Column いえズーム コラム

【旭川・帯広】住宅の「設計」「デザイン」がスゴい事例まとめ

住宅の設計力がスゴい事例まとめ

建て主の要望と設計者のアイデアが詰まった事例をまとめました

いえズーム(iezoom)は、年間100件以上、家を建てた方のご自宅にお邪魔して、取材撮影をさせていただいております。その中で、設計・デザインの力が凄いな!と感じる事例も数多くあります。建築家が設計した家はもちろんですが、ハウスメーカー、工務店の社内の設計者がプランした住宅にも素晴らしいものは多々あります。お客様の夢をかなえたデザイン、お客様の暮らしに関する課題を解決した設計、設計者のさまざまな配慮が住み心地や、暮らしの満足度に大きく貢献した設計などを中心にご紹介します。

スゴい設計・デザイン事例 /旭川市Oさん・アイダホーム



ブラックのサイディングにシャンパンゴールドのオーバースライダー・シャッターがポイントの外観。通りに面した開口部を最小限にしているのは、防犯対策と、視線を感じず寛げる住環境を確保するためです。玄関も通りから見えない造りになっています。

リビングとダイニング、車庫の三方向から出入りができる中庭。上部に屋根は付いていませんが、目隠し壁の外壁を付け、大きな採光窓を設けています。人目を気にせず、ティータイムやバーベキューを楽しむことができる、ご夫婦お気に入りの空間になりました。

奥さま 壁面を使い、収納をたくさんつくってもらいました。リビングは中の小さな仕切りまで造作してもらっています。
ごみ箱など生活感の出るものは、家具として内蔵してもらう工夫も。リビングのコーヒーテーブルにも、引き出し式のごみ箱を内蔵してもらっています。

200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム

スゴい設計・デザイン事例/池田町・Oさん 赤坂建設



外観はご主人のデッサンを基にデザインしました。小さなサンプルだけでは分かりづらいサイディングの色味や質感は、3D画像のシミュレーションを見て決定。
「時間によって日の当たり方が変わる、その見た目の変化なども見せてもらえたのでリアルに想像ができました」(ご主人)

空間のゆとりを感じさせるリビング。「階段下はつい収納にしたくなりそうですが…」と訊ねると、整理収納アドバイザーでもある担当の高山さんからこんな返答が。
「収納は余裕があればあるほどいいと考えがちですが、実はそうではないんです。収納が多すぎるとかえって片付きづらくなるので、この家も収納したい物の種類や量を詳しくお聞きして最適なプランニングをしました」
結果的に、同じ面積でも片付きやすく、ゆとりのある造りになりました。


牧草地の眺めが絶景!ナチュラルモダンの農家住宅/池田町Oさん

取材記事 牧草地の眺めが絶景!ナチュラルモダンの農家住宅/池田町Oさん

今回伺ったのは、池田町の広々とした牧草地の中に建つO邸、酪農家のご夫婦と3人のお子さんで暮らしています。 設計・施工...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/十勝管内Oさん カントリーヴィレッジ



「ホテルのようなスタイリッシュさではなく、家が主張しすぎない心地よさを」。
そう望んだLDKは、目を奪う装飾や視覚的ノイズの少ない自然な佇まいです。照明は部屋全体を照らすものではなく、必要な場所のみに配置することで陰影ある空間になっています。存在そのものが生活感を漂わせがちなシステムキッチンは、リビングに溶け込む色とスタイルを選ぶことで主張を抑えました。

外観は住宅地という環境に馴染むデザインを望んでいたOさん。「焼杉を使った三角屋根の家」と要望しました。完成したのは、焼杉や漆喰といった素材で和の趣を感じさせる外観。同時に軒先(破風)を薄くし、和テイストを主張しすぎないデザインにもこだわりました。


シンプルな美しさを追求「ノイズレスデザインの家」/   十勝管内Oさん カントリーヴィレッジ

取材記事 シンプルな美しさを追求「ノイズレスデザインの家」/ 十勝管内Oさん カントリーヴィレッジ

静かな住宅街の中に佇むO邸は、ご夫婦とお子さんが暮らす平屋住宅。設計・施工は芽室町のカントリーヴィレッジです。 30℃...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/旭川市・Sさん 小森工務店



