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【札幌】洋風・海外・輸入住宅事例まとめ17選


北海道の札幌市は、開拓時代に洋館が多く建てられ、西洋にならった街づくりが行われた都市です。札幌時計台や道庁の赤レンガ庁舎などもその一つ。ヨーロッパや北米の気候風土に似ていることから、洋風住宅が似合う土地柄でもあり、洋風・海外・輸入住宅は道民に人気のある住宅スタイルになっています。

「海外テイストの住宅」とひと口に言っても、そのスタイルは多様化していますよね。まずは洋風・海外・輸入住宅の種類について、整理してみようと思います。

洋風・海外・輸入住宅の種類

地域別に分類

住宅スタイルは各国の文化や気候風土によって特色があり、北米(アーリーアメリカンなど)、ブリティッシュ、ジョージアン、北欧、南欧、イタリアネイト、スパニッシュなど、国や地域別に分けることができます。

時代別に分類

住宅スタイルを時代別に追っていくと、古い順から、クラシック(ゴシック様式、バロック様式、ロココ調、ヴィクトリアン調など)、ネオクラシック(新古典主義)、アールヌーボー・アールデコ、モダン、ミッドセンチュリー、トラディッショナルなど、インテリアスタイルにも対応した区分が存在します。

インテリアテイストで分類

住宅スタイルをインテリアテイスト別に分類するとどうでしょう。世界共通のインテリアジャンルとして、アンティーク、ヴィンテージ、レトロ、ラスティック、カントリー、フレンチカントリー、シャビーシック、ミニマルなどが上げられるほか、カフェ風、西海岸風、ブルックリン風、インダストリアル、男前インテリアなど、日本独自に広がったテイストが多いことが分かります。

人気の住宅・インテリア用語。どこかで耳にしたことがある言葉も多かったのではないでしょうか?分類についての詳しい記事はこちら
ここからはIEZOOMが札幌圏で取材した記事の中から、本格輸入住宅・海外テイストを採り入れた洋風住宅の実例をご紹介します!是非ご覧ください。

札幌圏の洋風・海外・輸入住宅

インダストリアルなカフェ風のダイニングキッチン 江別市/リビングワーク



まるでカフェのような雰囲気のダイニングキッチンに、階段下の隠れ家スペース。センスと遊び心が光るLDKです。
キッチンカウンターの側面には無垢板を張り、サブウェイタイル風のクロスで仕上げたキッチンの背面収納には、ブラックで統一した家電を置いています。



2階も奥さまのこだわりが発揮されています。2つの子ども部屋は、個性的なクロス使いが目を引く内装で、共有のクローゼットでつながる設計。また、寝室のウォークインクローゼットは海外のブティックをイメージしたゴージャスな壁紙を採用しました。
記事はこちら ハンモックのあるリビング/江別市Mさん リビングワーク

こだわりを形にした北欧風の完全分離二世帯住宅 札幌市/白田建築事務所



ご実家近くの一軒家に住んでいたAさん。白田建築事務所で、内・外装のリフォームをしましたが、二人のお子さんが独立されたこともあり、ほどなく実家を建て替えて2世帯住宅を建てることにしました。1・2階で分けると生活音が気になることや、キッチンを別にしたいなどの希望から、左右をセパレートした構造になりました。

「自分で家を建てるのはこれが最後。やってみたいこと、好きなことを優先しました」。結果、4層になったAさんのお宅は、こだわりを形にした唯一無二の住まいになっています。
記事はこちら 札幌で一人暮らしを楽しむ完全分離二世帯住宅/白田建築事務所

濃い緑の三角屋根はグリーンゲイブルスのイメージで 札幌市北区/アシストホーム



札幌市北区にお住まいのSさん邸です。白い木のよろい張りのような「ラップサイディング」の外壁に、濃い緑の三角屋根は、奥さまの好きな『赤毛のアン』のグリーンゲイブルスのイメージを映し出しています。ご主人が希望された愛車を置くガレージも三角屋根。とても統一感ある外観をつくり出しています。
記事はこちら 三角屋根に白のラップサイディングのおうち 札幌市北区S邸

南欧風の戸建てで静かな落ち着いた暮らし 札幌市西区/リヴスタイル



Sさん邸は、規格型住宅でありながら、デザインや間取りの自由度もあって人気の『CollaBox-コラボックス-』を採用。 "南欧テイスト"をふんだんに盛り込みました。要らないものを省き、希望のテイストを追加することで希望の予算に収め、Sさんが理想とするプロヴァンス風の住まいが完成。格子窓に切妻屋根が、とても可愛らしい印象のお住まいですね。
記事はこちら 札幌中央区のマンションから西区へ住み替えで静かな生活!Sさん/リヴスタイル

