Story 取材記事

ナチュラルテイストな新モデルハウス「アルテプラス」

※公開は終了しました。

 

007
2016年秋、イネスホームの新モデルハウス「arte+(アルテプラス)」が誕生しました。「arte」はフランス語でアート。誕生した季節の“芸術の秋”からネーミングされました。
イネスホームのコンセプトは 「ちょっとプラスの家づくり」。
今回はどんな「プラスの住まい」を見せてくれるのか。
新誕生のアルテプラスを総合プロデュースした、イネスホーム設計士 斎藤文恵さん にお話をうかがいました。
イネスホームの“らしさ”を大切に、ほろにがさを加えたモデルハウス「arte+」
 
019
これまでイネスホームでは、女性たちが憧れるカフェのような「ナチュラルテイスト」の住まいを数多く提案。住む人のこだわりを反映させることで、ちょっとプラスの住まいづくりを推進してきました。そんな中でも今回の「アルテプラス」は木をふんだんに使い、これまでのナチュラルテイストを色濃く反映しながらも、可愛すぎないビターなテイストを加えた「大人ナチュラル」のモデルハウスとなりました。
 
027
「アルテプラスの見どころのひとつは、キッチンカウンターに貼られた個性的な羽目板です。床材の端材を利用して、ひとつずつ自社の大工が丹念に積み上げたもの。木の組み方ひとつで表情がガラリと変わるんですよ。」と斎藤さん。
イネスホームの特徴は、魅力あふれる造作家具の多さ。専任の大工さんが顧客の要望に沿って、その都度図面を引き、寸法もデザインも、この世に二つとないオリジナルの家具を生み出してくれる。木材をふんだんに使った暖かみのある造作に惹かれて同社を選ぶお客さんも多いと言います。
 
013
リビングでひときわ存在感を放つキッチンカウンターに張られた羽目板には、雑誌がかっこよくディスプレイされています。床材を使用して作られたという凹凸ある壁面と、味わいある無垢のフローリングが、時間を忘れさせる「カフェ」のようなくつろぎの空間を演出します。
 
014
やわらかな光をあつめた吹き抜けには、現しにした梁にスポットライトを設置。昼の開放的な雰囲気とは違う落ち着いた空間を演出します。
梁に結わえられたハンモックチェアでは、お気に入りの本を読みながら“うたた寝”してしまいそう。
「以前、美瑛にあるペンションで見つけたハンモックをヒントにしたんです。ざわざわと風に揺られる麦畑の音を聞きながら、ハンモックでゆっくりとした時を過ごす。いつかモデルハウスでも設置したいと考えていました。」
プライベートな時間にも、仕事のアイディアをあつめることが多いという斎藤さん。プロの目線で日常を切り取るなど、仕事に対する熱心な様子がつたわります。
メリハリある水回りはプロから学ぶ。モデルハウスに隠された暮らしのヒント。 
023
アイランドキッチンには、両側から入ることができる回遊式動線。また、キッチンはそのまま洗面スペースにもつながっていて、家事動線をよく考えた設計です
水はねの多いキッチンの床はあえて無垢の木を使用せず、お手入れが簡単なクッションフロアを採用。しかも耐久性とデザイン性が高い店舗用を使うなど、長持ちさせる工夫も。水はねの心配がないカップボードには、無垢材を贅沢に使用するなど、お手入れしやすくて無垢材の味わいもある「メリハリあるキッチン」に仕上がっています。
 
026
洗面化粧台も、水はねしやすい天板にはお手入れの簡単なメラミンを採用。汚れがさっと落とせて、使い勝手の良い幅広設計。引き出しはキッチンとおそろいの木材を使いました。ここでも「メリハリ」の効いた仕上がりになっています。
タイルは質感やデザイン性から洗面化粧台の天板用に人気のアイテムですが、お手入れのしにくさが難点。ここではタイルを汚れにくい側面に貼ることで、取り入れたいデザインと、使い勝手の良い機能性を相性よく組み合わせています。
モスグリーンのタイルによって、殺風景になりがちな水回りに暖かみが加わりました。デザインだけにとらわれず、暮らしをイメージした嬉しい設計です。
暮らしを豊かにする空間は、気持ちまでワクワクさせる
 