外壁施工の技能者でもあるS邸のご主人。家づくりの前に、何十軒もの中古住宅を見て「理想の家」のイメージを検討した奥さま。ご夫婦は、自由設計の新築住宅にたどり着きました。

Sさん夫婦の一番の希望は、広いリビングでした。ポイントは、玄関ホールからリビングまで仕切りとなる壁や扉が一切ないこと。
さらに天井を通常より30センチ高くしたことで、広さを感じられるリビングになりました。キッチンも含めて、1階全体が “大きなワンルーム”のような造りです。

「家族が集まる場所なので、過ごしやすい空間づくりを目指しました」とSさん。1階LDKの広さを確保するため、お風呂や洗面所を2階にしました。


「リビングの大空間」を叶えたモダンデザインの家 旭川市S邸/小森工務店

取材記事 「リビングの大空間」を叶えたモダンデザインの家 旭川市S邸/小森工務店

外壁施工の技能者でもあるS邸のご主人。家づくりの前に、何十軒もの中古住宅を見て「理想の家」のイメージを検討した奥さ...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/芽室町・Sさん ティーメイス



畑作農家のご夫婦がたどり着いたのは、町中に中古の二世帯住宅を購入してリフォームするという選択でした。間取りと内装をがらりと変え、築13年の住宅を理想のマイホームに仕上げました。

今回は、基礎、外壁、屋根、断熱などの主要構造部や設備などを、ティーメイスの本間智代里社長が現況調査、図面チェックなどを行った上で、十分使える躯体はそのままに間取りを変更、キッチンや風呂など設備の入れ替えと内装が中心のリフォームです。

奥さま「間取りの変更やキッチン、ドアや床の取り替えなど要望を出して、プラン付きの見積もりを出してもらうまでが約2週間。急いで作成してもらったにもかかわらず、要望はしっかり取り入れてもらえました。

それぞれ趣味がある家族が思い思いに過ごせる家で、大人も子どももゆったり暮らしています。間取りもインテリアも要望をすべて叶えてもらい大満足。ンニングコストまでしっかり考えた提案・施工をしてもらったので、そのあたりも嬉しいですね。中古であることを忘れるくらいの、理想の我が家です」。


二世帯住宅をリフォームで「新築以上」の我が家に/芽室町S邸 ティーメイス

取材記事 二世帯住宅をリフォームで「新築以上」の我が家に/芽室町S邸 ティーメイス

「一人ひとりが好きなことをできる空間が欲しくて」。 畑作農家のご夫婦がたどり着いたのは、町中に中古の二世帯住宅を購...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/上士幌町・Aさん cubeチセ



北海道が大好きで、2020年に上士幌町に移住したAさん夫妻。2022年、キャンプステイのできる宿兼ピッツェリアである「咲色~sairo~」の開業を目指して、一面に広がるトウモロコシ畑と牧草地の中にこの建物を建てました。外観はフランスのアルザス地方の村、コルマールの家のイメージです。

「遠くの道路からも綺麗に見えるようにデザインしてもらいました。雰囲気を壊さないよう、電線も地下に埋めています」(ご主人)

訪れた方に「(非日常の)世界に入ってほしい」とコンセントや空調の位置を工夫、生活感を排したLDK。印象的な塗り壁はローラーで色をつけてから拭き取った、ムラのある仕上げです。

こちらの玄関とトイレ、LDKは食事や宿泊のお客さんも利用するスペースと共有です。細部まで雰囲気づくりに力を入れました。

「どこを見ても「可愛い」と思える家に仕上がってとても満足しています。玄関のアール壁(曲線の壁)などデザイン上の難しい要望も叶えてもらえ、この家に暮らせる幸せを噛みしめています」


北海道・上士幌でピザとキャンプを楽しめるお宿「咲色~sairo~」

取材記事 北海道・上士幌でピザとキャンプを楽しめるお宿「咲色~sairo~」

北海道が大好きで、2021年に上士幌町に移住したAさん夫妻。2022年、キャンプステイのできる宿兼ピッツェリアである「咲...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/旭川市・Tさん 小森工務店



鮮やかな青の外壁に可愛らしい三角屋根、白枠のオシャレな格子窓、玄関ポーチとテラス――。旭川市内の住宅街に建つT邸は、アメリカの開拓時代の住居を思い起こさせるカントリースタイルの外観です。

