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住宅会社社長や社員が建てた自邸まとめ

住宅会社社長や社員が建てた自邸まとめ

仕事として何十、何百と住宅を設計、施工してきた住宅会社の社長、社員はどのような家を建てて住んでいるのか?興味ありませんか?

住宅業界で働く人たちは一般の人にはない住宅に関する専門知識、経験を数多く持っているはずです。住宅会社社長や社員が建てた自邸をご紹介します。

住宅会社社長や社員が建てた自邸/北広島市・佐久間さん キクザワ



この住まいは、(株)キクザワに勤務する女性社員、佐久間ちなさんとご主人のご家族が建てました。

カーポートの屋根と、建物の屋根には合わせて7.8KWという大容量太陽光パネルを設置。すっきりとしたシンプルモダンな外観とは表情を変え、室内は木の質感や色合いに変化をつけた、上品な空間が広がっていました。
最高ランクのクリナップのステンレスキッチンを採用し、カウンター部分や背面の収納は造作、また、カウンターとキッチンの段差部分にはご主人が選んだという、名古屋モザイクのタイルをあしらいました。まるでキッチンがひとつの家具のように、上手く佐久間邸に調和しています。

室内は、壁紙ではなく珪藻土入りの塗り壁を採用しています。
「娘がアトピー体質なんです。壁紙の接着剤がアレルギーの原因物質になる可能性もあるので、この家は天然素材の塗り壁にこだわり、床も接着剤を使っていない無垢のフローリングにしました。珪藻土には調湿機能もありますし、なにより匂いがないのが良いですね。こちらに引っ越してきてから、娘の症状が改善されてきた気がします。水の変化や、絨毯をなくした事も理由として考えられますが、アトピーが気になるご家族には、一度試していただきたいですね」

「洗濯物が乾いたら、そのままハンガーにかけて片づけられるように、1階にウォークインクローゼットを置いたんです。少しでも家事時間を減らしたくて(笑)。除湿器も付けているので湿気もこもらず、なによりユーティリティーに隣接して使い勝手が良いんですよ。掃除用具もアイロン用品もまとめて収納してあります」


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住宅会社社長や社員が建てた自邸/芽室町 カントリーヴィレッジ朝日社長の事例



2世帯住宅で総2階、三角屋根のシンプルな形状ですが、外観だけを見ても、塗り壁や窓枠、屋根材などのカントリーなテイストやシンメトリー(左右対称)なデザインなど、早速、朝日社長の好みが満載です。

ダイニングの上にある梁は、古民家の母屋で使われていた古材を活用。50年以上前の大工さんが釿(ちょうな)や斧で加工した跡、そして長年住宅の煙やススによる黒ずみなどが生み出した自然な風合いを活かしています。キッチンもカントリースタイルで統一されています。このように、キッチンや建具、収納棚などは、メーカーの既製品ではなく、大工さんや建具職人、家具職人の造作。人の手で作り上げた暖かい雰囲気が伝わります。

この家は施主、設計がどちらも自分なので、ある意味では思い通りに作りました。家のデザインでは、モダン系の家も好きですが、長年暮らしていても飽きが来ない、小さな子どもがうっかり傷を付けたりしても見た目が悪くならないというかむしろ味になるようなデザインの家に一番魅力を感じます。

また、住宅は、長く心地良く住むためには、定期的なメンテナンスが欠かせませんが、多くの日本人は日常的なメンテナンスは苦手です。またリフォームの費用を計算に入れて家を建てる人も少ないので、メンテナンスが少なくても大丈夫な家を目指したい、というのも家づくりのポイントかなと思っています。


十勝・芽室の住宅会社「カントリーヴィレッジ」朝日社長のこだわり自宅公開

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理想の住宅デザインを自宅で実現 日頃、家づくりを本業にしている住宅会社の社長は、いったいどんな家に住んでいるのでし...

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住宅会社社長や社員が建てた自邸/江別市М邸/船木建設・森木社長自邸



江別の船木建設といえば、江別の地域密着工務店・リフォーム店として年間1000棟近い住宅の新築、リフォーム、営繕を行う住宅会社です。その社長である森木さんは、建築士の資格、現場監督の経験、新築やリフォームの営業経験も豊富な人です。その森木社長が建てた家は・・・

天井の杉板や窓の大きさは室内の雰囲気を高めています。天井高は2900。バランスをとるため建具をハイスタッド仕様にしました。自宅の床材は表面の質感が良く、側面のエッジ部分にも化粧が施されたダイケンのトリニティという製品を採用してみました。足裏の感触も、見た目も良いのが魅力です。

床下に新鮮な空気を取り入れ、暖房機で温度をコントロールし、床のガラリなどから室内の空気を循環させることで、快適で新鮮な空気を家じゅうにゆるやかに対流させる低燃費空調システム「エコブレス」を採用しています。


江別の新築・注文住宅:船木建設の家づくりとは?

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【江別・船木建設】腕の良い大工を育てる工務店戦略 では船木建設が大工と現場監督の育成の取組について、 江別で住宅リ...

