Column いえズーム コラム

蓄電池搭載の住宅事例まとめ


住宅に蓄電池を搭載することには経済、エコの面のメリット、そして夢があります。

1 日中に太陽光発電で創電した電力を、夜間や災害時に使える
2 電力料金が安い時間帯に電力を蓄えて、電力料金が高い時間帯に安く蓄電した電力を使う
3 自宅で太陽光発電により創電した電気を自宅で使い、電力会社からの電力供給を受ける比率を減らす
4 さらには電力の自給自足、究極的には電力会社からの送電網につながらないオフグリットを達成する

といったことも可能になってきます。また、近年は太陽光発電パネルや蓄電池の価格が安くなってきており、電気自動車(EV)に搭載されたバッテリーを蓄電池代わりに活用し、住宅の家電、照明に使うV2Hなどの仕組みも進化しつつあります。まだまだ住宅に蓄電池を搭載する事例は多くありませんが、ご紹介していきます。


目次

太陽光発電+蓄電池による電力自給住宅/キクザワ



K邸は2022年10月に施行された住宅性能表示制度の断熱等性能等級7(UA値0.2)を上回る超高断熱住宅です。

さらに21.44kW分の太陽光発電パネルを設置することで、ざっくりした表現でいうと、暖冷房や給湯、照明・テレビなど、家1棟が年間に使うエネルギーの2倍以上(※2)を 太陽光発電で創り出すことができる、電力自給住宅になりました。
※2 BELSによる再生可能エネルギーを加えた設計一次エネルギー消費量の基準一次エネルギー消費量からの削減率は157%削減



合計56枚ある太陽光パネルは、すべて屋根に設置しています。日中、太陽光でつくった電気は消費分と、蓄電池(定格容量で約7kWhの製品を2台設置)の充電にあてて、余剰分を売電する仕組みで、夜の消費分は蓄電池でまかないます。
記事はこちら 空間の「余白を楽しむ」片流れ屋根のオフグリッドな家 恵庭市Kさん/キクザワ

停電しても医療機器が止まらない創エネ住宅 /イゼッチハウス北海道



Tさんの家は、延床面積34坪の平屋建て。フラット屋根の部分に6.42kWの太陽光発電パネルを搭載、蓄電池も6.5kWと容量を多めにして、災害などによる大規模停電でも一定の電力を確保できる住まいです。
息子さんが障がいでたん吸引などが必要なために、非常時でも電力を確保することが不可欠なのです。Tさんの願いをかなえたのがイゼッチハウス北海道の「ブラックゼッチの家【B・ZEH】」でした。
記事はこちら 停電しても医療機器が止まらない創エネ住宅 /イゼッチハウス北海道

太陽光発電と蓄電でオフグリットな暮らしを 札幌市/シノザキ建築事務所


H邸の屋根には太陽光パネルを積む予定


Hさま邸では12.96kW相当・32枚の太陽光パネルを積載して自家発電を行います。余剰電力を10kWの蓄電池に備え、夜間の消費電力に充てます。屋根のこう配が大きいのは、雪を落として冬でも発電を可能にするためです。

2020 年からは、小屋裏に設置したDCモーターのわずかな電力を使って、熱や冷気を家中に循環させるラディアント・サーキュレーション・システム(特許申請中)を開発し、標準化しました。

現在はこのように、カーボンニュートラル(脱二酸化炭素)で低コストな暮らしを実現させるため、創エネとオフグリッドの家を規格化する仕組みづくりに取り組んでいます。
記事はこちら 耐震等級3のオフグリットな2棟 札幌・シノザキ建築事務所【工事現場編】

ZEHの先駆けとなった光熱費ゼロ住宅 首藤邸/丸三ホクシン建設



丸三ホクシン建設は社長をはじめ社員の自宅で、新たな建材や技術を試し、その経験を家づくりに生かしています。

2008年に完成し首藤社長が14年暮らしている首藤邸は
・SHS工法による高断熱高気密住宅
・太陽光発電パネルを24枚、約4.3kw
・地中熱ヒートポンプ
も搭載した、当時最先端の省エネ、創エネ住宅です。

太陽光発電で余った電力を売る「売電価格」は年々単価が下がっているため、別な方策の1つとして、首藤社長の自宅で検証中なのが蓄電池です。蓄電池2台で合計14キロの電力を蓄えることができます。一日で消費する電力は17キロ前後なので、1日分の消費電力をかなり賄えます。日中発電した電力を使うことで、光熱費の自給に近い状態を実現でき、災害時にも家族の安全を守ることができます。
記事はこちら 社員大工が安心して「自宅」を建てられる工務店とは? 札幌市Z邸

3世代が暖かく過ごせる家 江別市・Mさん/イゼッチハウス北海道



屋根には5.5kWの太陽光発電パネルを搭載。蓄電池と専用パワーコンディショナを備えたブラックゼッチ【B・ZEH】の家にしました。ブラックゼッチは、停電時も電気が使えて安心。また普段の暮らしでは光熱費を節約できる省エネな家です。