奥さま 実は、私の父が小森工務店の社員で、実家も父が設計した家でした。

Tさん 建てたい家のイメージをスケッチしてお義父さんに見せたところ、そのスケッチを元に図面を書いてくれたんです。その家がとても良かったので、実際に建てることになりました。

最初は、玄関を真ん中にしたシンメトリーで美しい外観を希望していました。ですが、この外観だとLDKが分かれてしまい、LDKに隣接する部屋が作りたいという奥さんの希望が叶わなくなってしまいます。そこで、お義父さんの提案で玄関を左に配置しつつ美しい外観の家になるように外観デザインを工夫していただきました。

私たち夫婦の希望や意見を最大限に採り入れたうえで、お義父さんの経験が活かされて、外観、室内ともに満足できる理想の家ができたと思います。


建物の幅(間口)10メートル 風格ある佇まいの家 旭川市T邸

取材記事 建物の幅(間口)10メートル 風格ある佇まいの家 旭川市T邸

鮮やかな青の外壁に可愛らしい三角屋根、白枠のオシャレな格子窓、玄関ポーチとテラス――。旭川市内の住宅街に建つT邸は、...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/旭川市・Mさん 昭和木材



玄関正面の壁を横長に貫くタモ材の突き板のデザインは、ご主人が街で見かけて気に入った壁のデザインがアイデアの素に。LDKに続く扉の先に広がるのは、訪れる人が驚くような非日常の風景です。タモ材の縦格子や、陰影が美しい間接照明は和風旅館のような佇まい。そして、目の先に飛び込んでくるのはスタイリッシュなキッチンです。生活感をなくしたいというご夫婦の希望が、大胆な設計に反映されています。

モデルハウスでご主人の心を掴んだ浮造り・耳付きの階段。タモの木目の凸凹を強調した浮造り仕上げは、見た目の美しさと足裏に触れる感触の良さが魅力です。樹皮をはいだ木の外側部分にあたるカーブを生かした「耳付き」にすることで、階段に表情が生まれています。

また、リビング・ダイニングの勾配天井は全面に木材を使わず、あえて部分的に使うことで木の質感を生かしました。木の良さが埋もれないよう、時には引き算することも設計の大事なポイントです。「ひとつとして同じものがないのが木の魅力です。期待した以上の家ができました」とMさんご夫妻。上質な天然木とスタイリッシュで機能的なデザインに囲まれた新居での暮らしを満喫していらっしゃいます。


北海道らしい景観と木の表情を生かした家 旭川市M邸/昭和木材

取材記事 北海道らしい景観と木の表情を生かした家 旭川市M邸/昭和木材

旭川で100年以上の歴史を刻む老舗木材会社の住宅事業部である「昭和木材」の家に惚れ込み、木の表情を生かした唯一無二の...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/帯広市・Sさん Cryptn(クリプトン)



帯広市街の土地は人気が高く、競争率の高さを肌で感じていたというSさん。そんな時に設計を担当したクリプトンの古市専務に勧められたのがこちらの三角形の土地でした。

「四角い土地しか考えていなかったのですが、三角形の土地も面白いよと提案してもらって。こういう変則的な土地に柔軟に対応できないメーカーも多いため、購入に踏み切れない方も多く、利便性の高いエリアにもかかわらず手に入れることができました」(Sさん)。

外観は「段差や窓の位置の工夫、素材の切り替えなどによって表情が出るようにしています」(古市専務)と型にはまらないよう計算されたデザイン。フレームが薄く、スタイリッシュな印象を与えるFIX窓が印象的です。

家を建てた後には早速引っ越し業者の方に「どこの建設会社で建てたんですか?」と訊ねられ、家の中をご案内するなど今度は紹介する側に。
「おすすめ」と自分から言わなくてもいつの間にかその良さが伝わっている…訪れた人をハッとさせる、クリプトンのデザイン力の高さを感じさせるエピソードです。


「遊び心」と「デザイン」が魅力!ママ友にも評判の住宅会社とは?帯広市S邸

取材記事 「遊び心」と「デザイン」が魅力!ママ友にも評判の住宅会社とは?帯広市S邸

帯広市街の中心部近く、大きな公園のある開放的なエリア。日当たり抜群の三角形の土地に建てられたS邸は、随所に遊び心と...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/旭川市・Yさん アーケン



