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築47年の住宅を薪ストーブのある快適な住まいにリノベーション 辻野建設工業/札幌市K邸

札幌市のKさんは、辻野建設工業で11年前にフル・リノベーションし、理想の我が家を手に入れました。Kさんの家づくりや、念願だったという薪ストーブのある暮らしについてお話を伺いました。


目次

使いやすい間取りでデザインと住宅性能を向上

BEFORE<リノベーション前>



リノベーション前の建物外観。建築士だったご主人のお父さまが、今から約60年前に自ら設計した住宅で、家族の思い出が詰まった家でした。

AFTER<リノベーション後>



Kさんのお宅は、札幌市内の閑静な住宅街に建っています。建物は庭を囲むようなL字型です。外壁はガルバリウム鋼板と、天然木を塗装した突板で仕上げています。さらに2階の窓部分には、目隠しを兼ねた木製ルーバーを付けました。



「そろそろリフォームをしたいと考え、WEBで数社に予算を打診した中に、辻野建設さんがありました。その後、出してもらった見積もりやプランが気に入り、辻野建設さんへの依頼を決めたんです」とご主人。

当時で築47年。老朽化による寒さの問題や、子育てを終え、ご夫婦二人が暮らしやすい間取りの変更も希望していました。


1階LDK.等間隔に渡された天井の梁が空間をひきしめています。


「古い住宅で天井がとても低かったので、床を10数㎝下げて天井を高くしています。防湿や防蟻などに優れた土間コンクリート仕上げ。蓄熱効果も期待できます」と辻野社長。

断熱改修は手が込んでいて、1階は外壁をすべて取り払い、30㎝ほど外側に張り出し、中からウレタンを吹き付けた内断熱仕様。

2階は内壁を残し、外からスタイロホームを張り付けた外断熱仕様になっています。

室内窓で開放感を演出。家具のレイアウトを考慮したインテリア性の高い住空間



玄関土間にはコンソールテーブルがピッタリ収まったコーナーが。地球儀のランプやアートフレームで温かみのある空間を演出しています。



玄関ホールは段差の少ないバリアフリーで、靴の脱ぎ履きに便利な椅子を置いています。向かって左手には奥さまのピアノ室、その奥にリビングが続きます。まっすぐ進むとキッチンにつながっています。室内窓で明るく奥行きを感じさせる空間に仕上がりました。



廊下から見たピアノ室。奥さまが伴奏活動やピアノ指導をされていたそうで、グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノがそろっています。今は楽しみとして弾いているそうです。
南向きの採光窓や、往来の視線と楽器のレイアウトに配慮した高窓など、窓の配置もばっちりです。



ペンダントライトがピアノ天板に映る様子も絵になります。



ダイニングからの眺め。ガラスの引き戸奥がピアノ室になっています。ホワイトを主体にしたコーディネートで明るく居心地のよい空間が広がります。



クラシカルなインテリアで統一されたダイニング。窓際の足踏みオルガンはご主人のお母様のもの。オルガン横のドアはご夫婦の寝室につながっています。



ピアノ室とリビングの間にある室内窓。窓台に小物を飾ったり、ガラスにシールを貼ったりとほっこりするインテリアが目を引きます。



2階にある和室は、琉球畳を用いたモダンスタイル。壁紙やブラインド、照明にもこだわっています。



造作によるオリジナルの仏間。照明も施されていて、シンプルでモダンな造りが素敵です。扉の表側には、ドアに貼っているものと同じ壁紙が使われています。

薪割、暖房、料理と、様々なシーンで暮らしを彩る薪ストーブ



プランを進めるうち、「せっかくリフォームをするなら、暖炉にしたい」という希望が出てきたKさんご夫婦。「暖炉はなかなか難しいので、薪ストーブにしようということになりました」とご主人。

煙突はFFストーブで使っていたものを活用しています。天井にはファンを設置し、上に上がった暖気を室内全体に回しています。薪ストーブは、輻射熱と対流熱で体の芯から温まり、冷めにくいのも特徴です。



「薪のストックの仕方がきれいですよね」と辻野社長。庭の一面いっぱいに配置した薪小屋はご主人のDIYによる力作です。

「薪は芦別の製材屋さんから1年間分の7立米(m3)を購入しています」とご主人。全量が収まると、薪小屋はパンパンになるそうです。


薪収納には黒く塗装した一斗缶を上手に再利用


また、薪はそのまま使える薪を買うのではなく、30~34㎝の玉切り(たまぎり・切断された丸太)を購入し、薪割りをして使っています。

ご主人「1月に製材屋さんに注文した玉切りが届くのが3月上旬。そこから3~4か月かけて薪割をし、乾燥させて使います。本来は1年ほど乾かして使いたいところですが、保管できる場所が限られているので、半年ほど乾燥させたものを使っています。

使用する時期は、10月末頃から4月上旬までで、毎日火を焚いています。暖かすぎるときは部屋の扉を開けて室温調整します。ガスストーブは補助暖房機としてありますが、冬季は使っていません。燃える炎を眺めながら過ごすのは至福の時です」。


薪ストーブはダッチウエスト社のエンライト。サイズはスモール


薪の補充は向かって左手のサイドドアを開けて行います。一回に3本ほどの薪を入れた後、エアーコントロールレバーで内部の空気を絞ります。この量で少しずつ燃やしながら、5時間ほど燃え続けるそうです。



また、薪ストーブは料理にも活用していて、薪の上に五徳を置き、その上にアルミホイルで包んだ鶏肉を置いてローストチキンを作ったり、ピザを焼いたりしているそう。遠赤外線でじっくり焼けたローストチキンは特に美味しいと言います。

ほかにも、クッキングトップの上でシチューやカレーなどの煮込み料理を作っているそうです。



リノベーションで快適になった住まいと、薪ストーブのある暮らしを手に入れたKさん。「スパーンとキレイに薪が割れた時は、とても気持ちがいいんですよ」とも話してくれました。

2020年03月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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