Column いえズーム コラム

【十勝圏】我が家に薪ストーブを導入した8事例!


マンションやアパート、賃貸住宅、公営住宅ではなかなか実現できないのが「薪ストーブのある暮らし」です。憧れの薪ストーブを実現させたくて新築住宅を建てる方もいるほどです。

北海道民は開拓時代から薪を使って暖房、調理、お風呂などで生活してきました。北海道民のDNAに染みこんでいる薪ストーブを、我が家に導入された方々の事例がいえズームにたくさんありました。そこで、ペレットストーブも含め、そうした薪ストーブを我が家の暖房に採用したオーナーの施工事例をご紹介します。


目次

土間と薪ストーブのあるリビング 帯広市K邸/Cryptn(クリプトン)



天井高3.3mの広々としたリビングスペース。ここにはKさんが一番の要望に挙げたという薪ストーブと土間があります。

ベルギーのDovre(ドブレ)社の薪ストーブは竹市社長と一緒に薪火屋(帯広市)で選んだもの。「丸みを帯びたフォルムがかわいい」とすぐに気に入ったそうです。
「実家も薪ストーブだったんです。夜しかつけていませんが、一台で家中が暖まります。電気代高騰の影響を受けず、家計も助かっています」
記事はこちら 土間と薪ストーブのある家/帯広市Kさん クリプトン

納得の断熱性能と薪ストーブで冬も楽しむ農家住宅 十勝A邸/とかち工房



「薪ストーブ一台で家中が暖かいんです。パネルヒーターを使う機会がないくらい」
高窓から陽の注ぐリビングでそう話してくれたのは、畑作農家の三代目であるAさんご夫妻です。広大な畑に面した新居は吹き抜けのあるゆったりとした造り「昼間は窓から入る日差しだけで暖かい」といいます。

薪ストーブはHETA(ヒタ)という国産のブランドを選びました。炉内が大きく見え、ソープストーンの蓄熱効果もあり、インテリアとしても高級感のあるオーブンつきのモデルです。
電気代やガス代が高騰する中、K邸では「建て替えた旧家の柱なども含め、薪がある程度ストックできているので、当分は燃料費もかけずに使えそうです」とご主人。シフォンケーキを焼いたり料理を温めたりと、オーブン機能も楽しみながら使っています。
記事はこちら 納得の断熱性能と薪ストーブで冬も楽しむ農家住宅/十勝・Aさん

暖房は薪ストーブのみ「光熱費に驚いています」 芽室町S邸/ティーメイス



S邸では外壁に105ミリのグラスウールと30ミリのポリスチレンフォームによる付加断熱、また全部屋でトリプルサッシを採用しています。冬季は日差しが室内まで差し込み、日中は太陽光だけで家が暖まるそうです。

暖房は薪ストーブのみですが、光熱費は厳しい十勝の冬でも一冬で6万円ほど。
「夕方、仕事を終えて帰宅すると、日中何もしていないのに家の中が暖かいんです。だからストーブは夜に少し焚くくらい。火を見るためだけに焚いた日もありました」

薪ストーブはベルギーのメーカー、Dovre(ドブレ)のROCK 500TB。
「窓が大きく火がよく見えるので、室内で焚き火をしているような感覚が味わえます」(ご主人)
記事はこちら 朝食、夕涼み、焼肉も長さ13メートルのテラスで満喫/芽室町Sさん ティーメイス

四季を通じて暮らしを彩る薪ストーブ 帯広市A邸/とかち工房



家族が集うダイニングスペースに向かって、蓄熱性の高いアメリカ・ハースストーン社の薪ストーブを設置しました。ソープストーンが張られているので、直に触ってもやけどの心配がないそう。

Aさん 薪ストーブのある暮らしは、夏は薪割や乾燥作業、冬は実際に薪をくべて暖まるなど、一年を通じて楽しむことができます。
記事はこちら 大自然に溶け込むカバードポーチの家 帯広市Aさん/とかち工房

