Story 取材記事

千歳・生杉建設の家づくり―石井社長の自邸を例に


住宅会社の社長は、どんな家に住んでいるか、興味がありませんか?今回は千歳・生杉建設の石井良幸社長が2008年に建てたマイホームをご紹介します。



千歳の住宅会社として1978年に創業した生杉(いけすぎ)建設は、40年以上にわたって千歳、恵庭をはじめ、苫小牧、札幌などで家づくりを行ってきました。

11人の専属大工を中心とする技術力。
外張り断熱(SHS)工法を主軸とした省エネ・断熱気密性能。
顧客の要望を第1に考えた柔軟な設計力。
迅速で細やかなアフター・メンテナンス

などが評価され、口コミを中心に年間約30棟の新築住宅や、リフォーム、リノベーション工事を行っている地場の大手住宅会社です。



その生杉建設は、2019年12月に、同社で24年間工事管理一筋に奮闘してきた石井良幸氏が新社長に就任。新体制の下でアフターメンテナンスや人材育成などの強化に取り組んでいます。では早速石井社長のご自宅にお邪魔します。



石井さんファミリーは、以前は千歳市内、2LDKのアパートに暮らしていました。結露や寒さ、狭さに悩まされ、子どもが小学校に入学する前に家を建てて住環境を整えたいと考えたのが家を建てた動機です。

土地探しは、落ち着きや静けさを求めて比較的古くから住宅街だったエリア、千歳市立北陽小学校の学区を選びました。ちなみに北陽小学校は2017年に児童数1397人で全国一のマンモス校になったことでも有名。千歳は空港、工業団地、自衛隊など雇用面で需要が大きく子育て世代もたくさんいて活気があります。



石井邸は2008年に完成。格子窓や塗り壁の輸入住宅テイストは奥さまが雑誌などを見てイメージし、当時、工事課長だったご主人に相談して実現しました。



木製のガレージや植栽などエクステリアも含めて住宅の外観をデザインしました。



玄関。アールの下がり壁や玄関土間のテラコッタタイルなど、シンプルな中にも優しい形状、素材感に癒されます。



室内側から見た玄関。ウォークインクローゼットもあり、たくさんの靴やスポーツ道具などを収納できます。



室内の塗り壁は家族と若手社員みんなで頑張って施工しました。左官職人さんの仕上がりとは違いますが、手作りしたからこその愛着、思い出もあります。



リビングは吹き抜けで開放感抜群です。床材は木目が綺麗で強度もあるナラの無垢材を採用。



梁や柱などの木造住宅の主要構造部を、板状の断熱材「スタイロフォーム」でスッポリ覆ってしまうSHS外張断熱工法を採用しているため、暖かく省エネなだけでなく、屋根形状を活かした高さのある天井や、室内側の梁や柱、天井の木材などを現しにすることもできます。



キッチンは樋口のスズランキッチン。扉の面材を無垢材にできる点が魅力でした。対面型のL型キッチンはリビングやダイニングの家族とコミュニケーションがとりやすいのに加え、



調理時の作業動線が短い、作業スペースが広く確保できるといったメリットもあります。



キッチンの背面は、キッチンメーカーのカップボードを設置するのではなく、見せる収納を用意。さらに



キッチンの後ろに壁を設け、その裏側はパントリー(食品庫)として食品、調理器具などを収納できる空間をつくりました。



ダイニング。照明やアンティークのミシン、キッチンの目隠し部分のタイル、格子窓やカーテン、テーブルなどのセレクトは奥さまのコーディネートです。



愛犬の無一郎君は生後7か月。石井社長に甘えています。このダイニングの正面は



ヘアカラー専門店で働いている奥さまが、いつか美容室を開店する際に、と当時考えてプランした空間です。



庭からテラコッタ仕上げのデッキを通ってこの部屋に直行できる動線になっていて、室内も、日差しがたくさん入る心地良い空間になっています。



左は2階ホール。吹き抜けとつながっていて高窓からは青空も見えます。手すりのアイアンも優雅な印象です。
右はロフトのある2階の子ども部屋。

では家づくりについてご夫婦に伺います。

家のイメージはどのように決めましたか?



