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株式会社土屋ホーム

土屋ホームは、1969年に土屋商事として創業して以降、北海道を拠点に、住宅産業を通じて物質的・精神的・健康的な「豊かさの人生を創造する」ことを企業使命に掲げて事業を行っている。「上質な住み心地」「揺るぎない安全」「安心の自社大工」の3点が同社のこだわり。中でも「上質な住み心地」に向けては、木造軸組構造を進化させ、構造躯体を断熱材で外側から包み込み、柱や断熱材の隙間から家の中の「あたたかさ」が逃げるのを防ぐ外断熱「BES-T 構法」を採用している。また、軸組構造と壁構造の接合部分にオリジナルの接合金物を採用し耐久性能の向上にも注力している。

注文住宅ブランド「カーディナルハウス BES-T019(ベスト ゼロ・ワン・ナイン)」は、2022年10月に新設された国の断熱等性能等級7をクリア。一般財団法人省エネルギーセンターが主催する「2022年度省エネ大賞」の製品・ビジネスモデル部門で、最高賞の経済産業大臣賞を受賞した。


2022年3月5日 北海道住宅新聞3面記事 道内初の4階建て木アパ『ラピス』太陽光発電と省エネ設備でZEH 化

 ㈱土屋ホーム(本社札幌市、山川浩司社長)は、賃貸住宅の省エネ化で脱炭素社会の実現に貢献するため、ZEH-M Ready(ゼッチ・マンション・レディー)水準の木造4階建てアパート『ラピス』を開発した。昨秋から第1号物件となる「ラピス菊水」を札幌白石区で建設しており、竣工予定は5月中旬。同社によると、4階建て以上の木造アパートは道内初だという。延床面積は約800㎡で、1LDK 3戸、2LDK 8戸の全11 戸。
ZEH-M Ready は集合住宅版ZEH の一種で、要件は①全住戸UA 値0.40W 以下(1・2地域)②再生可能エネルギーを除き、住棟全体で一次エネルギー消費量20%以上削減③再生可能エネルギーを含めて
一次エネルギー消費量を50%以上75%未満削減─となる。

ラピス菊水では再生可能エネルギーを含めて建物全体の一次エネルギー消費量を54%削減した。太陽光発電を屋上に9.25kW 搭載したほか、各住戸に熱交換換気やエコジョーズなど高効率な省エネ設備を導入。なお、太陽光発電でつくった電気は共用部で使用する想定。断熱仕様は、基礎が押出スチレンフォーム外側75㎜+内側75㎜、外壁が高性能グラスウール16K 充てん120㎜(一部225㎜)、天井が高性
能グラスウール16K200㎜。窓はPVC サッシ・Low-E ペアガラス(網入り)を採用した。
4階建てアパートを木造で建てた理由は、RC 造やSRC 造と比べて建築資材を製造する過程で発生するCO2 が少ないため。同社は今後、RC 造やSRC 造の新築4階建てアパートを木造に切り替えていく考えで、ラピスは2030 年までに年間100 棟の施工を目指す。

工法は木造ラーメン構法の『SE 構法』を採用した(開発元:㈱エヌ・シー・エヌ、東京都)。仕口・継ぎ手に強固な接合金物を用いて柱・梁を剛接合する工法で、木造でも大スパン・大空間や中高層を実現できる特徴がある。そのため、一般の戸建住宅に加え、老人ホームや幼稚園などの木造非住宅でも多く採用されている。
また、構造材は道産カラマツ集成材で、構造材使用量は約100㎡。構造計算はルート2 で行った。柱の基本寸法は、120 ×120㎜と120 × 240㎜、梁背は210 ~ 440㎜。

ラピス菊水の賃料については、道内初の4階建て木造アパートという話題性のほか、優れた省エネ性、敷地内に防犯カメラを7台設置した防犯性の高さ、宅配ボックスや顔認証オートロック等の採用による利便性の高さなどを加味し、相場よりも2割ほど高く設定する。また、借り上げ社宅としての利用をメインに想定しており、㈱土屋ホーム不動産の瀬川一貴本店長は「光熱費を安く抑えられるなど、入居者にとってメリットの多い社宅として法人にアピールしていきたい」と話す。



