これまでの時代は、築年数の経過した家を修繕、リフォームして長く住むより、新築を望む方が多かったと思います。住宅の寒さ、耐久性、住み心地、デザインなどの面で築30年を超えた住宅の中には、少々リフォームしたところで快適な住まいにはならない家も多かったという事情もあると思います。特に、北海道や東北など積雪寒冷地では、断熱・気密性能の低い家では、住み心地も家計も厳しいという事情があり、暖かく省エネな家に変える断熱リフォームは、多くの場合、仮設工事、外壁改修、断熱施工など、リフォーム費用としては高額なものになってしまうため、いっそ新築にしたほうが、という選択肢が主流でした。
しかし近年は、新築戸建て住宅や分譲マンションの価格高騰もあって、中古住宅を購入し、大規模改修を経て、そこに住む人の生活にあった付加価値を生み出す「リノベーション」が、子育て世代を中心に人気を集めています。住宅取得コストを抑えたい、あるいは今住んでいる家への愛着があるので活かせるものは活かしたい、といった事情で、リノベーションを希望される方が多いのも事実。
住宅会社に話を聞くと「リノベーションは新築住宅より、見積、設計、工事が難しい」という話をよく聞きます。壁の中や床の中などで柱梁、断熱材がどのように劣化し問題が発生しているか、見積段階の診断でもある程度の予測はできたとしても、完全に見定めることが難しいので、工事内容、金額の面で不確定要素のある工事になる可能性があるからです。そして、既存建物の状況を踏まえながら、適切に工事を進めるためには、現場監督、大工の経験や判断力、対応力が問われる部分も数多くあります。
リフォーム・リノベーション会社は、リフォーム専業の会社、地元で新築もリフォームも行う工務店、屋根や外装、水道などの専門工事会社などさまざまな業態があります。水回り、内装、断熱改修、塗装、雨漏り対策、フルリノベーションなど得意な分野もそれぞれ異なります。チラシや訪問営業、ネット広告など宣伝力の強い会社のほうが目立ちますが、リフォーム・リノベーション工事は、新築工事以上に、診断、適正な見積もり、プラン提案力、工事の現場での養生、施工品質などの面が重要になります。
そこでこのページでは、実際にリノベーションを実現された方々の体験談をご紹介します。
ヨツモクさんでキッチン・洗面台のこだわりリフォーム実現! 音更町Nさん/YOTUMOKU-side(ヨツモクサイド)
今回ご紹介するのは、築23年のご自宅のキッチン・リビング・水回りを中心にリフォームされたNさんです。「センスのいい建築家にお願いしたい」と探した結果、建築士からの紹介でYOTUMOKU-side(ヨツモクサイド)の吉田和憲社長と出会いました。
「現状をなんとかしたい!」というところから細やかなプランを練り上げ、美しく暮らしやすい住まいを実現したNさんのリフォームをご紹介します。
N邸のリフォーム
・広々と調理できる天板7.2mのフルオーダーキッチン
・コーディネーターと選んだ統一感あるインテリア
・海外製ボウル・水栓で造作したオリジナル洗面台
Nさん 帰宅後の動線がスムーズになり、とても暮らしやすくなりました。グレージュのトーンを基調にした家の雰囲気も気に入っていますし、設備や内装が新しくなったというだけでなく、エアコンやテレビ回りなどもすっきりと収まるよう提案・施工していただき、心地よく過ごせる空間になったのが嬉しいです。夫婦で「もっと早くやればよかったね」と喜んでいます。
25年前の実家は「断熱劣化」ナシ! 吹き抜け&内装のリノベ実現 千歳市A邸/生杉建設
築25年の実家をリノベーションし3世帯で暮らす千歳市のAさんファミリー。
実は25年前の新築時も、今回のリノベーションも、設計施工を担当したのは同じ住宅会社、千歳市の生杉建設でした。
Aさんは「子どもの頃に過ごした築25年の実家ですが、家が寒いと感じたことはありません」、奥さまも「家の寒さなどは感じませんでしたし、間取りや生活動線もほとんど直したいという部分はありませんでした」と話してくれました。
