Column いえズーム コラム

中庭・インナーテラスの施工例まとめ


マイホームを新築するとき、家族で気軽にアウトドア気分が楽しめるウッドデッキやテラスが欲しいという方は多いのではないでしょうか。このコラムでご紹介するのはそうしたウッドデッキやテラスが、通りから見えないようにクローズドしたインナーコート(中庭)のある家です。インナーコートのメリットは

・人目を気にせず寛げる完全なプライベート空間にできる
・中庭を介して室内に採光を得られる
・テラス窓から視線が抜けるため室内に開放感が生まれる
・セカンドリビングのように使うことができ、食事やティータイムが楽しめる
・床の高さをリビングと揃えることで、リビングがより一層広く感じられる
・小さなお子さんの水遊びやボール遊びを室内から見守ることができる
・テラス窓が外部に面していないので、空き巣などの防犯面でも有効

などを上げることができます。ここからは、いえズームが過去に取材した素敵な中庭のある住宅の実例をご紹介します。どんな風に使いたいか、敷地の向きや形にも配慮した、多彩なプランが出てきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!

ランチに焼肉、球技…もうひとつの家の中心「中庭」 帯広市Oさん/クリプトン



LDKはデッキと中庭を囲むようにL字型になっています。



部屋の入口にダイニング・キッチンを配置し、奥に向かって空間が開けていくデザインは奥様のお気に入り。
奥さま 「キッチンに立つ機会が多いので、視界が中庭まで開け、開放感が感じられる造りになっているのは嬉しいですね」



家づくりにあたって一番叶えたかったのが、家族や友人と楽しめる中庭でした。
中庭・ガレージ周りは「外からの目線を遮りながらも、閉ざされた印象ではなく”抜け感”を感じられるように」(竹市社長)デザインされています。枕木やタイルを組み合わせるというご主人の案を取り入れ、洗練された雰囲気に仕上げました。
エクステリアまでトータルデザイン 中庭のある家/帯広市Oさん クリプトン

建築家ととことん話し合ってつくった収納豊富&中庭がある札幌・手稲のコートハウス/拓友建設



木製フェンスの先に10坪の中庭があります(写真上)。建物はその周りを囲んだコの字型の形状になっています。

土地が北入りであることや、周りの家との関係から、日差しが入りづらくなることが予想されました。他社のプランは、どれも家を道路側ギリギリに寄せて背後に庭を確保するプランで「ありきたりの、柔軟性のない設計」(Sさん)に見えました。



「通常の設計では、北入りの土地では建物の背後=南側に庭をつくることになりますが、それでは決まった時間にしか家に日差しが入りません。ですから、庭を中心に配置して周りを建物で囲むような住宅プランを提案しました」と語るのは、建築家の志賀克巳さん。拓友建設さんの紹介です。

リビングにも温かな光が入るこのゾーニングをSさんご夫妻も気に入って、建築に至るまでの基本プランとなりました。中庭は、娘さんを1人でも安心して遊ばせられる、また道路からのプライバシーを保てるというメリットもあります。
建築家ととことん話し合ってつくった収納豊富&中庭がある札幌・手稲のコートハウス/拓友建設

綿密に計画した収納とファース工法で快適な暮らしを実現・石狩市Hさん/サンケイ建匠



H邸は目の前に公園がある立地。人目を遮ることができるよう、リビングに大きな窓は付けませんでした。その代わりにと提案されたのが中庭。車庫、キッチン、リビングとが中庭に面する窓でつながっています。
観葉植物も中庭からの日差しによってすくすくと成長中。植物のグリーンに光が透過し癒される空間です。



中庭の外壁材は建物の外観とは反対のマットホワイト色を採用、タイルもホワイトにして、光の反射を存分に活かした設計になっています。
綿密に計画した収納とファース工法で快適な暮らしを実現・石狩市Hさん/サンケイ建匠

子どもを大切に見守る、省エネ&平屋の注文住宅 /音更町・N邸 株式会社石井建設



N邸は平屋建てですが、高さは地面から最大約6.3メートル。カーポートもあって大きな家という印象です。



玄関を入ると正面には中庭。室内の日当たりや風通しを良くするには大きな窓を設けるという選択肢もありますが、それは同時に防犯上、そしてプライバシー確保という意味ではマイナスに作用することもあります。中庭なら、そういう面をあまり心配せず屋外の光や風を取り込むことができます。
子どもを大切に見守る、省エネ&平屋の注文住宅 /音更町・N邸 株式会社石井建設

外部にクローズドされた造りで防犯面とプライバシーの両面を確保 旭川市/アイダホーム



リビングとダイニング、車庫の三方向から出入りができる中庭。上部に屋根は付いていませんが、目隠し壁の外壁を付け、大きな採光窓を設けています。人目を気にせず、ティータイムやバーベキューを楽しむことができる、ご夫婦お気に入りの空間になりました。



ソファーの背面にあるのが中庭に通じるテラス窓。中庭はLDK全体に明るさと外の開放感をもたらす役割も果たしています。
200インチの大画面が吹き抜け越しに!夫婦で楽しむシアター 旭川市/アイダホーム

日差しを効果的にコントロールする家 札幌市/拓友建設



道路から室内が丸見えにならないよう、写真右側のようにフェンスを設けています。フェンスの内側は3人のお子さんが安心して遊べる中庭にしました。



中庭に出入りできるリビングルームの窓。Hさんご夫妻の希望で、可能な限りの大きさを実現しました。
Hさん邸の施工を手掛けたのは、早くから省エネ基準を大幅に上回る高断熱・高気密の高性能住宅を手がけてきた拓友建設。設計は、ホリゾンアーキテクツの一原寿寛(いちはら・としひろ)さんです。
UA値0.167W!!札幌のトップランナー住宅/拓友建設


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