奥さま 12年前のことですが、雑誌などをいろいろ見て好きなデザインを探しました。夫に見せて相談しながら一つずつ形にしてもらう感じでした。アンティークの家具も好きで、そういったアイテムが似合う感じにしました。

打合せはどのように?



石井社長 1年くらいは構想を練ったと思います。デザインの好みは妻の要望が第1ですが、私もこういう雰囲気の家は好きなので、照明やタイルなど素材を選ぶのも楽しかったですね。

奥さま 着工後も含めてほぼ毎日打ち合わせをしました。素材や間取りを考えるのも楽しかったんです。

石井社長のこだわりは?



石井社長 住宅の断熱気密はSHS工法で、外壁はスタイロエース75ミリ、屋根は同100ミリを施工しました。メンテナンス・リフォーム費用の負担が小さい耐久性の高い家にしたかったので、例えばデッキはウッドデッキではなくテラコッタにしたり耐久性の高い素材を選ぶようにしました。収納面も重視し、シューズクローゼットや車庫、物置、小屋裏、階段下、パントリー(食品庫)など、収納量や適材適所を考えて多めに配置しました。

奥さま 収納は十分あって大変便利です。家の暖かさも十分。いろんな要望を叶えてくれたので12年住んだ今でも良い家ができてよかったという気持ちです。

最後に新社長の自己紹介と抱負もお聞きしたい

石井社長 私は恵庭生まれで5歳から千歳で暮らしています。父は大工で私も住宅業界に興味を持ちました。生杉建設に入社して25年。現場監督、工程管理、積算など、裏方の仕事が中心でした。7年前に管理職になり、2019年12月に社長になりました。

生杉建設は工事部門の管理職2人が施工品質、段取りなどをしっかり固めていて、現場も11人の頼れる大工がいます。5つの現場を同時に施工でき、断熱気密などの技術がしっかりしています。大工さん5組のうち4組は親子でチームワークもばっちりです。



私が長年やってきた現場監督の仕事は、基礎工事から木工事、そして内装、設備工事などさまざまな業種の管理、そしてお客様の希望を実際に形にする仕事です。また各業種のプロと、そしてお客様と打ち合わせしながら作り上げていく、とても責任はありますがやりがいのある仕事です。

また当社の大工さんは、丁寧な仕事をしてくれるのでよく他の職方より「現場の仕事がしやすいよ」と言われます。意識の高い証拠ですね。そして現場の各検査や毎日のチェックがとても大事です。

設計部門は、お客様の要望を叶えるため、様々なデザインに対応する自由設計の注文住宅に取り組んでいます。建築士も私を含め6人います。ハウスメーカーでは実現しにくいデザイン、プランニング、価格などの提案力は、当社を選んでいただく決め手になっていることが多いです。木造在来工法が基本となっております。外断熱工法を推奨しております。

当社の営業マンは30代の社員も多くお客様の年代に近い、相談しやすいと言われることも多いです。フットワークも良く、またベテラン社員もいますので何でもご相談ください。

関連会社のイケスギでは土地のご提案もできます。千歳、恵庭、北広島、苫小牧でも土地の仕入れを積極的に行っています。



生杉建設は、ありがたいことにOB建て主さまからのご紹介で家を建てさせていただくことが非常に多いんです。社内的には営業、設計、工事、アフターメンテナンスなど各部門の21人の社員が連携して建て主さまの家づくりに関わる連携力が会社の力だと思います。



2020年は年に1回のお客様感謝祭が、新型コロナウイルスで自粛になりましたが、お客様とのつながりは大事にしたいので、アフターメンテナンスの強化、そして前社長時代から当社がOB建て主さま宛てに発行していたDREAMEXPRESS通信を、2020年12月には「DREAM SPACE通信」と改名し、再開しました。

今後も家づくりの力を高めるために人材育成、アフターメンテナンスやお客様への情報発信などに取り組み、地域ナンバーワンの住宅会社を目指したいと思っています。

2021年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

恵庭・千歳の取材記事