
マイホームの新築には、実現したいライフスタイルが先にあって、それを叶えるための家づくりをする人たちがいます。
趣味を反映したい
・アウトドアが好きで、家でも気軽にアウトドアが楽しめるテラスや、ツールがしまえる収納が欲しい
・家族みんな運動が好き!自宅でもトレーニングができる場所を確保したい
・愛犬との暮らしを楽しみたいから、ペット専用のシャンプースペースや、庭にドッグランをつくりたい
・愛車が収まるガレージはもちろん、リビングから愛車が眺められる設計にしたい
暮らしそのものにこだわりたい
・薪ストーブのあって、田園風景を眺められる田舎暮らしを希望
・家事動線や掃除がしやすいミニマムでコンパクトな住まいにしたい
・スタイリッシュとは真逆を希望。シンプルで素材感を楽しめる家がほしい
・お伽話に出てくるような三角屋根の洋風住宅で、スタイルのある暮らしを楽しみたい
・災害時にも安心な設備を備えながら、好きなテイストを反映した安心で心地よい家をつくりたい
などなど、実現したいライフスタイルは十人十色、さまざまです。
今回は暮らしのイメージに合わせたマイホーム新築に成功したオーナーの体験談を特集しました!
アウトドアの開放感を暮らしに取り入れた平屋住宅 芽室町/ティーメイス

建物の南面いっぱいに13.65メートルのテラスが広がる平屋住宅に暮らすのは、ご夫婦そろってアウトドア好きというSさんです。
「趣味はキャンプや釣り。音楽フェスにもよく行きます。日常から離れてぼんやり過ごせる時間が好きなのかもしれません」
テラスでは定番の焼肉のほか、朝ごはんをのんびり食べたり、夕涼みをしたり。アウトドアの開放感を暮らしの中に取り入れて楽しんでいます。
数年前、ご主人の誕生日に宿泊した一棟貸しのゲストハウスで「こんな家に暮らせたら」と語り合ったというお二人。
高い天井に大きな窓、土間、薪ストーブ、そしてテラスと、思い描いた要望をすべて叶えたのがこちらのLDKです。
朝食、夕涼み、焼肉も長さ13メートルのテラスで満喫/芽室町Sさん ティーメイス
おうち時間も充実!トレーニングルームのある家/Cryptn(クリプトン)

「気兼ねなく室内で運動ができるように」と、なんと家の中に本格トレーニングルームを作りました。
7帖の広さがあり、お子さんたちのバスケットボール練習をはじめ、縄跳びやストレッチ、ご主人のウェイトトレーニングなどに利用しています。
「誰にも気兼ねなく練習することができるし、床がコンクリートなので、ドリブルの感触も体育館の感覚に近い手応え。外と違ってボールも傷みません」とバスケ部の息子さんも大満足。LDKにも近い位置にあるため、将来的には寝室にすることも視野に入れているそうです。
おうち時間も充実!トレーニングルームのある家/帯広市K邸 クリプトン
家族も愛犬も癒される家/アーケン

犬を愛するオーナーのYさんはアウトドアが趣味。できれば山に住みたい。ただ現実は経営するペットショップから離れて住みにくい。なら、住宅街に山小屋のような家と、木々を植えた“森”をつくろう―。
そんな思いを形にしようと、自宅には古材をふんだんに活用し、わんちゃんがめいっぱい楽しめる庭もオーダーしました。

スタイリッシュな洗面所は、庭に直結。犬の汚れを落としてから室内に入れるよう、動線を工夫しました。
室内に古材フル活用!家族も愛犬も癒される家/旭川市・Y邸/アーケン
小さいからこそ豊かな暮らし―道産カラマツの家/水野建設

こちらのY邸は水野建設の提案する「ミニマムスタイルの家」を元に建てられた、延床面積26坪というコンパクトな住居。土地には余裕があり、もっと大きな家を建てることも可能でしたが、あえて小さな住居を選びました。
「大きいものを建てるのが嫌だったんです。実家の家は大きいぶん暖めるのが大変で、電気代も燃料代もかかる。掃除をする時間もかかる。無駄を減らしてその時間やお金を他のことに使いたいと思いました」
小さいからこそ豊かな暮らし―道産カラマツの家/音更町Y邸 水野建設
札幌近郊でヤギやホタルのいる田園生活/辻野建設工業