実際、壁を剥がしてみると断熱材は見た目も性能も全くといっていいほど劣化が発生しておらず、基礎、梁、柱なども改修が必要な点はほぼありませんでした。
奥さま ハウスメーカーや地元の住宅会社など数社のモデルハウスなども見学に行ったのですが、5年間住んでいた時に、電球が交換しにくくなったとか、水道の不具合とか、些細な相談事も、生杉さんに電話すると、すぐに駆けつけてくれていたんです。生杉建設はアフターフォローがとにかく親切だというのは、生杉建設さんで家を建てたОBさんしか知らないことかもしれませんが、その印象は、リノベーションを相談してからも変わることはありませんでした。
築25年経っても暖かくて生活動線も良い家でしたし、アフターフォローも良いので生杉建設さんを選ぶメリットしかありませんでした。
築45年の家を、魅力を活かし高性能リノベーション 函館市・I邸/マルサ佐藤建設
函館在住のIさんファミリーは、子育てとテレワークの両立ができる住まいを手に入れるため、築45年の住宅をリノベーションしました。
I さん 以前はアパートに暮らしていましたが、子育てとテレワークの拠点としては狭く、そして寒いというのもあって、家を建てようと考えはじめました。この家はご近所にあった思い出の家です。数年前、この家の前を通りかかると、引っ越し中でした。近所の方が家主さんに声をかけてくれて、この素敵な家の雰囲気を活かしながらリノベーションすることが選択肢になりました。とはいえ、数件の住宅会社に相談したら「建て替えた方がいい」という提案ばかりでした。
最後に相談したのがホームページにリノベーションの施工実績が多く掲載されていたマルサ佐藤建設でした。現場を見てもらったところ、ぜひリノベーションしましょうと言ってくれました。思いついた要望を気軽にメールなどで相談したら、ほとんど出来ないという返事はなく、ほんとうに親身になって考えてくれて、メリットデメリットなども詳しく説明してくれました。住設機器や建材が値上がりしそうなタイミングでは、事前に仕入れるなど、コストのことも親身になって考えてくれました。
開放感ある空間づくりと趣味を満喫できるマンションリノベーション 帯広市C邸/イゼンホーム
国際結婚に伴って渡米し、30年を過ごした地から帯広のマンションへと移住したCさんご夫妻。欧米の戸建て住宅とは部屋数も広さも異なる日本のマンションを、アメリカ人のご主人も心豊かに暮らせるようリフォームしました。
「できる限り空間を広く感じられる部屋に」という要望に、担当の中村千代美さんはまず躯体図をチェック。主要構造体のみを残して天井のボードを外し、天井を高くしました。キッチンは壁に向いたL型からコの字型にし、オープンな印象に。壁には鏡を貼り、明るく広がりの感じられる空間になっています。ピアノの演奏が趣味という奥様、愛用のグランドピアノをアメリカから運びました。このスペースは元は畳と押し入れがあった場所。フローリングと収納に替え、趣味も楽しめるLDKになりました。
築60年の家を住み継ぐ快適フルリノベーション 札幌市西区L邸/エコットハウス(松浦建設)
今回ご紹介するのは松浦建設(札幌市清田区)でフルリノベーションしたLさんのお宅です。L邸はLさんご夫婦と、奥さんのご両親が上下階で暮らす2世帯住宅です。
築60年を超えた住まいが、現代の暮らしに合った間取りの変更や、高断熱・高気密の改修工事によって大きく性能UPしました。
松浦社長 今回の工事は1階の土台(根太)の入れ替えと補強、断熱改修、屋根・外壁の張替え、キッチン周りの間取り変更、建具の入れ替え、クロスや床、畳の張替えなど全面改修を行っています。
お母さま 松浦社長の対応はいつもスピーディーで、必要な断熱改修や、費用面での相談、間取りの提案など、その都度、的確なアドバイスをいただきました。信頼してお任せできましたし、暖かく、きれいに生まれ変わった我が家に大満足です。