Iezoomの編集者、カメラマンもみんな衝撃を受けた住宅をご紹介します。

犬を愛するオーナーのYさんはアウトドアが趣味。できれば山に住みたい。ただ現実は経営するペットショップから離れて住みにくい。なら、住宅街に山小屋のような家と、木々を植えた“森”をつくろう―。そんな思いを形にしようと、自宅には古材をふんだんに活用し、わんちゃんがめいっぱい楽しめる庭もオーダーしました。特注キッチン、造作のお風呂、窓、階段なども必見です。

キッチンは、天板を厨房機器メーカーで、フレームを鉄工所で特注。溶接の跡を残し、塗装せず素材感を出しています。天井、階段にも無垢材や古材を使用。電気の配線などは現しですが、鉄管などを使って見た目も配慮。階段の手摺の材は先端をカットせず、打ち付けたままです。寝室の内装は大工の阿部勝実さんお任せ。右側の壁の板張りは、丸太から引き割って耳を残した材を張り付け、その間から着色したモルタルをのぞかせました。


室内に古材フル活用!家族も愛犬も癒される家/旭川市・Y邸/アーケン

取材記事 室内に古材フル活用!家族も愛犬も癒される家/旭川市・Y邸/アーケン

Iezoomの編集者、カメラマンもみんな衝撃を受けた住宅をご紹介します。 犬を愛するオーナーのYさんはアウトドアが趣味。...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/帯広市K邸/cubeチセ(キューブチセ)



「ヨーロッパの片田舎に建つ使い込まれた住宅の何とも言えない味わい深さが好き」そう語るKさん。2019年春に、Kさんご一家のアンティーク小物が似合うシャビーでお洒落なマイホームが完成しました。

おじいさまの家で使っていたレトロなちゃぶ台が西欧風のインテリアに不思議と馴染んでいます。フローリングは無垢のパイン材、窓は耐候性と断熱性に優れた木製輸入サッシを使用。

「長く、お洒落に、快適に暮らせるように、古くなったらみすぼらしく見えるものではなく、年月とともに味わいを増していくものを選びました。その方が大がかりなメンテナンスの必要がなく、長い目で見てコストを抑えられるのではないかと思います(Kさん)」。


憧れのヨーロピアンカントリーをアレンジ 帯広・cubeチセ(キューブチセ)の家

取材記事 憧れのヨーロピアンカントリーをアレンジ 帯広・cubeチセ(キューブチセ)の家

西洋の古民家を思わせるヨーロピアンスタイルの住まい。無垢の木が醸し出す素朴な暖かさが持ち味の新居で初めての夏を過...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/北海道大樹町E邸/石井建設



2016年、大樹町内に平屋の注文住宅を建てたEさん。過去に大学で建築を学び、東京で現場監督の仕事を経験した経歴があります。十勝にUターン後、現在は町内で建築関係の業務に携わっています。Eさんが検討した要望ポイントは玄関だけでも

客用と家族用の出入り口を分ける
コートの掛けられるSIC(シューズインクローゼット)
鏡を設置し、広がりを持たせる。鏡の裏にスリッパ入れ設置
ニッチと間接照明をデザインに取り入れる
外部にモノをかけるフック
框(かまち)を長くしたい。人が多くても安心
框の下に欠きこみを作り靴を収納
玄関土間はCOM素地としたい
人感センサー付きLED
断熱性の高いドア→D2仕様OK(価格検討)
床仕上げは玉砂利洗い出し、ポーチはタイル(剥がれ、欠けは出ないか?)

など、たくさんあります。具体的な打ち合わせの過程で諸事情を踏まえて判断するので、全ての要素をもれなく取り入れたわけではありませんが、E邸の家づくりはこうしたお客様の要望を帯広の石井建設が丁寧に実現させ、さらに石井建設側の設計・プランニングのアイデアも併せて建てられました。


建築士が平屋の注文住宅を発注した工務店とは?/十勝・大樹町・E邸

取材記事 建築士が平屋の注文住宅を発注した工務店とは?/十勝・大樹町・E邸

住宅建築の専門知識がある建て主さん 2016年、大樹町内に平屋の注文住宅を建てたEさん。過去に大学で建築を学び、東京で...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/旭川市S邸/旭川・アーケン



皆さん。男性の趣味は、家の中に収まらないものが多いということにお気づきですか?

