Story 取材記事

シンプルで高性能「100年安心な家」 /大樹町Tさん


十勝の南部に位置する大樹町。清流として名高い歴舟川からもほど近い住宅街の一角に暮らすのは、小さなお子さんをもつTさんご夫妻です。

鹿やエゾリスの姿が見られることもあるという雑木林を背景に建てた家は、音更町の水野建設による施工。道産カラマツにガルバリウム鋼板を合わせたシャープなデザインに仕上げました。



災害時の非常電源として太陽光発電を検討中のTさん。屋根の形状は南向きの片流れにしました。
「完成後の家に後から太陽光パネルを設置する場合、コードを出す時にせっかくの断熱気密性能を損なってしまったり、配電盤のスペースがないなどといった問題が起きることも。最初にきちんと検討しておくことが重要です」と担当の水野円さん。予備も含めて4本のコード分を先行配管しました。

メリハリのある空間で心地よく暮らす



LDKは、在来工法ならではのダイナミックな梁が魅力的な吹き抜け空間です。
床面積は約28坪と比較的コンパクトなT邸ですが、天井の高さや面積に変化をつけ「広々としたLDK」「必要十分な広さの水回り」と空間ごとのメリハリを楽しんでいます。



階段下のリビング収納は、アイアンの階段の美しさを活かす斜めのデザイン。



カラマツの無垢材を使った床は、幼児用玩具にも使用される自然塗料のオスモカラーによるクリア塗装です。
「ハイハイしていた娘がいつの間にか床を舐めていたこともあったのですが、この家なら安心ですね」(奥様)



(写真左)リビングの一角にある畳スペース。
(写真右)テレビボード部分は455ミリほど外にせり出す形にしました。



「設備は不要な機能のないシンプルなものを」と選んだキッチンはLIXILのもの。奥(写真左手)にはパントリーがあり、「土日にまとめて買い物をする」というTさんが荷物を片付けやすいよう玄関ともつながっています。



寝室はLDKの隣に配置しました。



寝室から洗面所、お風呂へ続く動線上にはクローゼットがあります。
「朝起きたらすぐに着替えや洗顔ができる間取り。扉は設けませんでしたが、ロールカーテンを閉めてしまえば来客時も気になりません」(ご主人)




洗面台は造作です。子ども用の踏み台は大工さんからのプレゼント。「安定感があるし、奥に置いておけば棚代わりにもなるので長く使えそう」(奥様)と活躍しています。

空気が巡る、エアコン一台で快適な家



T邸は玄関を除けば扉が3つしかないオープンな造り。空気の流れがスムーズなため、冷房も暖房もエアコン一台で十分です。



断熱性能は、外壁がフェノールフォーム100㎜とグラスウール105㎜、基礎にはビーズ法ポリスチレンフォームが200㎜。もちろん窓はトリプルガラスの樹脂窓を採用と、十勝の住宅の中でもトップクラスです。

「まだ冬は過ごしていませんが、夏は今までにないほど快適でした。断熱性の高いハニカムブラインドで日差しを遮れば、それほどエアコンで冷やす必要もなかったです」とご主人が言うと「冬も昼間は日光だけで十分暖かいと思います」と水野さん。初めての冬が楽しみです。



郵便ポスト(写真左手の玄関収納内部)も気密性の高いものを設置。右手奥はキッチンに繋がるパントリー。




2階の子ども部屋も空気の流れやお子さん独立後の使い勝手を考え、扉はつけないことを選びました。いずれカーテンや家具などで仕切る予定です。

永く安心して暮らせる住まい

家づくりについてのお話を伺いました。



会社選びはどのようにスタートしましたか?

性能が高くシンプルな家を探していました。コロナ禍で見学会などがなかったので、情報収集はWebサイトが中心。地場産のものを使った家がいいという思いがあり、大手ハウスメーカーではなく地元の工務店をあたりました。



水野建設を選んだ決め手は?

一番は水野(光義)社長がすごく細やかに説明してくれたことですね。営業の方を通さずに社長と直接お話できて、そのまま設計してもらえることの魅力を強く感じました。



打ち合わせや工事中に感じたことなどを教えてください。

打ち合わせでは担当の円さんがプランを3Dモデルにしてくれたので間取りの感覚が掴みやすかったです。「キッチンを一回り小さくして通路を広くしようか」など検討も丁寧にすることができました。
「こういうの作ってみたんだけどどうだい?」と水野社長が手作りの照明をプレゼントしてくれたのは嬉しかったですね。絶妙な場所に取り付けてくれて、暮らしの中でもすごく重宝しています。



家づくり全体を通じた感想など

水野建設では標準仕様が長期優良住宅。打ち合わせでも「お子さんが引き継いだら…」という話が出るなど間取りでも性能面でも本気で100年という視野をもって家づくりをしているのを感じました。実家が何度も手直ししているのを見て、「家は建てて終わりではなく維持していくもの」「それならば最初からいいものを建てたい」という思いがあった自分たちにとっては、とても安心感がありました。



住み心地はいかがですか?

すごく落ち着く家です。無垢の床が心地良くて、靴下を脱いでいることが多くなりました。家全体が「ちょうど良い」というか、無駄に広くないし、必要ない扉や設備もないので家事も維持も楽なのがいいですね。無駄を削ったシンプルな住まいだからこその心地よさを感じています。

建築概要


1階床面積 64.59平方メートル(19.50坪)
2階床面積 28.98平方メートル(8.75坪)
延床面積 93.57平方メートル(28.25坪)
構造・工法 木造(軸組工法)
断熱(壁) 高性能グラスウール(HG16-38)105ミリ
         +
ビーズ法ポリスチレンフォーム1号100ミリ
断熱(屋根) フェノールフォーム1種2号CⅡ100mm 
         +
高性能グラスウール(HG16-38)235mm
断熱(基礎) ビーズ法ポリスチレンフォーム1号200㎜
断熱(窓) YKKAPトリプル樹脂サッシAPW430
換気 第1種、第3種換気システム
暖房 エアコン

2022年09月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

有限会社水野建設の取材記事

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