Kさんが家づくりで要望したのは
・景色を生かした窓の配置
・廊下が少なくスペースを有効活用した間取り
・薪ストーブの導入
の3点でした。リビング・ダイニングは小上がりになっていて、天然木のテーブルの下は掘りごたつのように足を下ろせる造り。窓の向こうには、田園風景が広がります。
Kさん 会社が牧柵を作ったり、放牧に関する事業を展開しているので、農的な暮らしを推奨する辻野さんの家づくりに共感していましたし、職場の先輩も辻野さんで家を建てている人が多く、実際に住まいを見る機会もあって、住宅性能はもちろん、居心地の良い住空間も気に入っていました。
奥さま 私も田舎育ちなので、自然豊かなこの環境がとても気に入っています。子どもを育てる環境としても理想的。自然や動物が好きな子に育ってほしいですね。
札幌近郊でヤギやホタルのいる田園生活 当別町Kさん
シンプルな美しさを追求「ノイズレスデザインの家」/カントリーヴィレッジ

家づくりにあたり、Oさんには明確なイメージがありました。それは「余計なものを削ぎ落とした、シンプルな家」。
「シンプルだけれど格好つけるわけではなく、素朴さも残した家にしたいと考えていました。暮らしの場である家そのものが目立たないような家、というか。装飾を加えるのではなく、むしろ無駄なものを引いていくような家づくりがしたかったんです」(Oさん)
「ホテルのようなスタイリッシュさではなく、家が主張しすぎない心地よさを」。
そう望んだLDKは、目を奪う装飾や視覚的ノイズの少ない自然な佇まいです。照明は部屋全体を照らすものではなく、必要な場所のみに配置することで陰影ある空間になっています。
シンプルな美しさを追求「ノイズレスデザインの家」/ 十勝管内Oさん カントリーヴィレッジ
憧れのガレージハウスで愛車を堪能/イゼッチハウス北海道

ご主人が大のクルマ好きという江別市のAさん。愛車やタイヤの保管・車のメンテナンスができる、しかも駐車場の除雪負担を削減できるビルトインガレージ、そして「室内から車を眺めて暮らしたい」という夢を叶えるため新築を決意。2020年12月、札幌市のイゼッチハウス北海道の設計・施工によりガレージハウスを完成させました。
車2台が横並びに収容できる大型のビルトインガレージと車1台分の駐車スペースがある平屋建ての家。ガレージの出入り口には幅4.8m×高さ2.6mのリモコン式オーバースライダードアを設置。車高の高いSUV車や大型セダンも楽に出入り出来ます。
リビングに隣接するフリースペースにもガレージが見える窓があり、座椅子でのんびりくつろぎながら大好きな車を眺められます。「コレがしたくて家を建てました(ご主人)」。
憧れのガレージハウスで愛車を堪能 江別市・Aさん
外観はフランス・アルザス地方の木組みの家をイメージ/cubeチセ

北海道が大好きで、2021年に上士幌町に移住したAさん夫妻。2022年、キャンプステイのできる宿兼ピッツェリアである「咲色~sairo~」の開業を目指して、一面に広がるトウモロコシ畑と牧草地の中にこの建物を建てました。外観はフランスのアルザス地方の村、コルマールの家のイメージです。
「遠くの道路からも綺麗に見えるようにデザインしてもらいました。雰囲気を壊さないよう、電線も地下に埋めています」(ご主人)
悩んだ外壁の色は大好きな動物、キツネの色に。
訪れた方に「(非日常の)世界に入ってほしい」とコンセントや空調の位置を工夫、生活感を排したLDK。印象的な塗り壁はローラーで色をつけてから拭き取った、ムラのある仕上げです。
北海道・上士幌でピザとキャンプを楽しめるお宿「咲色~sairo~」
三角屋根の憧れ実現と、災害から家族を守る家/カントリーヴィレッジ

十勝平野のほぼ中央にある更別村。ここに住むKさんファミリーは、家づくりにあたって三角屋根、薪ストーブ、高断熱高気密、太陽光発電、そして家事動線の自由度を重視しました。
三角屋根を希望したのはご主人。「スタジオジブリのアニメ『魔女の宅急便』に出てくるシンプルで洋風な三角屋根の家に憧れていたんです。朝日社長は10寸勾配(45度)の三角屋根に薪ストーブの煙突やドーマ―(屋根窓)、外壁の色合いなども含めて洋風の外観になるように提案してくれました」
ご主人は消防署職員なので、震度4を超える地震など災害時には出動で家を留守にすることもあり、不在時に家族を自然災害から守るための設備についても重視しました。庭に10KWの太陽光発電を設置したのは、停電になっても、薪ストーブと太陽光発電があれば、暖房、調理など最低限の生活を確保できるからです。
三角屋根の憧れ実現と、災害から家族を守る家 更別村・K邸
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