日本ではガレージは、車やバイクを収納する車庫、という定義かもしれませんが、ガレージライフの本場アメリカでは、車をしまうだけではなく、車を整備したり、日曜大工の工具を置いて作業する作業場、さらには趣味を心置きなく楽しむ秘密基地的な意味あいもあるそうです。

カルフォルニア系デザインのガレージが欲しかったご主人。アーケンの藤原社長に相談し、旭川の積雪荷重にも耐える、しかもデザインの良いガレージを購入しました。スノーボードやスキーなどのアウトドア用品は壁に設置、保管できます。自転車やキャンプ用品も壁に掛けられます。そしてこのガレージの奥には部屋があります。ガレージ内部に、木造で小屋を作ったのです。好きなスポーツのグッズなども並ぶお気に入りの空間です。

ちなみにこのS邸はガレージの工夫以外にも奥様がおうちサロンを開催しやすい設計、リビングとダイニングの間に熱帯魚のインテリア水槽を配置するといった設計上の工夫であふれています。


後編 楽しいガレージライフ&インテリア水槽 元断熱職人のこだわりご自宅ご紹介/旭川・アーケン

取材記事 後編 楽しいガレージライフ&インテリア水槽 元断熱職人のこだわりご自宅ご紹介/旭川・アーケン

前編は、奥さまがご自宅で離乳食の教室を開くための家づくりをご紹介しました。 前編 おうちサロンのできる家づくり 離乳...

この記事を詳しく見る

スゴい設計・デザイン事例/網走市H邸/光輝建設



2014年に竣工したこちらの住宅は、光輝建設・濱野専務のご自邸です。当時採用を始めた4倍断熱や自然素材を活かした内装仕上げが大きな特徴となっています。

広々としたリビングは、吹抜けのような大空間にしているのがポイント。平屋ながら開放感あふれた住み心地を感じられるのが嬉しいですね。また、日常の暮らしが単調にならないよう、寝室へ向かう書斎ルームはちょっと遊び心が感じられるスキップフロアになっています。

窓の大きさ・配置も考えられています。日射をできるだけ室内に取り込めるよう一般的には南・東面の窓を大きく・多くしますが、明るさを抑えた落ち着く空間にしたいとの考えから、あえて南・東面の窓を大きく・多くせず、森を眺めることができる北面に窓を積極的に付けるとともに、テラスドアから出入りできるウッドデッキも設けました。秋には目の前に紅葉が広がり、絶景を楽しめます。



ユーティリティのスペースを見ると、間仕切りされていても天井は張られていないことに気が付きます。実はこれ、冬季に気になる乾燥感を緩和するための工夫なんです。高断熱住宅では暖房シーズンに乾燥感が気になることがありますが、ユーティリティの洗濯物や扉を開けた浴室から出る水蒸気を上から室内全体に回すことで、一定の湿度を保ち乾燥感を緩和しようという考えです。


4倍断熱と自然素材を活かした住まい 網走市H邸/光輝建設

取材記事 4倍断熱と自然素材を活かした住まい 網走市H邸/光輝建設

室内の暖かさを逃がさない癒やしの空間 2014年に竣工したこちらの住宅は、光輝建設・濱野専務のご自邸です。当時採用を始...

この記事を詳しく見る

さいごに

建て主のデザインや動線、性能、価格などに関する要望、そして土地や予算、家族構成などを踏まえ、自由設計の注文住宅で最善の住宅を建てるとなると、家づくりにおいて設計者の知識、経験、ヒアリング力、コーディネート力、さらには設計施工も踏まえた総合的な力が必要になります。

建築家はもちろんですが、工務店、ハウスメーカーの設計者でも、それぞれ力量や熱意、経験値に違いはありますし、建て主との相性も大いに影響すると思います。設計が良いだけでなく、現場監督や大工さん、塗装などの技能者の力があってこそ良い家が建つという面もあります。ぜひ、ご自身にあった設計者をじっくり探していただければと思います。(編集部)

おまけ



余談ですが、家づくりはご夫婦やご家族、設計者、施工者、営業マンなどさまざまな関係者による合作のような面があります。自分の思いだけで自由に作った家、というのは現実的にはなかなか難しいと思います。その点、住宅会社の社長が、自宅を設計し、現場監督し、施工した家などは、ある意味、本当の自由設計かもしれません。ということで、住宅会社社長や社員が建てた自邸まとめ ももしよければどうぞ


目次

2021年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

探したい地域はどちらですか?