Story 取材記事

断熱は新築並みに!フルリフォームで暖かく 青森県弘前市A邸/小野住建


青森県弘前市に暮らすAさん夫妻は、奥さまの祖父母が暮らしていた家を住み継いでいました。古くなり、あちこちに修繕が必要になったことで、フルリフォームを決断。2024年12月に完成しました。



リフォームを手掛けたのは平川市の工務店・小野住建です。祖父母の代の頃から何度か修繕を頼んでいて付き合いがありました。リフォームを考えていた頃、Aさんはある雑誌の、住宅の断熱を巡る座談会記事で小野裕之さんを見かけます。



Aさん夫妻は家に暖かさを求めていました。奥さまも「寒くて、冬はストーブの前から動けないくらい。湿気にも悩まされ、夏も冬も除湿器2台を使って除湿していました」と振り返ります。

最初は平屋にする案もあり、近くの完成見学会に足を運びました。ローコスト住宅を特徴としているそこの施工会社に、断熱リフォームについて相談しましたが、「本当に暖かいの?」という疑問を払拭できなかったため断ったそう。
Aさん夫妻はフルリフォームするなら、暖かさを最優先にしたいという思いがより強くなりました。

小野住建は、住宅建築における技術開発の全国組織「新住協」のQ1(キューワン)マスター会員。暖かい家づくりには定評があり、裏打ちされた技術もある。ここなら、とお願いすることにしました。

空間を大きく使い、吹き抜けで室内をより明るく


リフォーム前


リフォーム前は、1階にLDKと和室、水回り、2階に洋室と和室がある3LDKの間取りでした。


リフォーム後


それを1LDKにプラン変更。1階はLDKにランドリールームと水回り、2階は夫妻の寝室のみにしました。その分、各室を広くゆったり確保しています。



こちらはリビング。床には西南桜の無垢材を使い、木の趣を感じる空間となっています。
明るい家にしたいという奥さまの希望をかなえるため、設計士でもある小野さんから提案され、一部を吹き抜けにしました。



ダイニングテーブルは置きたくなかったAさん夫妻。キッチンに対面カウンターを造ってもらいました。



キッチンはTOTOです。2人でキッチンに立って支度をすることも多いため、スペースに十分なゆとりを持たせました。



当初はパントリーを設けようかと考えましたが、キッチンで全て完結できるようにしたいと、食材もシンク下などに入る分だけと決めて、収納しています。

動線のよいランドリールームを希望



お2人がこだわったのが、このランドリールームです。奥さまは黄砂や虫の飛来などを考え、洗濯物を室内に干したいと考えていました。



衣類を脱いで、洗濯物を洗って、干して、畳んでしまえるまでが、全てこのスペースで、しかも短い動線で完結するよう、考え抜かれた配置になっています。



リフォーム前、2階は物置きになっていました。階段の位置は変えずに造り変えました。



2階は夫婦の寝室です。奥にクローゼットを設けています。各室に扉もなく、また吹き抜けにしたことで、どこにいても声が聞こえ、安心だといいます。

モルタル壁に付加断熱を施し、断熱を高性能化



断熱リフォームの手法は、小野住建が加盟する「新住協」の開発技術を活用しました。

既存のモルタル壁をあえてそのまま残し、耐震補強した上でその上にネオマフォーム(フェノールフォーム断熱材)45㎜を付加断熱しました。
一方、柱の間は室内側から解体し、新たに高性能グラスウール16K105㎜を充てん。グラスウール換算で200㎜断熱を実現しました。床も断熱を追加しています。



地下水を利用して、雪が降ると水を出す融雪装置がリフォーム以前からあり、この仕組みはそのまま生かしました。放水により、きれいに雪が融けるそうです。

Aさん夫妻に話を聞きました



Q フルリフォームを考えたきっかけは?

 私の趣味がDIYで、それまで玄関の天井などを貼り変えたり、壁を塗り直したりしていたのですが、お風呂など水回りを直す必要が出てきました。さすがにそれは自分ではできないから、全部リフォームしようかと考えたのがきっかけです。



Q 住宅会社を決めた理由は?

 雑誌で断熱についての記事を見たことが大きかったですね。小野さんに「雑誌を見たよ」と話したら、詳しく断熱について話を聞くことができました。そこでお願いしたいとなりました。



Q リフォーム後の暖かさは?

 断熱材を新築並みに施してもらったので、やはり暖かいです。ストーブもつけていないのに室内が10月末で24℃もあることに、遊びに来た父が驚いていました。
冬は朝起きたときに、1時間ほどリビングのストーブを稼働させれば、夕方まで暖かさが続きます。夏も寝室のエアコン1台で涼しく快適に過ごせます。断熱性能が高いため省エネでもあります。



Q 弘前エリアで家を建てたりリフォームするなら、どんなところに気をつけたらよい?

 やはり断熱はしっかりした方がいいと思います。また、断熱材の施工の仕方でも暖かさの質は変わってくると思うので、きちんと施工をしてくれる技術を持っているところに頼むのが大事なのではないかと思います。


2026年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

小野住建の取材記事