Column いえズーム コラム

「インダストリアル」な家づくり5選


インダストリアルとは「工業的な」という意味で、住宅分野でも、アイアン、配管、レンガなどの持つ無骨で機能美も重視したデザインを取り入れた家づくりです。今回は、インダストリアルデザインを取り入れた家づくりをご紹介します。

高級感のあるカッコイイ家 江別市S邸/北渡建設



玄関ドアを開くと、正面に木製サッシの大開口部があります。スケルトン階段越しに光が差し込むスタイリッシュな空間です。窓の外には目隠しの木を植えています。アイアンの手すりは眺望を妨げないスリムなデザインを採用しました。

「高級感のあるカッコイイ家にしたかった」というSさんのこだわりを反映した勾配天井のリビング。

通路沿いの壁には、2階部分の外装にも使われているシングルスレートを貼り、間接照明をプラン。ラグジュアリーな空間に仕上がりました。
グレーの濃淡でコーディネートしたダイニングキッチン。天井にはやすりで表面を滑らかにしてから塗装をかけた胴縁材を貼りました。
傾斜外壁に斜め屋根・往来の目を引く小さな邸宅 江別市S邸/北渡建設

照明・床・壁…細部まで選び抜いたインダストリアルスタイル 帯広市K邸/カントリーヴィレッジ



農家の3代目であるKさんは2022年6月、帯広市郊外にインダストリアルスタイルの平屋住宅を建てました。ご主人の書斎は、天井に倉庫などに使用するトタンを、床にはクラック柄の入ったモルタル風フロア「クラックモルタル」(サンゲツ)を使用。快適なワークスペースでありながらどこかガレージ風に仕上がっています。



無駄とも言えそうな空間ですが、だからこそ贅沢だなとも感じています」という長い廊下。配線を通したパイプをむき出しにしたデザインが印象的です。
設計施工:株式会社カントリーヴィレッジ(芽室町)

室内に古材をフル活用した山小屋のような家 旭川市Y邸/アーケン



キッチンは、天板を厨房機器メーカーで、フレームを鉄工所で特注。溶接の跡を残し、塗装せず素材感を出しています。



天井、階段にも無垢材や古材を使用。電気の配線などは現しですが、鉄管などを使って見た目も配慮。階段の手摺の材は先端をカットせず、打ち付けたままです。
記事はこちら 室内に古材フル活用!家族も愛犬も癒される家/旭川市・Y邸/アーケン

外観とインテリアを黒を基調にカラーコーディネート 帯広市K邸/クリプトン



ご主人がメインで担当したというインテリアは、あたたかみを感じさせるモダン系。「壁紙、床、巾木の色合いを合わせ、エアコンなどの白物家電も木枠で目隠ししました」と、LDKはすっきりと統一感のある仕上がりです。キッチンの壁はグレーのサブウェイタイルを使用してアクセントに。家電も黒で揃えました。
記事はこちら おうち時間も充実!トレーニングルームのある家/帯広市K邸 クリプトン

建材の質感を大胆に生かしたインダストリアルな空間を実現 札幌市S邸/白田建築事務所



オーナーのSさん夫妻が傾斜地での建て替えという条件の中で巡り合ったのが、白田建築事務所の一級建築士である白田智樹さんでした。
内装のメインに使われているOSB合板と周囲の自然環境が見事に調和しているS邸。余計なものをそぎ落とした住まいの武骨な格好よさに目を奪われてしまう、素敵なお宅です。
記事はこちら 現し天井やOSB合板づかいで、インダストリアルな空間を実現 札幌市S邸


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2022年12月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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