Column いえズーム コラム

アンティークな新築住宅実例まとめ(札幌ほか北海道)


厚みや気泡など一品ごとの個性が愛おしいガラス瓶、
現代ではなかなか見られない繊細な細工が施されたペンダントライト、
複雑な造形や彫刻、木目が美しい椅子、
そしてそれらが100年近い年月を経て大切に受け継がれている大量生産品にはない一点ものの魅力、手作りのあたたかさ。



アンティークの家具、雑貨は置くだけでもお部屋にゆったりと落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。
こうしたアイテムと似合うのは、無垢材や石、レンガなどの自然素材を使い、ヨーロッパなどの伝統的な文化、デザインを取り入れた、長く大切に住み続けられる魅力を持った住宅でしょう。
例えば

■外装の塗り壁はあえて手作りの風合いを活かし、外壁の角の部分を「面取り」することで優しい印象に仕上げる

■大正時代の農家の納屋を解体した際に保存しておいた100年ものの古材を活用する

■内装に無垢材や塗壁などの自然素材を用いることでてアンティーク雑貨に似合う落ち着いた空間を作り出す

■タイルや天然木を使ってアンティーク雑貨が映えるキッチンや洗面化粧台を造作する

■ニッチや、現しの梁などで空間にアンティークなアクセントを加える

■新築でありながら、あえて棚の角を丸くしたり塗装を削るなどのダメージ加工をすることで、使い込んだ雰囲気を生み出す 

などの工夫が随所に見られます。



またアンティークというと洋風をイメージしがちですが、iezoomでは日本の古民家風アンティークを実現したお宅もご紹介しています。気候風土が厳しいここ北海道でも、耐久面や住宅性能を重視しながら理想を実現してくれる、本物志向の住宅会社が存在します。



今回は外観・内装だけでなく、家具や小物などのインテリアも含めアンティーク調にトータルコーディネートされている住宅の事例をご紹介いたします。


目次

アンティーク住宅事例 帯広市・H邸/cubeチセ



Hさんは当時住んでいたアパートの隣にあったアンティーク・チセ というアンティーク家具や雑貨のお店でアンティークに興味を持ったのがきっかけで、家を建てた方です。アンティークチセを運営する住宅会社cubeチセが開催したオープンハウスを見学すると



「とにかく素敵で、夫婦どちらも魅了されて。Kさんの家を見学していなかったらたぶんまだ家を建てていないと思います。それでcubeチセさんに電話したのがきっかけです。他社の建売住宅や企画住宅などには興味はありませんでした。cubeチセさんの家だから建てたいと思ったんです」



お酒を呑んだり、海外ドラマや読書、パソコン作業なども楽しめる、居心地の良い空間にできればということで…コの字型のキッチンにカウンターを併設するプランが実現しました。キッチンとダイニングの間の天井梁には、大正時代の農家の納屋を解体した際に保存しておいた100年ものの古材を採用。腰壁部分の羽目板、柱部分の木材も木目や色味、太さのバランスを考えてデザインしました。



三角屋根はアスファルトシングルに天窓、外壁は塗り壁で上げ下げ窓が均等に配置されて、洋風でナチュラル、優しさや可愛らしさを感じます。外壁の角の部分は、「面取り」することで優しい印象。傷もつきにくいメリットがあります。木製の玄関ドアの素材感もこの家のテイストによく似合っています。

記事はこちら 居心地のよいダイニングをデザイン /帯広・H邸/ cubeチセ




cubeチセでは家にマッチしたインテリアを提案するため、帯広市内でAntique cise(アンティーク・チセ)というアンティークショップも経営しています。
詳細はこちらから。 アンティーク・チセ

アンティーク住宅事例 千歳市・石井邸/生杉建設



千歳の住宅会社として1978年に創業した生杉(いけすぎ)建設は、40年以上にわたって千歳、恵庭をはじめ、苫小牧、札幌などで家づくりを行ってきました。口コミを中心に年間約30棟の新築住宅や、リフォーム、リノベーション工事を行っている地場の大手住宅会社です。今回は千歳・生杉建設の石井良幸社長のマイホームをご紹介します。