倉庫を住まいに!断熱と水回りの新設で快適ワンルームが誕生 札幌市Sさん/建匠
札幌市のSさんは、両親の家に隣接する倉庫を「住まい」にリノベーションしました。きっかけは、80代、90代と高齢になった両親が心配になったこと。そばで見守りながら暮らそうと、同居を決めました。
工事を担当したのは札幌市内やその近郊を中心に、住宅の補修やリフォームで豊富な実績のある工務店・建匠(札幌市豊平区)です。
Sさん 介護の仕事をしており、勤務時間が不規則なんです。夜勤で昼間に仮眠を取ることもあり、両親とは生活サイクルが異なります。お互いが快適に暮らすためには、独立した生活スペースが必要でした。まずは希望を聞いて、こちらの意図を汲み取って提案をしてくれました。どうしても予算内でできないことには代案を出す、質問に分かりやすく答えてくれるといったコミュニケーションも取れて、安心して工事をお願いできました。
山口部長 一室で完結できる生活空間を予算内で作ることが大きなテーマでした。そのため、既存のままで活かす部分と改修する部分をハッキリと線引きしたプランを立てました。実は、工事にかかる費用の中で大きなウエイトを占めるのが水回りです。目に見えない部分ですが、長く快適に住んでいただくためにはとても大切な工事です。
以前の給水管は、錆びると漏れが発生しやすい鉄管でしたが、保温材付きの架橋ポリエチレン管や銅管に交換しました。
「生活するうえで重要なポイント」として山口部長からの提案で行った工事が、断熱改修でした。取材したのはまだ雪が残る3月中旬。新設したFF式灯油ストーブをつけるとすぐ室内はポカポカに暖まり、断熱改修の効果を実感できました。
ニュータウンの築35年わが家が快適に大変身 函館市K邸/マルサ佐藤建設
Kさんは定年を機に、築35年経つ自宅をフルリノベーションしました。生まれ変わったマイホームでご夫婦は充実したセカンドライフを送っています。
1980年代半ば、函館市郊外に造成された大規模ニュータウン。Kさんがその一角を購入し、マイホームを建てたのは30歳頃のことでした。
分譲開始から30数年。定年を間近に控えたKさんは「これからは自宅でゆっくり暮らしたい」との思いを募らせてきました。
とはいえ、当時の自宅は冬になると相当の寒さ。奥さまは「ストーブから離れられませんでした」と話します。また、部屋ごとの温度差が気になり、浴室でのヒートショックも心配でした。そこで、Kさんは問題点をすべて改善し、快適に暮らせる家にするため、フルリノベーションを決意。インターネットで見つけた4社から話を聞き、他社にはない魅力的な提案に魅かれ、マルサ佐藤建設に依頼しました。
耐震・断熱改修工事で快適に住み継ぐ家 札幌市西区S邸/瀧本ホーム
Sさん 30年の間に、屋根と外壁の塗り直しを一度やっていますが、ここ数年はモルタル外壁の塗装劣化(チョーキングや浮き)、クラックや剥離などがひどくなっていました。
羽アリが出ている場所があったので、柱が腐っているかもしれないという心配も。何より、すき間風が入って、とても寒い。そんな訳で、改修は必然でした。
夫婦2人とも60代を超えているので、今さら新築するという考えには及ばず、数十年を快適に過ごせればいいという思いから、外壁と屋根の張替えに加え、断熱改修をしっかりやろうと決断しました。
50坪近い住宅の断熱改修ともなると、費用も大きくなります。そんな大工事になるなら、信頼できる知り合いに任せたいと考え、旧知の中で信頼のおける友人だった瀧本さんに依頼しました。
「DIY」「お酒」「焼肉」が楽しい家にリノベーション/帯広市M邸 イゼンホーム
「住み心地は段違いです。よく改築前の家に暮らしていたなと思うくらい」
そう話してくれたのは、帯広市郊外で築30年の住宅をリノベーションしたMさんです。