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住宅会社社長や社員が建てた自邸/猪子建設・猪子真治部長の自邸・音更町

施主の猪子真治さんは、十勝・音更町の工務店「有限会社猪子建設」の猪子茂昭社長の息子さんで、20代は大工をしていました。現在は営業部長としてお客さんとの打合せや工事管理などを担当しています。自邸を建てることになったのは、保育園に通う2人の子どもの生活環境を整えたかったこと、そして猪子建設で経理として働きながら、子育てにも奮闘する奥様(亜依さん)の家事負担の軽減も踏まえてのことです。

そのため、真治さんは、亜依さんとの打合せを重ね、子育て環境と家事動線や掃除のしやすさなど、亜依さんの要望を大切に、家づくりに取り組みました。



外観は、一階が木(十勝のカラマツ)の板張りで、ナチュラルな素材感を追求しました。板張りだと定期的なメンテナンス(塗装)も必要になりますが、1階部分だけであれば、足場を組むことなく塗り替えができます。板張りの外壁に似合う玄関ドア。これはYKKAPの高断熱玄関ドア「イノベストD70」という新製品で、断熱性能が熱貫流率(U値)で0.90(W/m2・K)と、トリプルサッシ並みの高い断熱性能を持つため、玄関内を暖かく保てる上に、省エネや結露防止などにも効果があります。しかも鋼製の玄関ドアには見えない、天然木の板張りになっているため、板張りの外壁にも似合う意匠面でもすぐれた玄関ドアです。

外壁の断熱は、高性能グラスウールで280ミリ。窓もトリプルガラスを採用し断熱ブラインド(ハニカムサーモスクリーン)も導入、玄関ドアも高断熱仕様です。屋根には8.26KW(キロワット)の発電ができる28枚の太陽光パネルを設置しています。この家は、国土交通省がZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の普及拡大を目指して進めている、省エネや地球環境に優しいゼロ・エネルギー住宅(地域型住宅グリーン化事業)の補助金を受けています。


子育て+省エネ(ZEH)の注文住宅/猪子建設・猪子真治部長の自邸・音更町

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工務店の社員は、自分と家族のために、どんな家を建てるのか・・・興味ありませんか? 家族の生活環境が第1 今回取材に伺...

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住宅会社社長や社員が建てた自邸/札幌・建匠山口建築部長の事例(リフォーム)



創業1957(昭和32)年から60年以上、地域の評判、口コミに支えられて住まいの営繕、リフォーム、新築を行ってきた実績のある札幌市豊平区の工務店・リフォーム会社の株式会社建匠の山口征貴部長。ご自身も10年前に、札幌市内で築33年、950万円の中古住宅と土地を購入。家族が住みやすいように、予算の都合も踏まえながら優先順位をしっかり考えた約700万円のリフォームを行いました。つまり戸建て住宅の取得コストは総額1650万円です。札幌の市街地で木造の新築一戸建て住宅を持つ場合は3000万円以上の費用が必要ですから、持ち家の取得コストを抑える合理的な選択肢です。



山口部長 一階は家族で過ごす時間も長いし、来客もこられることを想定して、ある程度費用をかけようと考えました。一階の暖房給湯、窓や内装の張り替え、トイレの交換、そしてすが漏れ対策に多くの費用がかかりました。

逆に2階はプライベートゾーンなので、極力リフォーム費用を抑える工夫をして綺麗にしようと考えました。そのためには実現したいことの優先順位をつけるよりも我慢すべきことの整理が必要でした。人件費や材料費を当たり前にかけて、壁や床、天井をしっかり直したりしないで、現状を活かして塗装をしたり、クロスを貼ったり…。今回は自宅なので、思い切った発想で、家族と相談しつつ費用を抑えて改修しました。通常の半分程度の価格で行えたと思います。

リフォームで難しいのは、お客様にとって、何を重点的に直したいのかを踏まえた改修の計画を練ることです。2階は断熱性能を十分に満たしていなくても我慢するなど、メリハリをつけた対応にして予算内で納めました。


予算・要望にあった住宅リフォームとは?/ 札幌市山口邸/建匠

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住み慣れた我が家でも、実は キッチンが使いにくい 窓回りが寒い 雨漏り、すが漏れしている 水道の蛇口から水がポタポタ...

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あとがき

住宅会社の社長や営業、設計担当者などは、自身の経験をもとに、建て主さんにおすすめする前に自分の家でいろんなことを試してみる、試して良ければ自信をもっておすすめできる、という意味で自宅を建てることもあります。特に光熱費やメンテナンス、家事動線などは数年住んでみてこそわかることもあるからです。自宅を建てて初めて、建て主さんの気持ち、悩む点などが理解できるようになるという面もあります。

そもそも住宅業界に入る前から家が大好きで、という人は特にいろいろ自宅に盛り込みたい方も多いようです。逆に、大工さんなどの技能者は、ご自身の家を簡素に、安く合理的に建てるケースも非常に多いようです。ある意味住宅の中身を十二分に理解しているので、余計な装飾などに今更価値を見出せない、いまさら夢も憧れもないからそっけない家を建てるというパターンです。

IEZOOMの中には、まだまだ住宅会社社長・社員が建てた家はありますので随時加筆していきます。お楽しみに。


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