2022年11月25日 北海道住宅新聞4面記事 『challenge999』の新モデル 設計提案力の高さをアピール 札幌・豊栄建設
豊栄建設㈱(札幌市、浦田和洋社長)は11 月5日、主力の注文住宅ブランド『challenge999』の設計提案力の高さをお客様にアピールする目的で計画した新モデルハウスを、札幌市北区の太平エリアにオープン。社内の設計コンペを勝ち抜いた女性チームが『女性が憧れる素敵な住まい』というコンセプトのもと、玄関ホールと隣接する“ 魅せる” ウォークインクローゼット(WIC)や、ダウンフロアを活かして空間にメリハリをつけた2階LDK などの“ 個性的な造り” に挑戦した。
『challenge999』は同社の代名詞とも呼べる自由設計のブランド。大手ハウスメーカーよりも建物価格を抑えつつ、匹敵するデザイン性・住宅性能を実現するコストパフォーマンスの高さが強みとなっている。
同社では、毎年1~3棟ほどモデルハウスを新設。平均して3年程度公開し、その後販売する。従来のモデルハウスの多くはファミリー層の需要に応える使い勝手の良い造りが特徴となっている一方で、「他社の住宅と比べると個性が弱いという自覚があった」(同社営業・矢野可菜子さん)。
会社として、『年間施工棟数で札幌№1になる』という目標を掲げる一方、ここ数年は市内の住宅会社の中でトップクラスを堅持しているものの、1 位には届かない状態が続いていた。昨年の年間施工棟数は約300 棟だった。そこで、より多くのお客様に選ばれるためには、施工棟数の9 割以上を占める『challenge999』の設計提案力の高さをアピールし、お客様に『豊栄建設なら自分たちの思い描く住宅を実現してくれる』と感じてもらう必要があると考え、今回の新モデルハウスを計画した。
社内コンペを勝ち抜いた女性チームは、設計、営業、インテリアコーディネーター、アフターメンテナンスの4名で構成されている。各職種が女性で固まったのは偶然だといい、チームメンバーの矢野さんは、「個性的な造りを念頭に置きながらメンバー同士で話し合う中で、“ せっかくなら女性チームだからこそ提案できるモデルハウスを考えよう”となり、今回のコンセプトに至った」と話す。
このモデルハウスは在来構法による木造2 階建てで、延床面積は約35 坪(ガレージ部分除く)。夫婦と子ども1人の3人家族を想定した3LDK のプランとなっている。
プランの見どころは2つあり、1つ目が1階のWIC。玄関ホールと一体の空間になっているオープンな造りの“ 魅せる収納” だ。約4 坪の広さがあり、大理石風のフロア材等によって非日常感を演出している。「WIC を特別な空間に仕上げることで、服の片付けや出かけるときの服選びが楽しくなれば良いなと思った」(矢野さん)。なお、必要に応じてカーテンで玄関ホールと仕切ることも可能だ。
2つ目が、2階のLDK。そもそもLDK を2階に配置したのは、土地不足と地価高騰により狭小地での建設が増えている札幌市内において、2階リビングを検討するお客様が増えているため。そして、このモデルハウスならではの注目ポイントは、フロアレベルをキッチン・ダイニングより約60㎝下げたダウンフロアのリビング。リビングを一望できるアイランドキッチンに立つと、ステージにあがったような感覚を味わえる造りになっている。また、リビングは天井高が約3 mあり、ひときわ開放感を感じられる。
このほか、ダークブラウンの壁紙を基調としたクラシカルな内装や、1階のインナーガレージもポイント。インナーガレージは単純な駐車スペースというよりも、自分好みに飾ったり、DIY を行ったりするスペースとして人気が高まっており、実際に要望するお客様も増えているという。なお、断熱性能についてはUA 値0.31W 以上を確保。建物価格(税込)は3300 万円(※ 2022 年11 月時点)となっている。
2023年01月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。