実はこの家は17年前に中古で購入したんです。景観が気に入ったのもありますし、古い家にDIYで手を入れながら暮らすのも楽しいかなと思ったんですよね。でも暮らしてみたら寒さや暗さ、雪の始末など家の性能や構造に関する不便が多くて。この場所に暮らし続けたいという思いがあり、リノベーションを選びました。
リフォームの工事ということで難色を示したり新築を勧めたりする建築会社も多い中、イゼンさんはしっかりと話を聞いてくれたんです。
当初、仕事で独立した直後でローンが組めない状態だったんですが、中村さんは「今は勉強期間にして、色々な家を見るといいよ」と2年間ずっと相談に乗ってくれて。その気さくな人柄にも惹かれました。
悠々、セカンドライフを愉しむためのリフォーム 札幌市N邸/松浦建設
素敵な庭にご主人手作りのピザ窯があり、奥さまはパン教室を主宰するなど、ゆったりと暮らしを愉しんでいるNさんご夫妻。お子さんが独立され、22年前に建てた自宅を松浦建設でリフォームしました。
今回のリフォームの前段として、3年前に屋根の水漏れが起き、修理が発生したそうです。その時修理をお願いした外装屋さんに、今回のリフォームで外壁の塗装を依頼。一方、内装は「家を建ててくれた会社がすでになくなっていたので、リフォーム業者数社とやりとりしましたが、しっくりこなくて。外装屋さんに紹介していただいたのが、松浦建設でした」と奥さま。
「松浦建設の社長さんは、何を聞いてもわかりやすく説明してくれました。こちらの要望をすべて伝えて可能かどうか確認すると、的確に答えていただき、信頼してお願いできましたね」とNさん。
「経年変化も味わいたい」思い出の家をリノベーション/帯広市Y邸 水野建設
こちらのお宅、元々はご主人のお父さんが建てられた家でした。「長く住むならどこかで建て替える必要が出てくる」と改築を検討したのが4年前。一度は他の住宅会社と契約直前まで話を進めたものの、「改築ではなく新築でどうか」と提案され、どこかすっきりとしない想いを抱えていたのだそう。契約成立には至らず、話を白紙に戻しました。
住宅会社にとって、新築よりリフォーム・リノベーションの方が積算・工事管理などの難易度が高いこともあり、住宅会社の提案によって、古い家はまだ使えても壊して建て直されるケースが多いのが現実。そんな中、「利用できるものを無駄にせず大切にしたい」というY様ご夫妻の想いを理解し応えてくれたのが水野建設でした。
テレワーク用に和室をリノベーション 札幌市K邸/建匠
IT関連企業に勤務する札幌市豊平区在住のKさんはこのほど、築47年になる自宅の一部をリフォームしました。きっかけは、コロナ禍でテレワーク中心の生活になったこと。テレワーク開始当初、Kさんの仕事場は寝室のある2階でした。起きてすぐ仕事に取り掛かれるものの、メリハリのある生活がしにくい状況。「やはり1階で仕事をしなくては」と思うようになりました。
しかし、エアコンのある2階とは違い、冬になると1階はかなりの寒さです。ストーブなしの室温は0℃ほどで、水道管凍結が冬の恒例行事でした。そこで、収納に使っていた1階の和室をテレワーク用「自宅オフィス」に改修するとともに、寒さ対策で快適な「おうち時間」を過ごせる環境を整えることを決意。自宅と同じ豊平区にあり、リフォーム実績の豊富な工務店・建匠に工事を依頼しました。
戸建てリノベーションでニアリーZEH実現 函館/マルサ佐藤建設
リノベーション前のS邸は過去に外廻りをリフォームしたことがあるため、外装はあまり傷んでいませんでしたが、なにより「セントラルヒーティングがついているのにものすごく寒くて結露だらけだった」そう。基礎、柱・梁など主要構造部分を残し、断熱性能と耐震性能を高める性能向上工事を経て太陽光発電を搭載したNearly ZEH(ニアリーゼッチ)※1仕様のスマート電化住宅※2に生まれ変わりました。建替えをすすめる会社がほとんどでしたが、マルサ佐藤建設だけがリフォームによるZEH化を提案。「基礎や木材が使えるなら新築と変わりない家にすることができます」。佐藤専務の一言がSさんの心を捉えました。
