Story 取材記事

アウトドア好き夫婦が建てた、緑に包まれる家/芽室町Oさん


一歩玄関に入ると漂う自然な木の香り、季節によって移り替わる森の景色……。

「アウトドアが大好きで、自然の中で暮らしたかった」というご夫妻が水野建設と建てた、街中であることを忘れてしまいそうな一棟をご紹介します。

O邸の家づくり
・のんびり過ごせる”家事楽な造り”
・家族の気配を感じながら過ごせる吹き抜けホール
・家の中でもキャンプ気分! 木に包まれた暮らし

一階はシンプル動線で家事もスムーズ



Oさんが選んだ土地は、緑地が目の前にあり、自然を感じられながらも利便性のよい芽室町の住宅街。住宅とカーポート・物置にはすべて道産カラマツが使われ、一体感のある外観になっています。太陽光発電システムには発電量の最適化や火災リスクの低減に役立つオプティマイザを付けました。



(写真左)玄関から奥のLDKの間には扉を造らず、オープンな構造に。
(写真右)吹き抜けのLDK内にはファミリークローゼットが。「出かける前の支度もしやすく、子どもたちも自分で着替えるようになりました」



窓には断熱効果のあるハニカムブラインド(ハニカムaSsu/PVソーラーハウス協会)をつけました。
「上から閉めることも下から閉めることもできるので、外からの視線をさえぎりつつ景色を楽しめる点が気に入っています」



ダイニング近くの壁はマグネットボードを取り付け、学校のプリントやメモなどを貼って活用しています。




キッチンはpanasonic。食器が入れやすく、大きな調理器具も楽々入るフロントオープンタイプの食洗器は奥様のお気に入りです。



LDKからは扉一枚を隔て、洗面・洗濯・乾燥スペースがコンパクトにまとまっています。
「衣類はハンガーにかけて干し、タオルや下着などは電気式の乾燥機にかけています。電気式はガス式と違い室内の温度が上がりますが、そのおかげで室内干ししている衣類もすぐに乾くんです。乾いたらハンガーのまま隣のLDKのクローゼットにかければ片付け終了。シンプルな動線で、家事は本当に楽になりました」

二階ホールはキャンプ気分を味わえる特等席



二階ホールは幅を1.8mと広めに取り、ご主人の書斎代わりのデスクも設けました。緑に包まれるような感覚で過ごせる贅沢なスペースです。
住宅街の中ですが、この家の窓からはすべて森が見えるように設計されています。
「夜も静かで、本当にキャンプに来ているみたいなんです。この家で暮らしているだけでアウトドア欲が満たされてしまいます」



子ども部屋は扉なしのオープンな造りに。子どもたちの成長に合わせ、扉をつけることも可能です。



(写真左)「吹き抜けなので、一階で家事をしていても子ども部屋で遊んでいる声や気配が伝わるのがすごくいい。LDKにキッズスペースを造らずに済んだので、リビングが散らかりづらいのも嬉しいです」
(写真右)二階トイレにはサンゲツと国立科学博物館とのコラボレーション壁紙を使いました。

細かな部分に光る水野建設のこだわり



木の暖かみを感じさせながらも、余計なものを見せないスマートなデザインも水野建設の家の特徴です。エアコンとロボット掃除機のためのスペースは階段下に配置しました。



階段も、落下や足が挟まるなどといった怪我のリスクが少なくなるように設計されています。



こちらはエアコンとエコキュートの室外機。カラマツ製のカバーは見た目の美しさに加え、中に断熱材が入っているのがポイントです。
「室内換気の排気をここに通して断熱することで、極暑・極寒の時も排熱を利用して機器の負荷を低減し、効率の良い運転ができます。また、室外機を丸ごと囲っているので、日射や氷雪などによる機器本体の劣化を抑えることができます」(担当の水野円さん)。



打ち合わせにはこのようなパースを使いました。



完成したのがこちらです。「空間の広さや造作家具の仕上がりイメージが分かりやすく、家具を置いても通れるかな?などといった判断もしやすかったです」とOさん。
こうしたパースは施工を担当する大工さん・専門職の方々と細部の納まりなどを共有するのにも使われ、高品質な仕上がりにつながっています。

木の雰囲気・性能・長寿命・太陽光…すべてが魅力的だった

家づくりについてのお話を伺いました。



――住宅会社選びについて。

「木の家」を求めて色々なモデルハウスや住宅見学会へ行きました。水野建設は木の雰囲気だけでなく、性能面にこだわって長く暮らせる家を目指している点が良かったです。床下からエアコンで暖めた空気を出すという暖房方法や、太陽光を利用した暮らしなど、トータルとしての提案も魅力的でした。



――今年の夏はどうでしたか?

初めての夏はとても涼しく過ごせました。本格的な冬はこれからですが、以前の家なら暖房をつけたくなるような肌寒い日でも、ブラインドで日差しの取り入れ方を調節するだけで暖かく過ごせています。断熱性能の高さと太陽光発電によって、光熱費は以前の家の約1/4程度になりました。



――生活の変化などがあれば聞かせてください。

動線がコンパクトにまとまり片付けの努力が要らない家になったので、精神的にもゆったり過ごせるようになりました。収納はあえて大きく取らず、不要な洋服などを処分したのですが、結果的に「たくさんのモノは必要ない」ということも分かりました。
外の物置には趣味のキャンプ用品がたっぷり入りますし、その隣には外シンクも取り付けたんですよ。釣ってきた魚を捌いたり、山菜を洗ったり、外で焼肉をしたりと楽しんでいます。



――住み心地は。

吹き抜けのオープンな構造で、家のどこにいても家族のぬくもりを感じられるのでとても気に入っています。外では虫も採れるし、アウトドアも今まで以上に楽しめ、大人も子どもも大満足です。自然の中にいる心地を日々味わえる最高の家になりました。

建築概要



1階床面積 54.65平方メートル(16.5坪)
2階床面積 45.54平方メートル (13.8坪)
延床面積 100.19平方メートル(30.3坪)
構造・工法 木造(軸組工法)
断熱(壁) 高性能グラスウール(HG16-38)…充填105mm+外張200mm 
断熱(屋根天井) フェノールフォーム1種2号CII T=100+高性能グラスウール(HG16-38)T=235 
断熱(基礎) ビーズ法ポリスチレンフォーム1号 T=100+100
断熱(窓) YKKAPトリプル樹脂サッシAPW430
換気 第1種換気システム+第3種換気(台所、浴室)
暖房 エアコン(床下) 

写真 Commercial Photo / Movie  SWITCH


2024年11月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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