Story 取材記事

カフェスペースと陶芸工房がある薪ストーブの家/石狩市K邸 辻野建設工業

季節の移ろいや自然の恵みを感じながら、北国の暮らしを楽しむ家づくりに定評のある辻野建設工業。薪ストーブの提案も積極的に行っています。

今回は辻野建設工業でマイホームを建て、陶芸やフラワーなどの創作活動に加え、カフェの運営も行う石狩市Kさんのお宅にお邪魔し、家づくりの感想や、現在の住み心地についてうかがいました。


店舗併設のKさんのお宅は、細長の土地形状を活かしたデザイン。ガルバリウムの外壁と、建物に沿って伸びるウッドデッキも素敵


カフェ開店を念頭に置いた土地探し&家づくり


〈キャプション〉目前には自然が広がり遠くに山が眺められる方角に、連続窓とカウンター席を設けたカフェスペース


Kさんのご家族は、ご夫婦と高校生・小学生2人のお子さんの4人家族。上のお子さんの小学校入学のタイミングでマイホームを建てました。

「いつかカフェや陶芸教室をやってみたいと思っていました」と奥さま。土地は駐車スペースが確保できるような間口の広い場所を、住宅にはカフェスペースと陶芸工房の併設を希望されていました。

ニュータウンの規定で、店舗が出せる区画が決まっており、対象の土地は少し湾曲した細長い形状でしたが、遠くに山々を望むこの場所が気に入ったといいます。



辻野社長「設計のポイントは眺望の良さ。手稲山などがきれいに見える場所にカフェスペースをつくっています」。

窓の外には野鳥のための餌台を置いていて、ヒヨドリやムクドリ、ゴジュウカラなどの野鳥を窓越しに観察できるそう。「自然を五感で感じてもらえるような、癒しのスペースをつくりたいと思っています」と奥さま。



壁にはダークブラウンに塗装したツキ板と珪藻土を使用。天然素材を使った内装も、居心地の良さにつながっています。



古民家を連想するような化粧梁は、チェーンソーで傷をつけ、古材風に仕上げたこだわりポイント。



お店の一角にある薪ストーブ。奥さまのご実家も愛用しており、薪ストーブは身近な暖房器具だといいます。

電気を使ったパネルヒーターと薪ストーブを併用しているK邸では、4月や11月など本格的に全館暖房を行わない時期や、冬場のとても寒い日に薪ストーブを点けることが多いそう。

ストーブの設置場所はカフェスペースから突出しており、行き来の妨げにならない造り。暖かさはもちろんですが、カフェの雰囲気づくりにも大きな役割を果たしています。



建物の裏ににある、奥さまのご両親が作ってくれた薪小屋。傾斜屋根からフェンス向こうの野原に雪が落ちるようになっている。薪は、ご実家からのおすそ分けや、廃材などを利用しているそう。

壁厚と採光を活かしたギャラリースペース



エントランスに入ると、壁厚を利用したディスプレイ棚に飾られた奥さまの作品が来る人を迎えてくれます。



カフェスペースとアトリエをつなぐ通路は左右に作品が展示されていて、メインのギャラリースペースになっています。



自然光でライトアップされた陶器は、ガラス製の棚板に飾られていて、いろんな角度から1つひとつの作品をじっくりと眺めることができます。



通路の壁面にもディスプレイ用の棚を造作しています。珪藻土の塗壁に陶器の花器がぴったりマッチしています。



ドライフラワーが吊り下げられた通路天井もよい雰囲気。天井には3つのダウンライトが付いていて、その電源は南面の外壁に取り付けた、1枚の小さな太陽光パネルとバッテリーだというから驚きです!

「ちょっとやってみよう、というノリでしたが、おかげで通路のライトは年中点けっぱなしにできて助かっています」と奥さま。

「試作的にやってみましたが、今も使ってもらえているのは嬉しいですね」と辻野社長。

念願のアトリエは明るく心地よい場所に



通路を右に曲がった先に、陶芸用のアトリエがあります。



奥さまにお願いして、実際にロクロを回していただきました。



「ここで過ごす時間がとても好きです」と奥さま。大きな開口部からやさしい光を受けながら、創作の時間が流れます。窓の向こうに見えるのは玄関ポーチになっているデッキ部分です。



デッキとアトリエの間には、奥さまが大好きなアズキナシの木を植えています。ここにも野鳥の餌台をセットして、季節ごとに訪れる野鳥の様子を楽しんでいます。



アトリエには便利な作業用シンクも完備。裏に出られる勝手口もついています。形になった器は、裏の物置に旦那さんが取り付けてくれた電気釜で焼いているそうです。

入居10年目にカフェをオープン

入居当初は子育てに追われていましたが、下のお子さんが小学校に入学した年に、奥さまは念願だったカフェをオープンしました。

「当初から希望していたカフェの営業を開始できて嬉しく思っています。開店してみると、もっとこうしたほうが使いやすかったかな、という部分も出てきましたが、自分たちでDIYするなど、少しの工夫で改善できるレベルです。

豊かな自然や風景に恵まれたロケーションを活かした設計と、細かな要望にも丁寧に応えていただいたおかげです」と奥さま。



カフェは4月~11月に営業し、手づくりワッフルやジェラート、コーヒーなどを提供しています。

野鳥が訪れる窓辺の席が一番人気!四季折々の自然を感じながら過ごせる空間にしたいというのが、お店づくり・家づくりのポイントでもありました。



陶芸や花雑貨の体験教室は通年で開催しています。自然が身近に感じられる空間で、大人も子どもも、のびのびとした作品をつくっています。

記者の目



入居後10年以上が過ぎたKさんですが、住むほどに住まいへの愛着が増している様子です。Kさんのように、「暮らす」という視点だけでなく「つくる」「集う」「招く」「もてなす」などの要素を採り入れると、住宅の設計はもっと面白くなり、住む人の暮らしも、より楽しいものになるのかもしれません。

ボタニカルライフギャラリー「宙~sora~」
【住所】石狩市緑苑台東3条3丁目251番地
【電話】0133-72-1539
【営業】4月~11月・冬季休業
【ホームページ】https://botanicalsora.jimdofree.com/


2020年02月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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