フル・リノベーションで今もこれからも快適に 札幌市東区N邸/松浦建設
札幌市東区のNさんは、自宅が築26年を過ぎた頃、ご夫婦二人のこれからの暮らしを見つめ直し、「暖かくて掃除のしやすい家にしたい」と松浦建設でフル・リノベーションすることにしました。リノベーションでは既存の基礎をそのまま生かし、大きく間取りを変更しなかったものの、リビング横の和室を洋室にして玄関ホールからの動線を確保したり、壁付きだったキッチンをオープンな対面式にし、食品庫や保冷庫を設けるなど、より暮らしやすい住空間を叶えました。
Nさん それまでも、外壁だけは塗り直したことがありましたが、直すなら一度にやりたいと、ずっと我慢していました。築26年が過ぎ、子どもたちが結婚して家を出た時に、リフォームしようと夫婦で話し合って決めました。結露による窓のパッキンのカビや、クロスの汚れなども気になっていて、遊びに来る孫たちを、キレイな家で迎えてあげたいという気持ちもありました。
「高断熱住宅は建設費が高い」を解決する家/八雲町・T邸/ノースランドホーム(山野内建設)
建材費の高騰、大工や技能者の高齢化と人材不足が進む中で、新築戸建て住宅で2000万円を切る家を建てるのは難しい。また、家を購入する側からすると2000万円超えの建物+土地代というのは大きな経済的負担です。
そのため、家の性能、大きさ、仕様を削って2000万円以下の新築戸建て住宅を建てる、という家づくりが近年増えています。ただし、それによって断熱気密性能が不十分になると、光熱費が年間で40万円を超えてしまうことも珍しくありません。そうなると住宅ローン+光熱費負担で支払いはむしろ苦しくなります。
中古住宅購入後は、クロスや床材などのお化粧リフォーム、キッチンやお風呂、トイレなど水まわりの改修も必要で、断熱改修の予算を捻出できなくなる。寒さや結露、光熱費負担は我慢するというご家庭が多いのが実態です。
「安い新築」を選んでも「中古住宅」を買っても寒さや光熱費負担から逃れられないという課題に対し、ノースランドホーム(山野内建設)は、ZEH(ゼッチ)と、リノベーションを組み合わせた「ZEH(ゼッチ)リノベーション」という答えを出しました。
築47年の住宅を薪ストーブのある快適な住まいにリノベーション 辻野建設工業/札幌市K邸
建築士だったご主人のお父さまが、今から約60年前に自ら設計した住宅で、家族の思い出が詰まった家でした。当時で築47年。老朽化による寒さの問題や、子育てを終え、ご夫婦二人が暮らしやすい間取りの変更も希望していました。「古い住宅で天井がとても低かったので、床を10数㎝下げて天井を高くしています。防湿や防蟻などに優れた土間コンクリート仕上げ。蓄熱効果も期待できます」と辻野社長。断熱改修は手が込んでいて、1階は外壁をすべて取り払い、30㎝ほど外側に張り出し、中からウレタンを吹き付けた内断熱仕様。2階は内壁を残し、外からスタイロホームを張り付けた外断熱仕様になっています。
リノベーションで叶えたUA値0.27の暖かい家 水野建設/幕別町
幕別町のFさんは、子育てやご両親の介護を経て、今はご夫婦だけの2人暮らし。大きな3世帯住宅を減築し、第2の人生を楽しむための平屋住宅を水野建設でリノベーションしました。以前からリフォームを考えていたという奥さま。「家族が一番多かったときは、主人の母、私の両親、私たち夫婦と子ども3人の合計8人で、7LDKの大きな家に住んでいました。
子育てや互いの両親の介護を終えると、家が大きすぎると感じるようになりました。管理するのも大変ですし、自分たちのこれからを考えると、無駄な動線のない、機能的でシンプルな住まいを希望していました」
札幌【株式会社建匠】のリフォーム・リノベ、新築事例まとめ
札幌市豊平区の株式会社建匠は、1957年の創業以来、丈夫で暖かく、長持ちする家を丁寧につくり続ける地元密着の工務店です。現在はOBからのリフォームや営繕などの要望も増えており、リフォーム会社としての活動も増えました。