石井邸は2008年に完成。格子窓や塗り壁の輸入住宅テイストは奥さまが雑誌などを見てイメージし、当時、工事課長だったご主人に相談して実現しました。



アールの下がり壁や玄関土間のテラコッタタイルなど、シンプルな中にも優しい形状、素材感に癒されます。



室内の塗り壁は家族と若手社員みんなで頑張って施工しました。左官職人さんの仕上がりとは違いますが、手作りしたからこその愛着、思い出もあります。

記事はこちら 千歳・生杉建設の家づくり―石井社長の自邸を例に

アンティーク住宅事例 札幌市・S邸/丸三ホクシン建設

昭和の懐かしい腕時計やレコード、マンガや本など、ご主人が楽しさに心惹かれて子どもの頃から集めてきたこだわりのコレクションは、段ボールに入ったままアパートの押し入れの奥に眠っていました。一方、奥様も昭和モダンの香るティーカップ&ソーサーなど、暮らしを彩るモノや、価値のある本物素材の家具や生活雑貨がお気に入り。

そんなSさんご夫婦が当初、探し求めた「家」は、古くて味わい深い古民家と言います。しかしここは北国、住環境や耐久性を考えると本当の古民家で暮らすには厳しい。けれど、昔風にこしらえたもの、見せかけの古風では納得できない。そんな中、たどり着いたのは本物志向の価値観があう「建築家」と腕の確かな「工務店」を見つけることでした。



白い塗り壁と落ち着いた色調の柱や梁の木。昔懐かしい日本家屋を思い出させるような土間から板の間に靴を脱いで上がると、そこはさながらカフェバーのラウンジ。置かれたアンティークな時計のコレクションにミッドセンチュリーの雰囲気漂うチェアとテーブルが、心地よく来客を迎えてくれています。

S邸を象徴するようなこのラウンジには、ご主人が集めたセイコー5SPORTSやオリエント時計など、昭和を代表する時計のコレクションが、まるで美術作品のように展示してあります。さらに、これらの時計が飾られる什器には、小さいころ文房具屋で見かけた絵具用のショーケースや薬やの陳列棚を利用。色や形も様々なモノが、しっくりこの空間に溶け込んでいるのは、Sさんの思惑通りだったようです。



建具や家具、照明などは、行きつけの骨董品屋のオーナーにも相談に乗ってもらったと言います。なかでもユーティリティスペースに付いた建具は、某フェリー会社の社長室に使われていたというアンティークガラスの木製枠を組み込んで、建具職人さんに特注で作ってもらいました。



リビングにあるソファからの眺め。キッチンカウンターに設けられたショーケースには奥様お気に入りのカップ&ソーサーが並ぶ。塗り壁の白と木の茶で統一された空間に、昭和モダンを感じさせる色とりどりの食器が映える。S邸では「お気に入りのカップ」でお茶を淹れてくれるのが嬉しい。

記事はこちら 古民家の風合いの新築住宅/札幌市S邸/丸三ホクシン建設

アンティーク住宅事例 幕別町・T邸/広岡建設



結婚を機に家を建てたいと考えていたTさんご夫婦。「新しい生活を、暖かくお気に入りのデザインの家で始めたい」と、結婚式や新婚旅行の費用をすべてマイホーム建設費用の一部に充てました。求めたのは「アンティークなインテリアが似合う家」。デザインと高性能が一体になった住まいが完成しました。



「アンティークが似合う家に住みたい」というTさんご夫婦の要望を受けて、歴史を感じる国内外の建材やインテリアがふんだんに取り入れられています。特に目を引くのが随所に埋め込まれたステンドグラス。広岡建設ではアンティークなインテリアや建材を多数ストックし、オーナーさんの希望や家の雰囲気に合ったものを選んで提案しています。



リビングとダイニングのアクセントに設置されている壁は、廣岡社長自ら新品のレンガの角を1個1個削り、上から白く塗装するなど、アンティーク風を狙った作品です。「さまざまな提案を受け入れてくれたので、実験的な取り組みができた」と言います。トイレの手洗い場の鏡の縁にタイルを張ってアンティーク風にするなど、随所に廣岡社長の遊び心が活かされています。



壁は、一般的なビニールクロスではなく、塗り壁を主に使っています。寝室の窓側のアクセントクロスにはボタニカルな絵柄で本物の紙を使った“壁紙”・ウイリアム・モリスを使っています。19世紀末のヨーロッパの雰囲気ですね。照明器具もキッチンはキッチン、テーブルの上、階段はアンティークを使用するなど、各フロアを個性的に演出しています。