2020年8月15日 北海道住宅新聞4面記事 道南杉や札幌軟石などを随所に リゾート感覚の新モデルハウス道南杉や札幌軟石などを随所に

㈱土屋ホーム(本社札幌市、山川浩司社長)では、去る7月4日、札幌市内の総合住宅展示場・STV ハウジングプラザ北24 条会場に注文住宅ブランド『CARDINAL HOUSE』(カーディナル・ハウス)の新
モデルハウスをオープン。道南杉や札幌軟石などの道産素材を随所に取り入れ、都会にいながらリゾートに来たような非日常感を味わえる住まいを提案している。

同社では昨年6月の創業50 周年を機に、自社の住宅を注文住宅の『CARDINAL HOUSE』と、企画住宅の『LIZNAS』(リズナス)の2ブランドに刷新。今回公開された『CARDINAL HOUSE』のモデルハウスは、道内で3棟目、札幌市内では初となる。
モデルハウスは延床面積約55 坪の在来構法2階建てで、「世界で一つ、あなただけの家」という『CARDINAL HOUSE』のブランドコンセプトのもと、リゾート施設のような非日常感を演出。特に五感で自然を感じることができるよう、内外観ともに道産素材をふんだんに使ったデザインが見どころとなっている。
道産素材の中でも特に目を引くのが、道南杉と札幌軟石。道南杉は外装材として使われることが多いが、このモデルハウスではさらに間仕切り壁の仕上げ材としても採用している。札幌軟石も外装やアプローチなどファサードでの使用が一般的だが、玄関のエントランスやキッチン回りなど、室内にデザイン上のポイントとして積極的に取り入れた。

外観は、道南杉と木製カーテンウォールを組み合わせることで高級感のあるイメージとし、屋根と2階バルコニーをオーバーハングさせることで道南杉が劣化する要因になる雨がかりを防ぐとともに、建物正面から見た時の奥行感を強調。内観は道南杉や札幌軟石以外にも、床の一部に道産ナラ材を施工し、和室の一角には希少な羊蹄石を飾るなど、道産素材の意匠・手触りを活かしたインテリアコーディネートがポイント。札幌軟石は表面がフラットなダイヤ仕上げと、手作業で大きな凹凸を表現した瘤出し(こぶだし)仕上げを使い分けた。

また、リビングは日射取得をあえて抑えて、明る過ぎない落ち着きのある空間とし、ダイニング・キッチンから窓越しに見えるテラスには水が流れ落ちる水盤を設置。さらに和室は琉球青い草(青表)使用の琉球畳を敷き、浴室の壁は檜で仕上げるなど、木や石の匂いと触感、光のうつろい、水の音によって自然を五感で感じられる空間を目指した。
このほかにも非日常感を味わえるよう、2階バルコニーにはジャグジーを設置し、屋根には2重のシート防水を行い、樹脂のデッキ材を敷きつめることでバーベキューなどができる屋上としている。
 
これまでの来場者アンケートによると、モデルハウスの印象は「大変良い」が54%、「良い」が33%と回答。「憧れる要素がつまっている」「高級ホテルのようなワクワク感がある」と答える来場者もおり、同社ではモデルハウスのコンセプトがしっかり伝わっていると自信を深めている。
設計を担当した同社札幌本店設計1課課長兼札幌北設計課長の小松直人氏は「『CARDINAL HOUSE』というブランドを作ったことで、これまでと別のステージの家づくりを見てもらおうと、思い切ってリゾート感覚を打ち出した。お客様には単に見て回るだけでなく、木と石の手触りや水の音など、五感に訴える部分を体感してもらえれば」と話している。

2023年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

会社情報

社名 株式会社土屋ホーム
住所 〒 060-0809
札幌市北区北9条西3丁目7番地 土屋ホーム札幌北九条ビル
電話番号 011-717-3333
ホームページ https://www.tsuchiyahome.jp/
資本金 1億円
社内体制 541名(2021年10月31日現在)

建築総額の傾向(新築)

1500
2000
2500
3000
3500〜

単位:万円

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