追町Nさん

土間リビングと薪ストーブでキャンプ感覚を楽しめる家 札幌市/シノザキ建築事務所



奥さまのいちばんの希望は「薪ストーブだけで暖を取って暮らすこと」。そして、夫婦2人とも「土間を最大限広く採った間取り」にしたかったと話します。アウトドア好きな2人は、家の中にいてもまるで屋外でキャンプをしているような感覚で過ごしたいと、内と外の境界をゆるやかにつなぐ空間として土間を希望しました。

そのため、1階フロアのほとんどを土間仕上げのリビングダイニングに。開口部も大きく採ったことで、周囲の豊かな自然がいっそう身近に感じられるようです。土間はモルタルの金コテ仕上げ。夏はひんやりした感触で心地よく、冬は薪ストーブの輻射熱で暖かくと、一年中裸足で過ごせるのも魅力です。
この家の唯一の暖房となる薪ストーブはドイツのレダ社製。調理もできるタイプを選びました。
土間リビングから山並みを眺めるアウトドアな家 札幌市O邸

200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム



Oさんは周りに干渉されない、寛ぎとおこもり感のある設計を希望。吹き抜けのリビングは窓を高く配置することで、落ち着いた空間になっています。階段を上がるとスキップフロアがあり、ゆったりと座れるリクライニング・ソファーが置いてあります。

腰壁にはスピーカーが内蔵されていて、奥さまがカーテンを下ろすとリビングの壁面が大きなスクリーンに大変身!スキップフロアに設置したプロジェクターから映し出される映像は、圧巻の200インチ大です。ご夫婦はここで、映画や動画を鑑賞する時間がお気に入り。本格的なシアターの登場に、取材スタッフも大興奮です。
200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム

アウトドアの開放感を暮らしに取り入れた平屋住宅 芽室町/ティーメイス



建物の南面いっぱいに13.65メートルのテラスが広がる平屋住宅に暮らすのは、ご夫婦そろってアウトドア好きというSさんです。

「趣味はキャンプや釣り。音楽フェスにもよく行きます。日常から離れてぼんやり過ごせる時間が好きなのかもしれません」
テラスでは定番の焼肉のほか、朝ごはんをのんびり食べたり、夕涼みをしたり。アウトドアの開放感を暮らしの中に取り入れて楽しんでいます。

数年前、ご主人の誕生日に宿泊した一棟貸しのゲストハウスで「こんな家に暮らせたら」と語り合ったというお二人。
高い天井に大きな窓、土間、薪ストーブ、そしてテラスと、思い描いた要望をすべて叶えたのがこちらのLDKです。
朝食、夕涼み、焼肉も長さ13メートルのテラスで満喫/芽室町Sさん ティーメイス

おうち時間も充実!トレーニングルームのある家/Cryptn(クリプトン)



「気兼ねなく室内で運動ができるように」と、なんと家の中に本格トレーニングルームを作りました。
7帖の広さがあり、お子さんたちのバスケットボール練習をはじめ、縄跳びやストレッチ、ご主人のウェイトトレーニングなどに利用しています。

「誰にも気兼ねなく練習することができるし、床がコンクリートなので、ドリブルの感触も体育館の感覚に近い手応え。外と違ってボールも傷みません」とバスケ部の息子さんも大満足。LDKにも近い位置にあるため、将来的には寝室にすることも視野に入れているそうです。
おうち時間も充実!トレーニングルームのある家/帯広市K邸 クリプトン

家族も愛犬も癒される家/アーケン



犬を愛するオーナーのYさんはアウトドアが趣味。できれば山に住みたい。ただ現実は経営するペットショップから離れて住みにくい。なら、住宅街に山小屋のような家と、木々を植えた“森”をつくろう―。

そんな思いを形にしようと、自宅には古材をふんだんに活用し、わんちゃんがめいっぱい楽しめる庭もオーダーしました。



スタイリッシュな洗面所は、庭に直結。犬の汚れを落としてから室内に入れるよう、動線を工夫しました。
室内に古材フル活用!家族も愛犬も癒される家/旭川市・Y邸/アーケン

小さいからこそ豊かな暮らし―道産カラマツの家/水野建設



こちらのY邸は水野建設の提案する「ミニマムスタイルの家」を元に建てられた、延床面積26坪というコンパクトな住居。土地には余裕があり、もっと大きな家を建てることも可能でしたが、あえて小さな住居を選びました。

