江別市内の畑が広がるのどかな地域。奥さまのご実家の隣に家を新築したのは、Tさんご夫婦です。
レンガの愛らしさにひと目惚れ
奥さまは建てるならレンガの家がいいと考えていました。レンガのもつ風合いと愛らしさはご主人にとっても魅力的だったと話します。そこで足を運んだのが、札幌市清田区のエコットハウス（松浦建設）でした。
エコットハウスは、耐久性に優れメンテナンスの負担もない次世代レンガを外壁に用いた、新しいレンガ住宅を提案しています。また、高断熱高気密、パッシブ換気システムなど性能や品質の高い家づくりに定評のある、地域密着の工務店です。
パッシブ換気システムとは、屋外にある給気口から取り入れた空気が、地中埋設管を通って床下の暖房機で暖められ、冬は1階や2階のガラリを通してその暖かい空気を室内に届ける仕組みです。空気が自然対流できるよう計画し、家全体を循環して、最後は家のいちばん高い場所に設けた排気筒から汚れた空気が出ていくため、室内はクリーンな空気環境が保たれます。
Tさんの家では、床下のエアコン1台のみで全館空調ができる方法を採用しました。2階に通じる階段の蹴込みには、暖められた空気を室内に届けるガラリが設けられています。
床下エアコンには室内の温度設定ができる装置が付いているため、冬も夏も一年中快適に過ごせます。
エコットハウスのパッシブ換気システム
【札幌】パッシブ換気を推奨する理由（エコットハウス） (ecot-house.jp)
ご夫妻が家づくりを思い立ったのは2023年２月のこと。白石区平和通りにあるエコットハウスのモデルハウスを見学に行き、レンガの外観はもちろん、真冬でありながら室内のじんわりと心地よい暖かさを体感し、それも気に入ってお願いすることになりました。
玄関とは別に勝手口を設けた農家住宅
それではTさんの家を見ていくことにしましょう。
玄関を開けるとLDKへと続くまっすぐな廊下があります。
シューズクロークも広く、収納も十分に備えています。
玄関を上がってすぐの場所にトイレがあります。ひび焼きのガラスのあかりが印象的です。
廊下には洗面台が。コロナ禍での家づくりだったため、玄関手洗いが設けられました。トイレ後の手洗い場も兼ねています。
Tさんの家は玄関とは別に勝手口を設けた農家の住まいです。奥さまのご実家とともに農業を営んでおり、大豆や麦、ビートなどを育てる毎日。勝手口とともに、洗濯機２台を設置した洗面洗濯室も設けました。
この勝手口とユーティリティは、農家にとってなくてはならない造りです。農作業時に出入りがしやすく、作業着を脱いだら洗濯、脱衣室へも直行でき、大変重宝しているそう。
ゆとりのあるキッチンを備えたLDK
LDKは17.6帖あり、広々としています。窓は大きく開放感がありますが、緻密に断熱気密が考えられ、高性能トリプルガラスの窓を用いているため、冬のさ中の引き渡しでしたが、快適な暖かさの中過ごすことができました。
キッチンはリクシル製で、ご夫婦で一緒に立っても余裕のある間口の広さ。ともに料理や片付けをすることも多いそうです。
キッチンと横並びにダイニングテーブルを配置することが奥さまの希望でした。
テーブルの奥に見えるのは、勝手口に通じる出入口。勝手口を上がったら、直接こちらからダイニングキッチンに出入りでき、作業中でもランチが取りやすい間取りです。
この家ができてから飼い始めた愛猫が外に出ないよう、ペットゲートを取り付けています。
LDKには天井埋め込み型スピーカーを設置しました。こちらはご主人の希望によるもの。以前は料理をしているとテレビや音楽が聞こえないこともあり、音響のよいスピーカーがほしかったといいます。
LDKの続き間として6畳の洋室もあり、こちらは愛猫のくつろぐ場所やご主人のコレクションを飾るスペースとして使っています。
神棚は、エコットハウスの棟梁自ら造作したものです。
2階は主寝室＋2室に広いホールも
2階にはご夫婦の寝室のほか、洋室2部屋を設けました。うち1室はご主人のトレーニングルームに。奥さまは妊娠中で、残りの1室を子ども部屋として使う日ももうすぐです。
2階の広いホールは物干し場として活用しています。遮るものがなく見晴らしがよい南向きの窓からは、陽射しがよく入ります。
この家の暖かさをひと冬過ごして実感したＴさんご夫婦ですが、「1階も2階も温度差がなく、家全体が均一に暖かかった」とご主人は話します。奥さまも「寒いと感じたことは一度もなかった」そうです。
2階トイレにはシックな色合いのアクセントクロスが。壁紙やドアの色、照明はすべて奥さまが選びました。
ゆくゆくは屋根に太陽光発電パネルを設置したいとの考えから、Ｔさんの家はオール電化の仕様になっています。エコットハウスはＺＥＨ（ネット・ゼロ・エネルギーハウス）ビルダーとしての実績もあり、その点でも安心できました。
今後は奥さまも、ご主人とともにご実家の農業を手伝うことになるそうです。忙しいけれど職住近接で、家族みんなでホッとできる、そんな快適で居心地のよいわが家ができ上がりました。
2024年10月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。