南国リゾートをイメージしたホテルライクな邸宅 札幌市南区/北渡建設



海外のリゾートホテルのようなインテリアが好みという奥さま。設計担当の老川さんは奥さまの希望を反映した設計に加え、ホテルや別荘のような高級感を演出するためのデザインと素材選びにこだわりました。

粘板岩が乱形に貼られた豪華なエントランス。粘板岩は広い玄関土間から、玄関ホールとダイニング・キッチンの一部まで続いています。「石畳が奥に伸びていく様がリゾートっぽくて素敵かなと考えました」と老川さん。
記事はこちら 南国リゾートをイメージしたホテルライクな邸宅/北渡建設/札幌市南区

海外風でナチュラルテイストなおうちカフェ 札幌市北区/リヴスタイル



木のぬくもりとナチュラルテイストが好きなご夫婦に合わせて、LDKはブラウンを基調としたカラーと素材で統一されています。あたたかみと落ち着きがある空間にはお気に入りのカウンター。流れる時間がいつもよりゆったりと感じられそうです。ご夫婦自慢のカフェスペースは居心地がいいと評判で、ご家族の友人が遊びに来ることがとても増えたそう。
記事はこちら 我が家のおうちカフェにようこそ!(北区Dさん)/リヴスタイル

クルマ好きが建てたアメリカンモダンな絶景ガレージハウス 札幌市/アウラ建築設計事務所



旧車とバイクをこよなく愛するKさんが暮らす見晴らしの良いガレージハウス。愛車との時間を心ゆくまで楽しめる広々としたビルトインガレージ。夜景が美しい2階リビング。そして遠くの山々まで一望できる贅沢な屋上空間―。

市街地に向かって視界が開けた山のふもとの住宅街。急な坂を上り、細い砂利道に入ると、道路に面して間口の広いビルトインガレージと車2台分の駐車スペースを設けた外階段のあるお住まいが見えてきました。モノトーンでまとめたスタイリッシュな外観。前庭の真っ赤なモミジとのコントラストが鮮やかです。
記事はこちら 愛車と過ごす「男の城」。クルマ好きが建てた絶景ガレージハウス 札幌市・Kさん/アウラ建築設計事務所

北欧風のカフェみたいなおうち 札幌市/白田建築事務所



能代邸の外観は、屋根も、外壁も、窓の庇まで白一色。
一見すると無機質なイメージですが、玄関を開けると木質感いっぱいのナチュラルな空間が広がっています。

開放感のある吹き抜けの空間、アールにくり抜いた壁、食器をディスプレイした対面キッチン...。確かにカフェのようなお洒落なスペースです。能代さんの希望は「カフェみたいな雰囲気」「かわいい三角屋根」「吹き抜け」の3点。
完成したマイホームでは理想通り、三角屋根の吹き抜けから光が降り注ぐ明るいリビングが実現。子どもたちが走り回れる広々とした空間が生まれました
記事はこちら ローコストで実現!カフェみたいにお洒落なマイホーム/白田建築事務所

イメージは古いアパルトマン 余市町/イネスホーム



鮮やかなブルーの壁が目を引くK邸のキッチン&ダイニング。まるで海外のインテリア雑誌のような雰囲気です。「インテリアのテーマは、パリの古いアパルトマン。壁を好きな色に塗り分けているような、そんなイメージです」確かに、自由で個性的な印象を受けます。もともと奥さまはインテリアが好きで、モデルハウスもたくさん見に行ったそう。なかでもイネスホームの「facile+(ファシルプラス)」のかわいらしい内装が気に入り、玄関などで再現しているそうです。

映画「アメリ」の主人公、アメリが住んでいたアパルトマンの室内も、アクセントカラーが素敵でした。一貫した世界観で統一された室内はインテリアの参考にしてみてはどうでしょう。
記事はこちら イメージはパリの古いアパルトマン/余市町・Kさん