玄関の土間には、ベビーカーを押しながらでもウォークスルーで入れるシューズクロークを設置。きれいなアーチ型のゲートが、この家を訪れるひとに、住まいへのこだわりを印象付けます。合わせてプライベート玄関を設けることで、雑多になりがちな玄関を美しく保ちます。
「今は靴を入れるだけの下駄箱ではなく、コートも一緒に保管できるシューズクロークが人気です。さらに使い勝手を考えて、一緒に手洗いシンクを設けました」
汚れを室内に持ち込まずに玄関で収納し、洗ってきれいにできる。かしこい暮らしのアイディアです。
※写真を別々にして、ここへ書斎写真を挿入しても良いかもしれません
2階に設けられた1.5畳の書斎は、ご主人の憩いのスペースをイメージして設けられました。あえて扉は設置せず、イネスホームのこだわりでもある「どの部屋にいても家族を感じられる、オープンな空間づくり」を反映しています。
イネスホームが手がける家は、温もりを感じる施工が多いことから、奥様主導で家づくりされる方が多いのでは?と斎藤さんに伺ったところ、予想とは違った意外なお話を聞くことができました。
「最近は変わってきていますよ、数年前までは『インテリアとかよくわからないから奥さんに任せるよ』というご主人が多かった。今は女性が“かわいい”と思う感性を理解できる男性も増えてきて、ご夫婦で楽しみながら家づくりをされる傾向にありますね。」
 
039
記者の目
毎回イネスホームが創り出すモデルハウスでは、設計やインテリアに至るまで、一人の女性設計士がトータルコーディネート。
これまでにもユニセックスなスタイルが魅力のインダストリアルテイストや、アンティークな雰囲気漂う上品なフレンチテイストなど、多彩なバリエーションで様々な住まいのあり方を見せてくれました。
同社のコンセプトである「ちょっとプラスの住まいづくり」。今後もが新たな配信を続ける「プラスの住まい」に期待が膨らみます。
【イネスホームのモデルハウス】
公開中 layered(レイヤード)
/20160607171241.html
公開中 ciel+(シエルプラス) アメリカ西海岸のビーチをイメージ
http://ineshome.jp/modelhouse/ciel/ ※札幌良い住宅でも取材予定
公開終了 facile+(ファシルプラス) ちょっと大人なフレンチテイスト
/20140610091500.html
公開終了 milieu+(ミリュープラス) 甘辛ミックスなヴィンテージテイスト
/20130527131754.html
公開終了 Luce+(ルーチェプラス) 可愛すぎない大人ナチュラルスタイル
/20110426114235.html
公開終了 Calm+(カームプラス) 穏やかなおうちカフェ
/20091008175221.html

 

ines_arte007.jpg

2016年秋、イネスホームの新モデルハウス「arte+(アルテプラス)」が誕生しました。「arte」はイタリア語でアート。誕生した季節の“芸術の秋”からネーミングされました。(編集部注:2017年10月で公開を終了しました)

 

イネスホームのコンセプトは 「ちょっとプラスの家づくり」。

今回はどんな「プラスの住まい」を見せてくれるのでしょうか。

 

アルテプラスを設計・コーディネートした、イネスホームの 斎藤文恵さん にお話をうかがいました。

 

イネスホームの“らしさ”を大切に、素材感をプラスしたモデルハウス「arte+」

 

ines_arte019.jpg

これまでイネスホームでは、女性たちが憧れるカフェのような「ナチュラルテイスト」の住まいを数多く提案。住む人のこだわりを反映させることで、ちょっとプラスの家づくりを進めてきました。そんな中でも今回の「アルテプラス」は木をふんだんに使い、これまでのナチュラルテイストを色濃く反映しながらも、可愛すぎない、素材感を加えた「大人ナチュラル」のモデルハウスとなりました。

 

 

ines_arte027.jpg

「アルテプラスの見どころのひとつは、キッチンカウンターに張られた個性的な羽目板です。ひとつずつ当社の大工が丹念に積み上げました。木の組み方ひとつで表情がガラリと変わるんですよ」と斎藤さん。

 

イネスホームの特徴は、魅力あふれる造作家具の多さ。社内のコーディネーターが顧客の要望に沿って、その都度図面を引き、ベテラン自社大工によって寸法もデザインも、この世に二つとないオリジナルの家具を生み出してくれる。木材をふんだんに使った温もりを感じる造作に惹かれて同社を選ぶお客さんも多いと言います。

 

 

ines_arte013_2.jpg

リビングでひときわ存在感を放つキッチンカウンターに張られた羽目板には、雑誌がかっこよくディスプレイされています。凹凸の立体感ある壁面と、味わい深い無垢のフローリングが、時間を忘れさせる「カフェ」のようなくつろぎの空間を演出します。

 

 

