北海道十勝の芽室町は、人口約18000人の小さな町ですが、畑作を中心とする大規模農業、高速道路沿いの工業団地、人口約17万人の帯広市に隣接することもあり、帯広圏の子育て世代が家を建てる際の候補地として人気の地域です。iezoomでも芽室町で家づくりを実現された方のインタビューを数多くさせていただいておりまして、今回はその中から数例をご紹介します。
朝食、夕涼み、焼肉も長さ13メートルのテラスで満喫 芽室町/ティーメイス
芽室町内の静かな住宅街。建物の南面いっぱいに13.65メートルのテラスが広がる平屋住宅に暮らすのは、ご夫婦そろってアウトドア好きというSさんです。テラスでは定番の焼肉のほか、朝ごはんをのんびり食べたり、夕涼みをしたり。アウトドアの開放感を暮らしの中に取り入れて楽しんでいます。
設計・施工は帯広市のティーメイス(T-meis)。担当は本間智代里社長と大野博美さんです。
外観はガルバリウムに杉板を合わせ、モダンなデザインに。北海道では普通に設計すると分厚くなってしまうという屋根も構造的な工夫によりスリムに仕上げ、すっきりとした見た目にこだわりました。
傾斜を活かしたスキップフロア 林の中の家 芽室町/水野建設
緩やかに傾斜した屋根とカラマツの外壁が特徴のT邸。設計・施工を担当したのは音更町の水野建設、担当は同社の水野光義社長、水野円さんと早智さんです。
建物は土地の傾斜を活かし、一部をスキップフロアに。土地の高い部分にあたる写真の奥側が1階、低い部分にあたる手前側が0.5階と1.5階というような構造になっています。
水野建設は木をふんだんに使う家の雰囲気と「気密・断熱性能が高く、信頼して薪ストーブの施工を任せられるところ」が決め手で選んだというTさん。
猛暑日が続いた夏も「気密性が高いせいか、締め切っている方が涼しいくらいでした。30℃を超える日もエアコンは寝る前に少し付けるくらいで十分涼しかったです」(奥様)と性能の高さを実感しているそうです。
芽室の住宅会社「カントリーヴィレッジ」朝日社長のこだわり自宅公開
朝日邸は2009年に竣功。住宅が建ち並ぶ芽室町東めむろの一角にありました。2世帯住宅で総2階、三角屋根のシンプルな形状ですが、外観だけを見ても、塗り壁や窓枠、屋根材などのカントリーなテイストやシンメトリー(左右対称)なデザインなど、早速、朝日社長の好みが満載です。
薪ストーブに200mm断熱、地産地消の平屋 芽室町/水野建設
Kさんご家族は昨年12月、帯広郊外に水野建設で念願のマイホームを完成させました。
日々の生活に本当に必要な広さや設備を吟味し、無駄を排して小さく造ることで実現できる、上質で豊かな空間。
2LDKの平屋建てで建物面積は約24坪。玄関前には住宅と一体になった物置兼カーポートがあり、実際はもっと大きく見えます。
個室は子ども部屋1つと夫婦の寝室、合計2部屋。奥さまは、「子ども部屋が必要なのは、小学校から高校ぐらいまでの10年ほど。子ども部屋を広く造ってその後持て余した話をいくつも聞いているので、無駄に広く造る必要はなく、2人で6畳もあれば十分だと思っています」と話します。老後のことを考えて、室内ドアは開けやすい引戸にしました。
広さは抑えていますが、平屋のため階段スペースが必要なくなり、また玄関周りや水回りのスペースを広めに取っているので広々としています。
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