恵庭市のTさんは、ご夫婦とお母さまの3人家族。子ども時代からの念願のマイホームの新築をエコットハウスのモデルハウスを見て決めました。
Tさんのおうちを訪れると、2階の広い一室はペットの小鳥たちの飼育部屋となっています。小鳥部屋に入ると「キュキュキュ」と小鳥たちの賑やかな鳴き声が聴こえてきます。
Tさんの奥様は子ども時代から無類の小鳥好き。特にセキセイインコが大のお気に入りで、広い一室に11羽のインコを飼育しています。小鳥部屋にはゲージが置かれていますが、日中はゲージの外に放ち、小鳥たちは自由に部屋の中を飛び回っています。
野生のセキセイインコは、多くて10万羽もの群れを成す野鳥。群れの最小サイズが10羽ということから、群れで暮らすインコ本来の生育環境をつくるため、11羽の多頭飼育をしているそう。
「窓を開けたスキに小鳥たちが逃げないように、網戸を閉めっぱなしにできる引き違い窓にしてもらいました」と奥様。他の部屋と異なり、小鳥部屋は一定の室温を保つために、個別換気・個別暖房にもこだわりました。
奥様が「おいで」とやさしく声をかけると、小鳥たちは奥様の手や肩の上にすっと乗ってきます。
「この子とこの子が結婚してね」と嬉しそうに微笑みながら、どの子も大切に愛情をもって接する奥様は、日中の大半を小鳥と過ごすといいます。
小鳥部屋の床の一部は無垢材を使用し、奥様が小鳥と一緒にくつろげる専用スペースも設置。生き物がテーマのラジオ番組を聴きながら、小鳥とともに日々を生活しています。
太陽の光が差し込む窓から、四季折々の野鳥を楽しむ
1階の対面式キッチンのLDKは、窓も広く明るい太陽の光が差し込みます。
「自然が多く、札幌や空港にも近い恵庭市がよかった」と語るTさん。「この土地は、防風林がすぐそばにあり、自然がなくならない」という理由で土地選びも自然に囲まれた場所を選んだそうです。
新居を建てる前のアパートとは違い「新居に引っ越してからどの部屋もとても暖かいし静かです」とご満足の様子。
エコットハウスで建てる決め手となったのは、温度変化を嫌う小鳥たちにやさしい室内環境と、冬の停電時にも室温が下がりにくい高い断熱性能。機械換気を使わずファン音がない静かなパッシブ換気と、停電してもある程度自立した生活が送れる「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)※」が実現でき、北海道でもインコたちにとってほぼ理想の環境をつくることができたとTさん。
※ ZEHとは:断熱性能を高めるなど住宅で使うエネルギーを最小限に抑えた上で、家で使うエネルギーとほぼ同じ量の電気を太陽光発電によって生み出す家。パッシブ換気とZEHの組み合わせは技術的に非常に難しいとされています。
窓からは四季折々の自然の風景を楽しむことができ、家の中から双眼鏡で野鳥を観察することもできます。「最近では、シマエナガやシジュウカラが家のすぐそばまでやってきます。本当に最高の環境です」。
家の中は、奥様が大好きな鳥のグッズでいっぱいです。「かわいい~!」と鳥グッズを見つめる奥様。
木目調の壁にはかつて大切に飼育していた小鳥たちの写真が飾られ、どの子も大切な命としてご自宅で愛情をもって小鳥たちを飼育されています。
玄関ホールからリビングへ続くドアの横は、ステンドグラスがやさしい光を取り込みながら、小鳥のグッズと調和した可愛いスペースを演出しています。
小鳥たちと過ごす時間以外には、小鳥をモチーフにしたバングル(ブレスレット)のアクセサリーづくりをしています。奥様の専用の書斎で制作されたバングルは、小鳥のグッズを販売するマルシェなどで出展されているそうです。「小鳥のグッズを販売してますが、出展先のマルシェで集まる小鳥グッズも購入できるので、小鳥好きの方とも交流できて楽しく仕事をしています」と奥様。
パッシブ換気床下暖房システムで人もペットも健康に
最後に、Tさんがこだわったパッシブ換気と高断熱、そしてZEHについて聞きました。
機械動力や電力を使わない「パッシブ換気※+床下暖房システム」は、温度差という自然の力を利用して家中をくまなく空気が対流するので、汚染物質や湿気を含んだ空気だまりができにくく、床下空間が暖められるので、足もとから自然な暖かさに包まれます。
※パッシブ換気とは、暖められた空気が上昇する性質を利用した自然のエネルギーだけで空気を循環させる換気方式です。屋外にある給気口から、地中埋設管を通り、フレッシュな空気を床下に取り入れます。床下の暖房機でその空気を温めると、1階や2階の床下ガラリから、暖かくフレッシュな空気が室内に入ります。
室内に入った空気が、自然対流できるように計画し、家全体をもれなく空気が循環し、最終的に家の一番高い部分にある排気塔から汚れた空気が排出されます。外気を取り入れる給気口は、下向きに設置されていて、なおかつ機械の力で吸引しているわけでなく、自然の力でゆるやかに空気を取り入れているので、埃やPM2.5などが侵入する可能性が低い仕組みです。
そのため、給気口にフィルターを付ける必要がないので、3か月に一回の頻度でフィルターを10カ所近く掃除しなければならない、という難題に直面することがないのです。
「災害時や停電時にも自然の力で止まることなく動く’’パッシブ換気床下暖房システム‘’は、人より温度変化に弱い小鳥たちとって理想」とTさん。
真冬に停電しても室温が下がりにくいのは、高い断熱性能により、魔法びんのように家の中が冷めにくいから。基礎・天井・外壁は「1メートル断熱トリプル※」を採用し、断熱だけでなく道路を走る車の音も聞こえにくい、暖かくて静かな家となりました。
さらに5.3kWの太陽光発電システムを搭載。寒い冬も暑い夏もエネルギーを創り出します。発電と消費エネルギーを差し引きすると、購入が必要なエネルギーは限りなく少ないため、環境負荷と光熱費を同時に削減することが可能な、地球と家計にやさしい家となりました。
※1メートル断熱トリプルは、基礎・天井・外壁の断熱材厚さを合計して1mにもなる高断熱性能とトリプルガラスサッシで、高い快適性と省エネ性を実現する同社住宅の標準仕様です。
【予約制モデルハウスを札幌市清田区で公開中】
エコットハウスでは、「パッシブ換気」「次世代レンガ」をご覧いただける予約制モデルハウスを札幌市清田区で公開しています。
ご予約はホームページからできるようになっています。興味を持った方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
記者の目
エコットハウスのZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅は、Tさんのように生き物と暮らす家庭には最適の住宅。
小鳥に限らず、犬や猫などの動物にとっても安心でやさしい家づくりであることが伝わってきました。Tさんの家は動物好きのわたしにとっても、とても憧れの素敵な家でした。ペットを飼っている方には、ぜひエコットハウスを一度見学されてみることをおすすめします。
2020年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。