薪ストーブがお部屋に馴染む林の中の家 芽室町T邸/水野建設



薪ストーブは「窓が大きくて炎がよく見えるところが気に入って」とデンマークのmorsoを選びました。背面の札幌軟石とグレーのタイルがお部屋に馴染んでいます。水野建設は木をふんだんに使う家の雰囲気と「気密・断熱性能が高く、信頼して薪ストーブの施工を任せられるところ」が決め手で選んだというTさん。
記事はこちら 傾斜を活かしたスキップフロア 林の中の家/芽室町T邸 水野建設

薪ストーブのあるシックなデザインの二世帯住宅/帯広市 プラスワイド



暖房には憧れがあったという薪ストーブを選択。ノルウェーの薪ストーブメーカー、JOTUL(ヨツール)のもので、すっきりとしたリビングルームに馴染んでいます。
気になる暖房費は「薪が1ヶ月2万円にパネルヒーターのガス代が1万円くらい」と、石油ストーブとほとんど変わらないようです。
シックなデザイン&料理も楽しい二世帯住宅/帯広市M邸 

和モダンでZEH目指したパッシブ換気の家/帯広市Mさん イゼンホーム



暖房は床下エアコンがありますが、実際に使うのは冬の朝方2時間ぐらいで、現在は薪ストーブをメインに使っています。薪は端材などを無料で入手しているので、暖房代はほとんどかかりません。
「光熱費は、本当に安いですね」と声をそろえるMさんご夫妻。暖房はエアコン、給湯はエコキュート、調理はIHのオール電化なのですが、昨年12月の電気代はエアコンを使わなかったので月額1万円を切っていたとか。さらに、Mさん邸は太陽光パネルを設置しているので、売電した金額を換算すると、年間光熱費は実質ゼロ円になる見込みです。住宅の断熱性能がいいので薪ストーブメインで暖かな暮らしができるのです。
和モダンでZEH目指したパッシブ換気の家 帯広市Mさん / イゼンホーム

薪ストーブと太陽光発電で災害から家族を守る家/更別村K邸 カントリーヴィレッジ



リビングには、ご主人が重視した2つめのポイント、薪ストーブがありました。ハースストーン社製の薪ストーブで、素材は鋳鉄の約2倍の蓄熱性がある「ソープストーン」を黒に着色した珍しい一品。家自体が高断熱高気密である上に、蓄熱効果の高い石製の薪ストーブを使うことで、夕方に薪を焚くと、朝方まで家じゅうが暖かく、晴れた日ならそのまま夕方まで暖房ナシで十分暖かく暮らせます。

ご主人は消防署職員なので、震度4を超える地震など災害時には出動で家を留守にすることもあり、不在時に家族を自然災害から守るための設備についても重視しました。庭に10KWの太陽光発電を設置したのは、停電になっても、薪ストーブと太陽光発電があれば、暖房、調理など最低限の生活を確保できるからです。
三角屋根の憧れ実現と、災害から家族を守る家 更別村・K邸

「経年変化も味わいたい」思い出の家をリノベーション/帯広市Y邸 水野建設



メインの暖房として使用しているのはデンマークのmorso社の薪ストーブです。冬でも夜に薪をくべれば朝まで暖か。補助暖房としてエアコンも設置しましたが、朝8時くらいには差し込んだ日光で部屋が暖まり始めるため、活躍の機会はそれほど多くありません。

ストーブの背面にはナチュラルな印象の札幌軟石を使用。階段下を薪スペースにして、ダイニングに面した薪ストーブ前面はすっきりさせました。

水野建設は薪ストーブの設置に慣れており「このくらいの面積ならこの大きさで十分」など購入時のアドバイスも万全だったようです。
「経年変化も味わいたい」思い出の家をリノベーション/帯広市Y邸 水野建設

デザイン・住宅性能の要望を丁寧に実現 帯広市・H邸/Cryptn(クリプトン)



