2016年11月5日 北海道住宅新聞4面記事 UA値0.23W+タイル外装 ハウスメーカーの客層に照準
コスモ建設㈱(本社札幌市、高山壽雄社長)は、札幌市手稲区の分譲地「クールタウンほしが丘」内にモデルハウス「ヴェネツィア」をオープンし、公開している。同モデルは、高性能を売りにするハウスメーカーと同等以上の断熱性能と、勾配屋根ならではの2階の開放感あるプラン、ハイグレードな仕様を特徴としている。
一部のハウスメーカーが断熱性能を一段と高め、札幌版次世代住宅基準が定着するなど、住宅の性能に対して関心を持つ顧客層は少しずつ増えている。こうした目の肥えた顧客層に対し、性能、仕様、プランでそれぞれ見どころがあるモデルハウスを建てることで、地元ビルダーの存在感をアピールし、受注につなげていきたい考えだ。
ヴェネツィアはUA 値0.23W と省エネ基準の2倍の断熱性能。2×6工法を採用し、外壁の断熱構成はグラスウール140㎜充てんにフェノールフォーム断熱板40㎜を外張り付加。天井はロックウール吹き込み
断熱500㎜など。開口部はYKK AP ㈱のトリプルガラス入り樹脂サッシAPW430 と玄関ドアにU 値が1W を切る同イノベストD70 を採用した。暖房はガス式温水床暖房。
外装材はニッタイ工業の乾式タイルや、AHIROOFING の石付き金属屋根材、コロナルーフなど、メンテナンスフリーで質感の高い素材を採用することでローコスト住宅との差別化を図っている。
延床面積は約36 坪で、2階にリビングを配した。勾配屋根に天窓を設け、リビングの一部は天井高が3.2m と開放感があり、手稲山など山々の眺望も開けるというプラン。「今回はモデルのため南向きだが、北入りの土地に建てる場合でも2階リビングにして天窓を設けると明るくて昼間の電気代も節約できると」お客様に説明している。
同社は、クールタウンほしが丘内に価格帯や性能、テイストの異なるモデルハウスを5棟用意し、幅広い顧客層の要望に応えている。
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