Story 取材記事

夏場光熱費がゼロ。モダンリビングのガレージハウス 函館/マルサ佐藤建設


2024年3月に完成したN邸はクルマ好きならきっと憧れるワイドなビルトインガレージを備えたZEHの家。夏空に映える真っ白な外壁が印象的です。

オーナーのNさんとマルサ佐藤建設の佐藤健太郎専務に中を案内していただきました。



SUVタイプのミニバンとバイク2台が収められたNさん自慢のビルトインガレージ。出入り口がゆったりしていて大型車でもラクに出し入れできます。



ガレージの内装は愛車が引き立つ白で統一。スペースに余裕があり、屋内でのタイヤ交換や車のメンテナンスが可能です。



ガレージから摺りガラスのドアを通って玄関ホールへ出入りできます(左)。ホールの左手にリビングがあります(右)。

玄関ホールから洗面・脱衣室に入り、ウォークインクローゼットとパントリーのあるキッチンを通り抜けてリビングへ向かう動線もあります。

玄関ホールとつながった開放的なリビング



25帖の広々としたLDK。空間を大きく使い、玄関やキッチンへの移動しやすさを考えて設計されています。



リビングと玄関ホールの間にはリビング側がテレビボード、玄関側が収納になっているアクセントウォールを配置。両側を通り抜けられるようにして空間的なつながりを持たせています。
玄関にもリビングの自然光が届く造りです。

2WAYキッチンで家事効率がアップ



6人掛けのテーブルが置かれたゆとりあるダイニング。

家族が同時にキッチンに出入りしても混み合わないようキッチンカウンターの両側に通路を設けています。配膳や後片付けもスムーズで、家事動線にも優れています。



キッチンはブラック系×木目の高級感のあるコーディネート。通路幅が通常より広く、大人がすれ違っても行き来できる広さです。



キッチンの隣には食品のストックや調理器具の収納に便利なパントリーを備えています。



2階にはウォークインクローゼットがある主寝室と子ども部屋にする予定の個室2部屋、カウンターを造作したNさんの書斎を配置しています。

「匠の換気」だけで夏も冬も心地よく

N邸では2種換気と暖冷房設備を組み合わせたマルサ佐藤建設の全館空調システム「匠の換気」を採用しています。


床に設けたガラリ


冬は外部から取り込んだフレッシュな空気が床下の暖房用エアコンで温められ、1階・床面のガラリから上昇し、ドア上につくった横長の通気口などを通って家じゅうに循環。夏は2階のエアコンで冷却された空気が2階・床面のガラリや階段から1階に下りてきます。


ドア上部に設けた横長の通気口


一定の温度に保たれたクリーンな空気が家全体に行き渡り、夏も冬も快適。室内に暖房機を設置する必要がなく、部屋を広く使えるのも大きなメリットです。

Nさんと佐藤専務に聞きました

Q 家を建てたきっかけは?



Nさん 2人目の子どもが生まれたタイミングで父の会社を継ぐため東京からUターンしました。しばらく実家で暮らしていましたが、自分の家が欲しくなり、マイホーム新築を決めました。

Q どんな住まいを希望しましたか?

Nさん 車2台分のビルトインガレージのある家です。大手ハウスメーカーに見積もりをお願いすると、予算より1000万円ほど上乗せした提案をされました。「別置きの車庫なら何とかなる」と言われましたが、組み込み式のガレージはどうしても譲れませんでした。



佐藤専務 函館市では50㎡以上のビルトインガレージを造る時、油漏れに備えて排水設備を設けなくてはなりません。工事手間が増える分、コストに反映されるんですよね。

Nさん 大手さんでは予算的に難しいと思い、インテリア関連の仕事をしている叔母にマルサ佐藤建設さんを紹介してもらいました。

Q マルサ佐藤建設に決めた理由は?

Nさん 佐藤さんに見せていただいたモダンなガレージハウスの施工例が自分のイメージとマッチしました。設備関連の仕事をしていたので1つのシステムで全館暖冷房・換気が行える「匠の換気」にも魅力を感じました。

佐藤専務 空調設備のことをよくご存じで簡単な説明だけで仕組みを理解して下さいました。決断も早かったですね。

Nさん ランニングコストを抑えるため太陽光発電と蓄電池も導入しました。

Q 住み心地はいかがでしょう?



Nさん 仕切りのないオープンなLDKはもちろん、個室や書斎など仕切りが多い2階も暖かい空気が循環しやすく、家じゅう快適です。床下の空気もキレイな状態に保たれているおかげでエアコンフィルターがあまり汚れません。

Q 気になる光熱費は?

Nさん 我が家はオール電化ですが、夏場はほぼ0円です。ピーク時の1月は4万円くらい。4人家族で特に節電を意識せずに1年間暮らしてその結果です。キッチンのレンジフードなどをこまめに切るようにすれば、熱損失が少なくなり、3万円台に抑えられると思います。

Q 気に入っているところは?

Nさん 2階の書斎も好きですが、開放感のあるリビングが1番落ち着きます。大画面テレビで動画を見たり、友人とお酒を飲んだり。家にいる時間を堪能しています。



記者の目

クルマいじりが思い切り楽しめそうな大型ビルトインガレージが圧巻でした。
「匠の換気」の前提となる住宅性能は国が定める最高の断熱性能値に迫るUA値0.23。超高断熱・高気密なシェルターが、玄関とリビングが一体化したプランでも寒くない、省エネ・快適な家づくりを可能にしています。


2025年07月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

株式会社 マルサ佐藤建設の取材記事