プロヴァンス風の大人フレンチ 札幌市豊平区/イネスホーム



Hさんがイメージしていた住まいは手持ちのアンティーク調の白いキャビネットが似合う家。「基本はフレンチ。でもシャビー感をほどほどに抑えた今風な感じが理想でした」。1年ほどいろいろな会社のモデルハウスを見て回り、最終的に辿り着いたのは女性目線の細やかな家づくりに定評があるイネスホームの「Rire+(リールプラス)。「作り込み過ぎない居心地良さそうなコーディネートが気に入りました」。Hさんの条件に合わせてアレンジしたのが現在の住まいです。    

外観は暖色系でまとめたプロヴァンス風。アーチ型のポーチからもれる灯りを見たら仕事の疲れを忘れてしまいそう。屋根と同じ色合いのレンガを敷いた曲線のアプローチはHさんからの要望。何度も絵を描いてもらってデザインを決めたこだわりポイントの1つです。

記事はこちら 充実した収納がお洒落に暮らす秘訣。甘さを抑えた大人のフレンチ/札幌市豊平区・Hさん

アンティーク家具が似合うヨーロピアンな社長自邸 千歳市/千歳・生杉建設



石井邸は2008年に完成。格子窓や塗り壁の輸入住宅テイストは奥さまが雑誌などを見てイメージし、当時、工事課長だったご主人に相談して実現しました。

奥さま 12年前のことですが、雑誌などをいろいろ見て好きなデザインを探しました。夫に見せて相談しながら一つずつ形にしてもらう感じでした。アンティークの家具も好きで、そういったアイテムが似合う感じにしました。
記事はこちら 千歳・生杉建設の家づくり―石井社長の自邸を例に

ヴィンテージテイストのカフェ・美容室併設のこだわり住宅 真狩村/晃和住宅



1Fが美容院とカフェ「hair&cafe life」、2Fが住居スペースになっています。
1Fの玄関を開けると、左がカフェ、右が美容院に。木を基調としたあたたかみある店内には、ヴィンテージテイストの照明や時計が配され、とても落ち着く空間となっています。河川敷公園に面した南向きの大きな窓からは、あたたかな光が射し込みます。
記事はこちら 札幌から90分。自然に囲まれた暮らしを。カフェ・美容室併設のこだわり住宅/真狩村・秦さん 晃和住宅

シャーロック・ホームズの住居をイメージした家 札幌市O邸



英国のTVドラマ「シャーロックホームズの冒険」。日本でも1985 年からNHKで繰り返し放送されました。このドラマを子どものときに見て、ドラマの舞台のような重厚でクラシカルなインテリアに憧れた札幌市在住のOさん。家を建てるなら、19世紀ヴィクトリアン様式にしたいと考えていたそうです。

結婚して、それまで住んでいたマンションが手狭になり、家づくりを考え始めた札幌のOさんご夫婦。住宅雑誌で気に入った工務店に設計を依頼するつもりでしたが、「シャーロックホームズの家」をつくるには、さまざまな難問が待ち構えていました。

「たとえばイギリスから輸入した照明やスイッチパネルを使いたいと思っても、日本の電気用品安全法に基づくPSE表示のないものは使えないなど制約がすごく多かったんです」。困ったOさんは輸入住宅を専門に扱うプルーデンスの家に相談してみることにしました。
記事はこちら シャーロック・ホームズの住居をイメージした家/札幌市O邸

提案型でインダストリアルな高性能住宅 北広島市/リビングワーク



一定の予算内で注文住宅のようなデザイン性の高い高断熱・高気密住宅が実現できるリビングワークの提案型住宅「i-fit(アイフィット)」を選んだ北広島市のHさん。雑木林を背にして建つH邸は4LDK。インテリアにこだわりのある奥様が好きなインダストリアルの要素を程よく取り入れた住まいです。

ダイニングはキッチンカウンターまわりにブルーのタイルと木をあしらった北欧調カフェスタイル。
アイアンの脚のついた、ちょっと男前なダイニングテーブルやユーズド感のある白いチェアとの組み合わせが絶妙です。
記事はこちら 提案型でインダストリアルな高性能住宅 北広島市・Hさん


三角屋根やレンガ、塗壁や格子窓、ビビッドなクロス使いなど、本格輸入住宅や、海外・洋風住宅の要素を採り入れた住まいを一挙に紹介してきました。往来からも目を引く瀟洒な外観や、好きなインテリアテイストで統一された住空間が、日常を特別な時間に変えてくれそうです。是非家づくりの参考にしてみてくださいね。

洋風・海外・輸入住宅のまとめには「総まとめ版」「旭川十勝版」もあります。


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