リフォーム・リノベーション工事は、オーナーの要望を丁寧にヒアリングし、予算などの事情を踏まえた柔軟な提案力が求められます。オーナーが生活している状態で行われる工事については特に、養生やプライバシーへの配慮など、気配り力も重要です。建匠のリフォーム・リノベーション工事は、一級建築士で建築部長の山口征貴さんを中心に、顧客の要望、住宅の状況、予算を踏まえ、メリット・デメリットをオーナーとしっかりと共有した上で行われるので工事から完成、アフターフォローまで、「満足度が高い」とオーナーからも高い評価を得ています。
今回は山口部長から、過去のリフォーム・リノベーション工事についてお話をうかがいます。
リノベで実現!使いやすい動線と自然素材の心地よい家/恵庭市Sさん キクザワ
Sさんは、築19年の2階建て注文住宅を減築して平屋にし、さらに一部増築してシンプルモダンな住宅にリノベーションしました。掃除やメンテナンスをこまめに行い、大切にお使いだったお住まい。現地を確認した金谷常務からお墨付きをもらうほど内装の状態は良かったそうですが、お客様は間取りや基本となる断熱性能に大きなお悩みを抱えていました。
50代を機に大規模なリノベーションを決意したSさん夫妻。他社も含めて検討したそうですが、「自由設計が可能で、自然素材を多用するキクザワさんの家づくりの考え方が私の好みにピッタリ合いました」と奥さま。今回のリノベーションでは、断熱・気密性能向上もテーマでした。リノベ前の家も室内は寒くはなかったものの、暖房費が気になっていました。
そこで、SII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)が募集した「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」に応募し、断熱・気密性能を強化することに。UA値は0.36Wと道が推奨する新築住宅向けの基準・北方型住宅ecoレベル以上の高性能。無事、事業対象の工事として採択されました。
お化粧リフォームに要注意!中古住宅+性能重視リノベーションで総額1800万円 旭川・大丸ホーム
家を建てるプロである住宅会社の社長がどんな家に住んでいるか。興味ありませんか?中古住宅を買って、気になるカ所を直せば経済的な良い家に住めると思っている人はいませんか?今回は築34年の中古住宅を購入し、劣化した外壁や断熱材、設備や内装など大幅なリノベーションで性能と住み心地、見た目も大幅に直したのに、土地代とリノベーション費用を合わせて総額約1800万円で快適なマイホームを実現させた株式会社大丸ホームの田中裕輔社長のご自宅を取材させていただきました。
円山公園へ住み替え。中古マンションを戸建て感覚で上質リノベ「うつろいの、こばこ」/シノザキ建築事務所
内装以外は建築当時とほとんど変わらなかった築31年の3LDKマンションをスケルトン状態にし、2LDKに変更するなど、大変身した今回のリノベーション。 シノザキ建築事務所では「うつろいの、こばこ」と名づけています。
「マンションをかわいらしい小箱にたとえて、移り住むときめきを表現してみました。今後は長年住み慣れた一戸建てから、マンションへの住み替えを希望される方が増えてくるのではないでしょうか」
こう話すのは、二級建築士でインテリアコーディネーターの篠崎正子さん。今回のリノベーションも、依頼主と一緒に物件探しから同行し、プランニングを担当しました。
依頼主は40代の女性と80代のお母さまの二人家族。数年前にお父さまが亡くなり、娘さんが仕事に出ている日中はお母さまがおひとりになるため、冬場の除雪や広い家の管理は難しいということで、マンションへの住み替えを希望されたそうです。
目次
2021年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。