記事はこちら アンティークが似合う冬も快適な洋風住宅 幕別町T邸/広岡建設

アンティーク住宅事例 十勝芽室町・朝日邸/カントリーヴィレッジ



十勝・芽室町で2017年3月創業の住宅会社「カントリーヴィレッジ」の、朝日良昌社長のご自宅。2世帯住宅で総2階、三角屋根のシンプルな形状ですが、外観だけを見ても、塗り壁や窓枠、屋根材などのカントリーなテイストやシンメトリー(左右対称)なデザインなど、朝日社長の好みが満載です。



古い食器棚の扉をリユースして、こんなアンティークな飾り棚も。



新築時に、棚の角を丸く、塗装もあえて削るなどの加工をすることで、使い込んだ雰囲気が生まれます。

記事はこちら 十勝・芽室の住宅会社「カントリーヴィレッジ」朝日社長のこだわり自宅公開

アンティーク住宅事例 札幌市・H邸/イネスホーム

ご夫婦と娘さん2人の4人家族で暮らすH邸は、女性に人気の白を基調としたフレンチスタイル。ナチュラルでシンプルな空間にアイアンやガラスなど無機質素材をピリッと効かせた甘辛ミックスなデザインがご主人にも好評です。



Hさんがイメージしていた住まいは手持ちのアンティーク調の白いキャビネットが似合う家。「基本はフレンチ。でもシャビー感をほどほどに抑えた今風な感じが理想でした。あまり頑張りすぎると女性はともかく男性は抵抗があるんじゃないかと」。   1年ほどいろいろな会社のモデルハウスを見て回り、最終的に辿り着いたのは女性目線の細やかな家づくりに定評があるイネスホーム。「作り込み過ぎない居心地良さそうなコーディネートが気に入りました」。Hさんの条件に合わせてアレンジしたのが現在の住まいです。    



外観は暖色系でまとめたプロヴァンス風。アーチ型のポーチからもれる灯りを見たら仕事の疲れを忘れてしまいそう。屋根と同じ色合いのレンガを敷いた曲線のアプローチはHさんからの要望。

記事はこちら 充実した収納がお洒落に暮らす秘訣。甘さを抑えた大人のフレンチ/札幌市豊平区・Hさん

アンティーク住宅事例 帯広市・M邸/cubeチセ



帯広市内の静かな住宅街に建つM邸は、赤い八角形の屋根が特徴の、まるで童話に出てきそうなお家です。外観は、ヨーロッパの街並みにも多い白い壁と赤い屋根の組み合わせ。こだわりの八角形屋根が、全体に愛らしさと西洋風の印象を与えています。



cubeチセで経営しているアンティークショップ、Antique cise(アンティーク・チセ)では希望があれば、インテリアコーディネーターの末守さんがこうした照明器具も合わせてコーディネートしてくれるそう。M邸の照明は多くがcubeチセの提案で選んだもので、空間の魅力を最大限に引き出していました。

記事はこちら 家族みんなで料理&ミニバレーもできるカントリーの家/帯広市M邸 cubeチセ

アンティーク住宅事例 札幌市・O邸/シノザキ建築事務所



天然木で統一された心地よいダイニング・キッチン。幅5m以上におよぶ壁面収納は全てオリジナル。材料には高級家具などに使用されるクルミの三層材を使っています。木目や色合いの美しさに加え、割れや狂いが少なく靱性も高いため、永く愛用することができます。

性能の高さに加え、厳選した天然木などを用いたエコロジカルな家づくりに定評のあるシノザキ建築事務所。造作によるオリジナル家具のトータル・コーディネートも人気です。



家づくりに際し、それぞれに希望があったというOさん夫妻。2階ホールにある洗面化粧台も奥さまのご希望。
「夜中のおむつ交換後の手洗いや、洗い物などに使う予定です。子どもたちが大きくなったら、朝の支度も上下分散して出来ますし、重宝しそうです」と奥さま。



2階の洗面化粧台は、名古屋モザイクや真鍮の蛇口、アンティーク調のランプなど、室内インテリアにもマッチしており、特に気に入っています。

記事はこちら 洗練されたインテリア計画で寛ぎの住まいを 札幌市/シノザキ建築事務所

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