今回ご紹介するのは30代のSさん夫妻と、小学生の2人のお子さんが暮らす新居です。Sさんは実家近くで売りに出た土地を購入し、札幌での独立開業に合わせて新居を構えることに。
建築を任せる会社を探す中で、家づくりに関する希望や条件を、しっかりと汲んだプランを出してくれたのがSANKEI(サンケイ建匠)だったそうです。
エアコン2台で家中の温度、湿度、空気の質をコントロールする「ファース工法」にも惹かれ、SANKEIの入山俊也さんとともに家づくりがスタートしました。
ゴルフもサウナも!趣味の空間を詰め込んだこだわりの設計
外壁は金属サイディングの横張りを主に、ご主人のお気に入りカラーでもあるネイビーを採用しました。
1階は水回りと主寝室が配置されています。
ホワイトで統一されたスタイリッシュで上品な玄関。左手と正面にある収納スペースや寝室(写真中央)の扉を、すべてハイドアにしています。デザインはすっきり、収納力も抜群です。
玄関ホールの右手からつながるユーティリティーは、バスルーム(写真右)と洗濯・物干しスペース(写真中央)に加え、ご主人が大好きなサウナ室(写真左)が置かれています。
120℃まで上がり、ロウリュも楽しめるホームサウナのすぐ近くに外気浴スペース(写真右)があります。
外気浴スペースはルーバーで目隠し。旅館のサウナをイメージした間接照明が、癒やしの空間を実現しています。
外気浴スペースにつながるホールからは、洗面室(写真中央)とゴルフシミュレーター室(写真左)への動線が。
棚を造作した洗面室とトイレは、ネイビーをアクセントカラーにしています。細かいラメがキラキラ光るトイレの壁紙もすてきです。
ご主人の趣味であるゴルフ練習用のゴルフシミュレーター室は、天井を40cm高くしています。2階の子ども部屋スペースに細かな段差をつけながらも、使い勝手に違和感のない丁寧な造りが施されていました。息子さんも一緒にパターの練習中です。
2階はホワイトで統一されたLDKが主役
2階のLDKは、40㎡以上の広々とした空間です。白を基調に、家具はモノトーンでスッキリとまとめました。
リビング続きにはバルコニーをプラン。
バルコニーは休日になると大活躍で、親戚が集まって焼肉パーティーをすることも!室内に臭いがこもらない、奥さま念願のスペースです。
LDK横には洋室(写真右)も備えています。来客時は3枚引き戸を閉じてスッキリと。
ダイニングのシーリングライトは、ご主人が見つけたお気に入り。この照明を軸に、室内全体のインテリアのイメージを膨らませ、リビングの照明もテイストを合わせました。
ダイニングの背面は壁全面を収納にしています。
ガラス扉を取り付けた見せる収納には、結婚記念のプレゼントや旅先で買ったグラスなど、思い出の品を飾っているそうです。
奥さま 以前の住まいはキッチンが暗くて昼間も電気を点けていたので、新居は明るい空間を希望していました。システムキッチンは、コンロが3つ横並びで、手前に盛り付けスペースがあるパナソニック製で、SANKEIさんに色を合わせた背面収納を作ってもらいました。
背面収納の一部にはゴミ箱スペースを設け、上部にゴミ袋を収納する引き出しも取り付けています。背面の壁はマグネットボードになっていて、旅先で買ったマグネットや学校のお便りなどが貼れて重宝しているそう。
ダイニング・キッチンを抜け、階段横の廊下の先に洗面、トイレ、子ども部屋を2室備えています。階段横の壁は、明かり取りも兼ねた開口をつくりました。
LDKと緩やかにつながった間取りで、個室にいても家族の気配が感じられる造りです。
Sさんに伺います
Q SANKEIとの出会いは?
A 2025年に札幌で独立開業するタイミングに合わせて、自分たちで購入した土地に新居を建築する予定でした。家づくりの知識がなかったので、最初はいろんな会社の話を聞きました。
その中で、SANKEIさんの家全体が高気密・高断熱の魔法瓶のような「ファースの家」を知り、間取りの条件が気になって入山さんに相談しました。すると、自分たちの希望を汲んだ自由なプランを作ってくださって。プランを見て、すぐに「この会社に依頼しよう!」と決めました。
Q 住み心地はいかがですか?
A 花粉症のアレルギーがあるのですが、春から新居で暮らし始めると、アレルギー症状が出ず、薬も飲まずに過ごせて驚きました。住んでから、「ファースの家」の気密性の良さと室内のクリーンな空気を実感しています。
また、ビルトインガレージから車に乗り込めるので、花粉が飛散する時期も屋外に出ることなく職場の地下駐車場まで行けることも良かったです。
Q 夏の暑さは感じませんでしたか?
A 夏でも室内は本当に涼しく快適でした。天井裏のエアコンを23℃に設定していましたが、あまり稼働していない気配で、断熱・気密が高いことを実感しました。
なにより家全体が涼しくなっているおかげで寝具も冷んやりしていて、とても寝心地が良かったです。
我が家はオール電化で、私は毎日サウナに入るのですが、夏のピーク時も電気代は月額1万2,000円〜1万5,000円ほどで、ランニングコストをここまで抑えられることも驚きました。
【記者の目】
お仕事柄、各地のホテルを利用する機会が多かったご主人は、ホテルのインテリアからヒントを得たことも多かったそう。家の随所に、楽しみながら家づくりをしたS邸らしいすてきなアイデアを見ることができました。
ゴルフシミュレーター室やサウナの外気浴スペースなどのユニークな希望により、入山さんも楽しくプラン作成ができたそうです。
写真 スタジオスーパーフライ 大道貴司
記事 布施さおり
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