キッチン前のカウンターの前面と、隣り合った階段下スペースにも収納を設けました。こちらに、ブラックゼッチの家が標準装備する蓄電池(容量6.5kW)を収納しています。
記事はこちら 3世代が暖かく過ごせる家 江別市・Mさん/イゼッチハウス北海道

ステイホーム中でも光熱費は年間約5万円 帯広市F邸/イゼンホーム



F邸は、耐久性能に優れる2×6工法で、省エネ性能を前提に、太陽光発電を5.4kw、蓄電池も4.2kw搭載することで、光熱費負担を抑え、暖かい家を実現するだけでなく、もし今後、ブラックアウト(大規模停電)が発生しても暖房や家電を使える能力を備えた高性能住宅となっています。玄関ホールの大容量のクローゼットの下部分には4.2KWの蓄電池が収納されています。
記事はこちら ステイホーム中でも光熱費は年間約5万円 帯広市F邸/イゼンホーム

13.65Kw の太陽光パネルを搭載したZEH住宅/キクザワ



カーポートを備えたT邸外観。傾斜屋根には13.65Kw の太陽光パネルを搭載したZEHです。

Tさん キクザワさんのZEHのパンフレットを拝見して、高断熱・高気密の住宅性能に太陽光発電を採り入れることで、ランニングコストが大幅に下がることを知り、採用しました。

入居して7か月が経ちましたが、電気代は自家消費分に売電分を合わせると、将来かかるパワーコンディショナーの交換費用を差し引いても、約7年ほどで初期費用分を回収できそう。家計も大いに助かっています。
記事はこちら 好きなインテリアに囲まれた家事効率のよい家 恵庭市T邸/キクザワ

札幌でエネルギー自給自足!ブラックアウトに備える家/シノザキ建築事務所



もともと太陽光発電を採り入れたいと考えていたOさんご夫妻。2018年の北海道胆振東部地震によるブラックアウトの経験もその思いを後押ししたといいます。篠崎社長と多方面から検討した結果、天然ガスを使うエコジョーズ+コレモと、太陽光発電+蓄電池の2つを使った『エネルギー自立型住宅』をプランしました。

太陽光発電は2kWh分のパネルを設置。発電した電気は蓄電池に貯め、普段は家の照明や冷蔵庫などに使っています。ブラックアウトなどの非常時も使い続けられます。家のすべての電力をまかなうのではなく、大事なところだけ供給するという考え方で、太陽光パネルの設置数を減らし、設備コストを抑えました。
記事はこちら 札幌でエネルギー自給自足!ブラックアウトに備える家/シノザキ建築事務所

蓄電池搭載!ZEH&オーダーキッチンの家 七飯町・Kさん/函館・渋谷建設



渋谷建設が今、函館圏で積極的に提案している住宅が企画住宅「Semie-セミエ」です。

太陽光発電で発電した電力を貯め電力自給に近づく。夜間の安い電力を貯め日中に使い電気代を安くする。災害時に停電になっても、電力を自給し、炊事や照明、洗濯、テレビやスマホなどで情報収集できる。そんな魅力がある蓄電池が標準装備です。

高断熱高気密住宅を長年施工し、太陽光パネルも自社施工でき、省エネ+創エネ性能の高い家づくりのノウハウを長年、徹底して磨いてきた渋谷建設にとって、ZEH住宅は特別仕様ではなく標準仕様です。十分な経験とノウハウを詰め込んだ「Semie-セミエ」なのでハイスペックなのに安くできます。
記事はこちら 蓄電池搭載!ZEH&オーダーキッチンの家 七飯町・Kさん/函館・渋谷建設

戸建てリノベーションでニアリーZEH実現 函館/マルサ佐藤建設



S邸では佐藤専務のすすめで停電に備え、リビングの階段下のスペースに太陽光発電の電気をためる蓄電池を設置しています。「リフォームの前年に起きた胆振東部地震の道内全域ブラックアウトが頭をよぎり、導入を決めました(Sさん)」。

太陽光発電だけだと、日が落ちれば電気は使えなくなります。蓄電池があれば、余剰電力をためて夜も使えます。安心ですね。
記事はこちら 戸建てリノベーションでニアリーZEH実現 函館/マルサ佐藤建設

ニュータウンの築35年わが家が快適に大変身 函館市K邸/マルサ佐藤建設



Kさんは定年を機に、築35年経つ自宅をフルリノベーションしました。環境問題への関心があったことから「脱炭素化に貢献したい」と屋根には太陽光パネル、室内には蓄電池を設置しました。昨今話題の脱炭素化に貢献しています。
記事はこちら ニュータウンの築35年わが家が快適に大変身 函館市K邸/マルサ佐藤建設


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2021年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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