 

ines_arte014.jpg

やわらかな光をあつめた吹き抜けには、現しにした梁にスポットライトを設置。昼の開放的な雰囲気とは違い、夜は落ち着いた空間を演出します。

 

梁に結わえられたハンモックチェアでは、お気に入りの本を読みながら“うたた寝”してしまいそう。

 

「以前、美瑛にあるペンションで見つけたハンモックをヒントにしたんです。ざわざわと風に揺られる麦畑の音を聞きながら、ハンモックでゆっくりと過ごした時間が心地よかったので、いつかモデルハウスにも設置したいと考えていました。」

 

プライベートな時間にも、仕事のアイディアをあつめることが多いという斎藤さん。プロの目線で日常を切り取るなど、仕事に対する熱心な様子がつたわります。

 

メリハリある水廻りはプロから学ぶ。モデルハウスに隠された暮らしのヒント。 

 

ines_arte023.jpg

キッチンは、左右両側から入ることができる回遊式動線。また、キッチンの奥はそのまま洗面スペースにもつながっていて、家事動線をよく考えた設計です。

 

汚れやすいキッチンの床はあえて無垢の木を使用せず、お手入れが簡単なクッションフロアを採用。しかも耐久性とデザイン性が高い店舗用を使うなど、長持ちさせる工夫も。水はねの心配がないカップボードには、無垢材を贅沢に使用するなど、お手入れしやすくて無垢材の味わいもある「メリハリあるキッチン」に仕上がっています。

 

 

ines_arte026.jpg

洗面化粧台も、水はねしやすい天板にはお手入れの簡単なメラミンを採用。汚れがさっと落とせて、使い勝手の良い幅広設計。引き出しに使った板は、他の造作扉とおそろいの床材を使いました。ここでも「メリハリ」の効いた仕上がりになっています。

 

タイルは質感の高さやデザイン性から、洗面化粧台の天板に人気のアイテムですが、お手入れのしにくさが難点。ここではタイルを汚れにくい面に貼ることで、取り入れたいデザインと、使い勝手の良い機能性をうまく組み合わせています。

 

モスグリーンのタイルによって、殺風景になりがちな水廻りに暖かみが加わりました。デザインだけにとらわれず、暮らしをイメージした嬉しい設計です。

暮らしを豊かにする空間は、気持ちまでワクワクさせる

 

ines_arte029_052.jpg

玄関土間(上の写真左側)には、ベビーカーを押しながらでもウォークスルーで入れるシューズクロークを設置。きれいなアーチ型のゲートが、この家を訪れるひとに、住まいへのこだわりを印象付けます。合わせてプライベート玄関を設けることで、雑多になりがちな玄関を美しく保ちます。

 

「今は靴を入れるだけの下駄箱ではなく、コートも一緒に保管できるシューズクロークが人気です。さらに使い勝手を考えて、一緒に手洗いシンクを設けました」

汚れを室内に持ち込まずに玄関で収納し、洗ってきれいにできる。かしこい暮らしのアイディアです。

 

2階に設けられた1.5畳の書斎は(上の写真右側)、ご主人の憩いのスペースをイメージして設けられました。あえて扉は設置せず、イネスホームのこだわりでもある「どの部屋にいても家族を感じられる、オープンな空間づくり」を反映しています。

 

イネスホームが手がける家は、温もりを感じる施工が多いことから、奥様主導で家づくりされる方が多いのでは?と斎藤さんに伺ったところ、予想とは違った意外なお話を聞くことができました。

 

「最近は変わってきています。数年前までは『インテリアとかよくわからないから奥さんに任せるよ』というご主人さまが多かったのですが、今は女性が“かわいい”と思う感性を理解できる男性も増えてきて、ご夫婦で楽しみながら家づくりをされる傾向にありますね。」

 

 

ines_arte039.jpg

 

記者の目

毎回イネスホームが創り出すモデルハウスでは、設計やインテリアに至るまで、一人の女性設計士がトータルコーディネート。

これまでにもユニセックスなスタイルが魅力のインダストリアルテイストや、アンティークな雰囲気漂う上品なフレンチテイストなど、多彩なバリエーションで様々な住まいのあり方を見せてくれました。

同社のコンセプトである「ちょっとプラスの家づくり」。今後も新たな配信を続ける「プラスの住まい」に期待が膨らみます。

 

【記事で紹介したモデルハウス】

arte+(アルテプラス)※現在は公開を終了しております

 

※公開は終了しました。

2017年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

イネスホーム株式会社の取材記事