ご夫婦と娘さん2人の4人家族で暮らすH邸は、女性に人気の白を基調としたフレンチスタイル。ナチュラルでシンプルな空間にアイアンやガラスなど無機質素材をピリッと効かせた甘辛ミックスなデザインがご主人にも好評です。
モデルハウスをベースに自分らしく
Hさんがイメージしていた住まいは手持ちのアンティーク調の白いキャビネットが似合う家。「基本はフレンチ。でもシャビー感をほどほどに抑えた今風な感じが理想でした。あまり頑張りすぎると女性はともかく男性は抵抗があるんじゃないかと」。 1年ほどいろいろな会社のモデルハウスを見て回り、最終的に辿り着いたのは女性目線の細やかな家づくりに定評があるイネスホームの「Rire+(リールプラス)。「作り込み過ぎない居心地良さそうなコーディネートが気に入りました」。Hさんの条件に合わせてアレンジしたのが現在の住まいです。 吹き抜けのあるリビングはモデルハウスを参考に。アイアンの階段手すりも同じものを使っています。「隣の客間は襖を外せばリビングと一続きになるよう和室からフローリングの洋室に変更。アクセントとして小壁にガラスブロックを埋め込んでもらいました」。 外観は暖色系でまとめたプロヴァンス風。アーチ型のポーチからもれる灯りを見たら仕事の疲れを忘れてしまいそう。屋根と同じ色合いのレンガを敷いた曲線のアプローチはHさんからの要望。何度も絵を描いてもらってデザインを決めたこだわりポイントの1つです。「隠すスペース」があれば片付けラクラク
「欲しいところに収納スペースがあるのもこの家のいいところ。おかげで片付けがとても楽なんです」。例えば階段下のパントリー。お米など食料品をストックするだけでなく、表に出したくない物を一時的に隠すスペースとしても大活躍しています。 パントリーの隣にある階段状に並んだ小さな引き出しにはランチョンマットや箸置きなど散らかりがちな小物を収納。どこに何が入っているかがわかりやすくなったため、何も言わなくても娘さんたちがテーブルセッティングしてくれるようになりました。 キッチンはディスプレイ収納と見せない収納を組み合わせて美しく機能的に。「キッチン―ユーティリティ―浴室と、水廻りが一直線上にあるから作業が効率良く進みます。ユーティリティに洗剤など消耗品の置き場所があるのも大助かり。家事をする人の大変さを知っている女性設計士さんならではの提案だと思います」。可動式間仕切りで簡単に間取り変更
部分的にパステルグリーンのクロスを使った女の子らしい子供部屋。お姉ちゃんが中学生になった今は収納を兼ねた可動式間仕切りを真ん中に置いて2部屋に分けて使っています。大きな工事をせず間取りが変えられるのもお子さんのいるご家庭にとっては魅力です。 新しい住まいに入居してからHさんにもある変化が生じました。それは社宅で暮らしていた頃のように小物をたくさん並べて部屋を飾り立てなくなったこと。「家そのものに雰囲気があるから余計なアクセサリーがいらなくなったんです。今は必要なものだけを置いて暮らしています」。記者の目
「イネスホームのスタッフはみんな気さくな方ばかり。普通ならイヤな顔をされるかもしれないお願いにも快く対応して下さいました」とHさん。 地鎮祭では感極まって涙がこみ上げてきたとか。「ありがとう」の印に同社社長の塚本誠さん、担当者さん、大工さんと一緒に食事をしたことが心に残る思い出に。肩の凝らないセレモニーで家づくりの節目を祝うのも素敵ですね。※掲載写真は全て「写真家 KEN五島」撮影
2015年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。