「大きいものを建てるのが嫌だったんです。実家の家は大きいぶん暖めるのが大変で、電気代も燃料代もかかる。掃除をする時間もかかる。無駄を減らしてその時間やお金を他のことに使いたいと思いました」
小さいからこそ豊かな暮らし―道産カラマツの家/音更町Y邸 水野建設

札幌近郊でヤギやホタルのいる田園生活/辻野建設工業



Kさんが家づくりで要望したのは
・景色を生かした窓の配置
・廊下が少なくスペースを有効活用した間取り
・薪ストーブの導入
の3点でした。リビング・ダイニングは小上がりになっていて、天然木のテーブルの下は掘りごたつのように足を下ろせる造り。窓の向こうには、田園風景が広がります。

Kさん 会社が牧柵を作ったり、放牧に関する事業を展開しているので、農的な暮らしを推奨する辻野さんの家づくりに共感していましたし、職場の先輩も辻野さんで家を建てている人が多く、実際に住まいを見る機会もあって、住宅性能はもちろん、居心地の良い住空間も気に入っていました。

奥さま 私も田舎育ちなので、自然豊かなこの環境がとても気に入っています。子どもを育てる環境としても理想的。自然や動物が好きな子に育ってほしいですね。
札幌近郊でヤギやホタルのいる田園生活 当別町Kさん

シンプルな美しさを追求「ノイズレスデザインの家」/カントリーヴィレッジ



家づくりにあたり、Oさんには明確なイメージがありました。それは「余計なものを削ぎ落とした、シンプルな家」。
「シンプルだけれど格好つけるわけではなく、素朴さも残した家にしたいと考えていました。暮らしの場である家そのものが目立たないような家、というか。装飾を加えるのではなく、むしろ無駄なものを引いていくような家づくりがしたかったんです」(Oさん)

「ホテルのようなスタイリッシュさではなく、家が主張しすぎない心地よさを」。
そう望んだLDKは、目を奪う装飾や視覚的ノイズの少ない自然な佇まいです。照明は部屋全体を照らすものではなく、必要な場所のみに配置することで陰影ある空間になっています。
シンプルな美しさを追求「ノイズレスデザインの家」/ 十勝管内Oさん カントリーヴィレッジ

外観はフランス・アルザス地方の木組みの家をイメージ/cubeチセ



北海道が大好きで、2021年に上士幌町に移住したAさん夫妻。2022年、キャンプステイのできる宿兼ピッツェリアである「咲色~sairo~」の開業を目指して、一面に広がるトウモロコシ畑と牧草地の中にこの建物を建てました。外観はフランスのアルザス地方の村、コルマールの家のイメージです。

「遠くの道路からも綺麗に見えるようにデザインしてもらいました。雰囲気を壊さないよう、電線も地下に埋めています」(ご主人)
悩んだ外壁の色は大好きな動物、キツネの色に。

訪れた方に「(非日常の)世界に入ってほしい」とコンセントや空調の位置を工夫、生活感を排したLDK。印象的な塗り壁はローラーで色をつけてから拭き取った、ムラのある仕上げです。
北海道・上士幌でピザとキャンプを楽しめるお宿「咲色~sairo~」

三角屋根の憧れ実現と、災害から家族を守る家/カントリーヴィレッジ



十勝平野のほぼ中央にある更別村。ここに住むKさんファミリーは、家づくりにあたって三角屋根、薪ストーブ、高断熱高気密、太陽光発電、そして家事動線の自由度を重視しました。

三角屋根を希望したのはご主人。「スタジオジブリのアニメ『魔女の宅急便』に出てくるシンプルで洋風な三角屋根の家に憧れていたんです。朝日社長は10寸勾配(45度)の三角屋根に薪ストーブの煙突やドーマ―(屋根窓)、外壁の色合いなども含めて洋風の外観になるように提案してくれました」

ご主人は消防署職員なので、震度4を超える地震など災害時には出動で家を留守にすることもあり、不在時に家族を自然災害から守るための設備についても重視しました。庭に10KWの太陽光発電を設置したのは、停電になっても、薪ストーブと太陽光発電があれば、暖房、調理など最低限の生活を確保できるからです。
三角屋根の憧れ実現と、災害から家族を守る家 更別村・K邸


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2023年04月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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