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辻野建設の施工例(当別)薪も食べ物も自分で作る!薪ストーブの家

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今回は辻野建設工業さんで薪ストーブのある家を建て、セカンドライフを楽しむIさんのお宅にお邪魔し、薪ストーブや、田舎暮らしの魅力についてお話を伺いました。

自然に囲まれた郊外でゆったりと暮らしたい

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Iさんのお宅は札幌から約40分、のどかな田園風景が広がる緑豊かな当別町にあります。元々は札幌の都心に居を構えていたIさんですが、定年を数年後に控えた頃、札幌近郊で田舎暮らしがしたいと考えるようになりました。

そんな折、たまたま目にした新聞広告で当時スタートしたばかりの「当別田園住宅 つじのムラ・プロジェクト」の存在を知り、その説明会に足を運んだのが辻野建設工業との出合いでした。

JR学園都市線が通っており、都心への通勤やお子さまの通学も可能な場所です。約20年前のことでした。

豊かな自然の恵みを活かし、自給自足に近い暮らしを実現

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夜でも煌々と灯る街灯、列車や車の騒音、漂う排気ガスなど、街特有の環境の悪さや、ご自身が様々なアレルギー症状に悩まされていたこともあり、自然豊かな田舎への移住を希望していたIさん。

その原風景には、少年時代、お父様の転勤に伴い移り住んだ道東での体験があると言います。

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Iさん「川でどじょうを捕まえたり、海でウニを採ったりしてさ。そこら辺に自然の恵みがあったなぁ。ここに来て感じるのは、まず空気がキレイだってこと。街とは全然違うの。それはたまに街に出た時にも実感するもの。

夏は畑を耕して無農薬で野菜を育てて食べる。薪を割って乾燥させて、冬に備える。大変だけど好きだから、全然苦にならないんだよね」。

地域のつながりが暮らしを豊かにする当別田園住宅の魅力

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同席された辻野社長(写真左)は、ヤギを飼うなど、自らも田園生活を実践しており、そうした体験を元にオーナーと一緒に考える家づくりには高い評価が集まっています。

住民同士がつながり、助け合うコミュニティづくりも積極的に支援していて、この日もIさん(写真右)と、しきりに地域の人たちの今を報告しあい、仲間の活躍ぶりに目を細めていました。町中が知り合いのような、そんな温かい雰囲気が伝わってきます。

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冬に使う薪は、全てIさん夫妻が自分たちで薪割りをして乾燥させたもの。地域の農家の人たちが、伐採した木があると声をかけてくれると、奥さまと一緒に愛車の軽トラックで向かい、切ってトラックに載せて自宅まで運び、薪割り機で細かくし、それを乾燥させて小屋に積み込むという重労働です。

大変な作業ですが冬を快適に過ごすためには欠かせない仕事で、「薪割り機も貸してくれる方がいるし、辻野社長も毎年声をかけてくれるの」と奥さま。

様々な地域活動にも参加しているIさん。そのつながりの深さと共に、Iさん夫妻もすっかり溶け込んでいる様子がうかがえます。

1台で家中が暖まる薪ストーブの威力を実感

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「社長さん、暖房のボイラー壊れたのよ」とのんきな口調で話す奥さま。暖房と給湯のボイラーが別になっているそうで、入浴や炊事の心配はないそうですが、ヒーターは一切使えず、この冬は薪ストーブ1台で過ごしているというから驚きです。

でも全く問題無いとのこと。薪ストーブの対流熱が輻射熱の届かない場所まで暖めてくれるから、廊下や玄関など家中が暖かく、さらに暖まった熱は小さな吹き抜けやさらし階段から上り、2階まで暖めてくれます。

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薪ストーブは(株)北海道リンクアップが販売と工事を行っています。様々なデザインで高性能な商品を選ぶことができるそう。I邸は燃費の良さとクリーンな排気が特徴のダッチウエスト・ジャパンのセネカを採用しています。

ハンドルで比較的簡単に温度調節ができるのも便利。ストーブの天板は200~300℃まで上がるため、鍋を置いておでんや豆の煮ものなども作り、調理器としての役割も果たしてくれているそうです。

植物の緑や手作りの作品に囲まれた居心地の良い空間

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唯一間取りの希望を出したのは、リビングの南に張り出した部分。3面には大きな窓が設置されています。「朝焼けがとてもきれいなのよ」と奥さま。大きな窓のおかげで、一日中日差しが入る、明るいリビングになりました。

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リビングの一角にある薪ストーブの熱は吹き抜けを通じて2階まで達し、家中を隅々まで暖めてくれます。

奥さま「住み始めてから20年近く経つけど、今でも大満足。何かあると担当の中野さんがすぐに対応してくれるから安心なの。いつも気にかけてくれて、ありがたいですよ」。

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窓辺を彩るたくさんの植物は奥さまが丹精込めて育てており、種類も多くよく育っています。外の雪景色とは対照的な緑があふれる空間です。

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取材の最中、窓越しにアカゲラを発見しました!ヤマゲラやシジュウカラをはじめ、庭にやってくる野鳥は様々で、このほかエゾリスやオコジョ、たぬきや鹿なども現れます。

庭の餌台には、鳥たちのためにヒマワリの種を1か月に約9㎏も用意するそうで、「餌代が大変だ」と言いつつも、動物たちの来訪を楽しんでおられる様子です。

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数年前まで地元の教室で藍染や陶芸を習っていた奥さま。玄関からリビングに続くホールには趣味で集めた和風雑貨や、自ら手作りされた作品が飾られていて、まるでアトリエのような趣です。

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玄関土間はセメントに石をあしらった素朴なデザイン。木窓の窓辺を飾る植物や雑貨が映える素敵な空間が、訪れる人を出迎えてくれます。

記者の目

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写真にはありませんが、2階には旦那さまが趣味で集めてきたレコードや、珍しいスピーカーなどのコレクションが収まっていて、常に遊び心を持って暮らして来られた軌跡を感じました。

夏はご夫婦そろって畑仕事や薪割りに精を出し、冬は1台の薪ストーブで暖を取る暮らしには、憧れと共に、都会では得られない真の豊かさがあります。

取材の翌日は札幌に住むお子さま一家と食事会をする予定なのだそうで、都心へも気軽に行くことができる立地も魅力です。

仕事と暮らしのバランスをとりながら、スローライフを楽しみたい方にはぜひ参考にしていただきたい実例でした。

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北海道に移住し家を建てた人の体験談まとめ12



 


2019年05月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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