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老舗木材会社ならではの「木×モダン」の新提案 「ひじり野スタイル」/上川郡東神楽町


2024年6月、上川郡東神楽町ひじり野に昭和木材の新モデルハウス「ひじり野スタイル」がグランドオープンしました。

大正2年創業の老舗木材会社である昭和木材は自社で製材・加工する高品質な木材を生かした住宅デザインや、家事がしやすいプランを取り入れた「女性目線の設計」で多くの施主から支持されています。

新たにオープンしたモデルハウスを訪れ、担当した住宅事業部工事課長 髙野哲也さんと、住宅事業部課長で設計士の林のぞみさんにお話を聞きました。

プライバシーに配慮したスタイリッシュな外観デザイン



モデルハウスは「ひじり野西公園」の正面にあり、晴れた日には大雪山の山並みを望むことができる自然豊かな場所です。

周辺には食料品や日用品が揃う大型ショッピングモールがあり、JR旭川駅や旭川空港までは車で約15分の距離で、買い物や通勤のアクセスも良い好立地です。


こちらは隣接するコンビニエンスストアから眺めた外観。手前に設置された物置が目隠し代わりになっている


外観はダークカラーのガルバリウムとホワイトの塗り壁でスタイリッシュな佇まい。大きな通りやコンビニエンスストアに隣接することから、プライバシーを確保するための工夫が見られます。


インナーコートを通過して回り込んだところに玄関がある


髙野さん 正面の塗り壁を回り込んだところに玄関を配置しています。玄関アプローチを作ることで通りからの視線を自然に遮り、公園側から吹く強い風をかわして出入りがしやすくなるよう設計しました。


物置が目隠しになったインナーコート


髙野さん 今回のモデルハウスは子育て世代の4人家族を想定しており、インナーコートは家族でバーベキューを楽しむスペースとして提案しています。

クールモダンと木のあたたかさが調和する住空間



髙野さん 昭和木材ならではのシンプルモダンを表現したくて、今回はデザインコンセプトを一新しました。モダンでスマートな雰囲気で、明るさを確保するための採光や照明計画、木が美しく見える配色にこだわっています。



ダークカラーで高級感のあるキッチン。キッチンとダイニングの境に配されたLEDのライン照明がクールで洗練された印象です。



造作のテレビボードは植物油から作られた天然塗料のオスモカラーで仕上げました。ソファもグレーカラーであわせました。



現し梁にも使用されている、けやきを使った昭和木材オリジナルのテーブルセットはフローリングのナラ材とも馴染んでいます。こうした一点ものの家具は同社の工場で素材から選んでオーダーすることが可能です。



キッチン奥は造作引き戸の付いた大容量の背面収納になっていました。引き戸のカラーはテレビボードと同じグレー系で統一しています。



背面収納には大型の食品庫も設置されています。冬季は冷たい外気を取り入れて保冷庫となります。

家族の気配を感じられるユニークなワークスペース



左/2階へ続く階段の先には宙に浮いているかのような居室がある
右/2階から見た1階部分。けやきの現し梁やライン照明など、直線的なデザインの美しさを楽しめる



気になる2階の居室はワークスペースでした。ダークブラウンに塗り上げたウォールナットのフローリングとポリカーボネートでできた窓が、さながらスタジオのような雰囲気を出しています。

髙野さん 当初の計画では子ども達が遊んでいても1階から見守ることができるような想定で作った部屋なのですが、最終的にワークスペースのような仕上がりになりました。



デスクを置いて座った時にちょうど目線の高さにくる吹き抜け窓は、四季折々の景色を楽しむことができる採光窓です。

現場を知る工事担当者ならではの遊び心と感性を生かしたデザイン提案


「ひじり野スタイル」の設計を担当した昭和木材住宅事業部 工事課長の髙野哲也さん。(おすすめのビュー・ポイントに置いた椅子に座って)


髙野さん 昭和木材が長年培ってきた木を生かすノウハウと施工力で、私たちにしか表現できないシンプルモダンを提案しました。



髙野さん 吹き抜け窓からの採光にもこだわりました。窓の下の壁は斜めにカットしたデザインにしており、時間によってはキレイなライン状に光が差し込みます。


1階から見たワークスペースと天井。吹き抜け天井にはタモ材の羽目板が貼られ、ケヤキの化粧梁も良いアクセントになっている。


1階リビング横の主寝室。斜めに段差をつけた天井は、照明計画の時に現場で決めたデザイン


左/LEDの間接照明がホテルライクなデザインのトイレ
右/トイレと直線でつながる洗面室


林さん これまでの昭和木材の家では、女性目線で家事がしやすい回遊動線の間取りを多く提案してきました。デザインも欧風モダンやナチュラル、和風モダンが多かったのですが、今回は男性ならではのシンプルでダイナミックな空間変化を楽しめる設計になっています。


玄関からリビングまで真っすぐ伸びる廊下


髙野さん リビングに出た時に吹抜をより高く、空間をより広く感じられるよう、玄関の廊下は通常よりも天井高を低くしています。



左は昭和木材オリジナルの厚さ15mmの無垢板フローリング、右は板を貼り合わせた合板フロアパネルです。全て東川町で加工されている昭和木材オリジナルのフローリングは冬場の乾燥に強く縮みにくい高品質。シンプル・モダンな空間が、1枚板から削り出される木目の美しさを際立たせています。


階段下のビュー・ポイントから見たインナーコートとリビング。軒天井にはヒッコリーの無垢板を貼り、木目がよりキレイに見えるように軒天を窓枠の高さに揃えた


髙野さん 階段下は室内の伸びやかな吹き抜け空間と、窓の外に広がるインナーテラスの両方が眺められる、この家のビューポイントです。実際に眺めて暮らしのイメージを膨らませていただきやすいよう、椅子もご用意しています。

林さん 随所に遊び心が散りばめられていて、これからの昭和木材の家を体感していただけるモデルハウスになっています。マイホームを考えている方にはぜひ見てほしい1棟です。



ひじり野スタイル モデルハウス



敷地面積 268.59m²(81.2坪)
延床面積 119.61m²(36.1坪)
1階床面積 81.94m²(24.7坪)
2階床面積 37.67m²(11.3坪)

所在地:上川郡東神楽町ひじり野北1条8丁目46-362
電話予約 0120-22-6969
Webでの来場予約はこちらから

写真 スタジオスーパーフライ 大道貴司


2024年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

昭和木材株式会社 住宅事業部の取材記事