実家も姉の家も薪ストーブなので、薪ストーブの魅力は知っています。友人の家も薪ストーブのある広いおうちで素敵だったので、私もぜひ付けたいと思っていました。薪ストーブは、慣れれば火をつけるのは簡単ですし、その後は薪を足すだけです。焼き芋やピザも作れるので楽しいんです。
記事はこちら デザイン・住宅性能の要望を丁寧に実現。友人も絶賛する工務店とは? 帯広市・H邸/Cryptn

太陽光発電+薪ストーブのエコ住宅で光熱費実質ゼロの家/帯広市Kさん ホーム創建



希望していた薪ストーブが似合う吹き抜けのリビング。寒い時期になると、薪ストーブは夕方にくべた薪に火を点けるだけで、夜間も暖かく過ごせるそう。「とても寒い日は寝る前に薪を足します。朝は床下暖房(ガラリを通した全館暖房)だけで十分に過ごせます」とご主人。
太陽光発電+薪ストーブのエコ住宅で光熱費実質ゼロの家 帯広市Kさん/ホーム創建

土間と薪ストーブで味わう屋内アウトドア/音更町Y邸 水野建設



「昔の、土間や囲炉裏があるような家の雰囲気が好きで」とご主人がこだわったのが土間です。一見居住スペースを圧迫しそうですが、玄関・収納・趣味・来客対応・そして安らぎの空間といった多種類の役割を果たしています。

ご主人の要望で少し大きめサイズの薪ストーブを選択。床は磁器タイル、壁は札幌軟石を使用しています。忙しい農家の仕事を考えると毎日火をつけるのは…と迷われたというご主人ですが、補助暖房なので気軽に楽しめ、大好きなキャンプ気分を味わえているのだそう。
小さいからこそ豊かな暮らし―道産カラマツの家/音更町Y邸 水野建設

揺らぐ炎に癒される薪ストーブのあるリビング/十勝・芽室町佐藤邸 とかち工房



リビングにはご夫婦希望の薪ストーブが。平屋であることが第一条件だった佐藤さんの次に譲れない条件が薪ストーブでした。ご主人の祖母宅に薪ストーブがあり、火の回りに皆が集まりワイワイ過ごした楽しい思い出がどうしても忘れられなかったそう。今はお互いの両親や友人たちが遊びに来ることが多く、造作の腰掛用ベンチも大活躍。とかち工房の提案で採用したウォールナットの床が重厚感をプラスしています。
レンガと薪ストーブのこだわりインテリアの平屋 十勝・芽室町/とかち工房

ピザとキャンプを楽しめるお宿の薪ストーブで暖まるLDK 上士幌町A邸/cubeチセ



訪れた方に「(非日常の)世界に入ってほしい」とコンセントや空調の位置を工夫、生活感を排したLDK。薪ストーブはノルウェーのJØTUL(ヨツール)のものです。内装のタイルなどは、インテリアコーディネーターでもある担当の末守さんと数多くのサンプルを見ながら決めました。
北海道・上士幌でピザとキャンプを楽しめるお宿「咲色~sairo~」

ウッドボイラーで薪を有効利用 エコを楽しむ家 音更町山川邸/赤坂建設



ポーチからドアを開けると、そこは玄関兼ボイラー室です。山川さんが「辛夷(こぶし)庵」を建てた動機のひとつが、このウッドボイラーを使ってみたかったということでした。

「温水暖房だから空気が乾燥しないし、柔らかいあたたかさが気持ちがいいね」と満足そうな山川さん。一般的な家庭用とは言い難い大きなボイラーですが、農家や各種施設、企業など、薪が自由に手に入ったり人が集まったりする場所では活躍しそうです。
ウッドボイラーで薪を有効利用 エコを楽しむ家/音更町山川邸 赤坂建設

我が家に薪ストーブを導入した住宅まとめは【札幌版】【旭川版】もあります。

2021年06月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。