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太陽光発電を壁に設置して冬も電気を自給 大仙市Nさん/村上工務店


Nさん一家は夫婦とお子さん2人の4人家族です。子どもたちが小学校に入学する前には家を建てようと決め、大仙市内で土地を探し、利便性のよい場所に土地を見つけたことから、家づくりが本格的にスタートしました。



設計・施工は大仙市を中心に地域密着で家づくりを行う村上工務店に依頼しました。

スキップフロアの空間はまるでカフェのよう



Nさんの家の大きな特徴は、スキップフロアの間取りです。Nさんたっての希望で、家を建てるならスキップフロアにしたいと以前から考えていたそうです。
1階は18.3帖のLDKが広がっていますがスキップフロアの下の引き戸を開けてみると…。



そこには、ダウンフロアになったスペースが。今はお子さんたちの格好の遊び場となっています。



リビングよりも目線が下がるため、まるで隠れ家のような雰囲気があり、落ち着きます。子どもたちが使わなくなったら、Nさんや奥さまのリフレッシュスペースになる予定です。



スキップフロアは4層になっていて、1階から2階を見上げると、吹き抜けの空間が広がり開放感があります。



2階に向かう階段の途中には、小さな書斎スペースを設けました。カウンターでネット検索したり、ときにはワインを楽しむ空間です。



壁の一部はグラファイトカラーを採用しています。まるでカフェのような映える空間はNさんのお気に入りです。

奥さまの希望はアイランドキッチン&パントリー



一方の奥さまは、アイランドキッチンとパントリーを希望していました。

床材にはグラファイトカラーをベースにしたユニークなタイルを使っています


玄関から見たパントリー。造りつけの棚ですっきりと収納


以前のアパート暮らしではモノの置き場所に苦労したという奥さま。玄関からパントリー、キッチンが続く使いやすい動線にもこだわりました。



段差によって緩やかにつながるスキップフロアの間取りなので、キッチンに立っていてもダウンフロアで遊ぶ子どもたちや、書斎コーナーのご主人など、家族の気配が感じられます。



ユーティリティは、洗濯してそのまま干す、乾いたらチェストの上でたたんでしまう、というすべての作業が完結する家事ラクプラン。

脱衣室は左の引き戸で仕切られているので、子どもたちが成長しても家事動線には影響がありません。



2階には夫婦の寝室と、子ども部屋を設けました。子ども部屋の天井も梁現し。今はオープンに使っており、将来は仕切って個室にすることも可能です。



ここは2階にあるフリースペースです。1階ガレージから直接上がることもできます。構造用パネルOSBを現しにして使い、素朴でアウトドアな雰囲気に。やがてNさんの趣味部屋にする予定です。

壁面太陽光発電で夏も冬も安定的に発電が可能に



Nさんの家では、南の壁面に太陽光発電パネル約6.4kWを設置しています。



雪国・秋田は、冬に暖房で電気のエネルギーをたくさん使いますが、雪が降ると屋根に載せた太陽光パネルは発電してくれません。そこで、村上工務店は一年を通して安定的に発電できるよう、壁面に太陽光発電パネルの設置を提案しました。



Nさんのお宅はエアコンを使った全館空調(オール電化)を採用しており、夏も冬も発電した電気で暖冷房できるほか、蓄電池があるので使い切れない電気をためて夜の暖房や調理、冷房に活用することができる省エネ設計です。



蓄電池はガレージ内部に設置しました。Nさんはこまめにチェックしていて、曇りの日でも蓄電池は70%近くたまっているそうです。夜間の電気は蓄電池で十分まかなえていると実感しています。

これから電気料金(すべての光熱費)と発電量のデータを記録していく予定です。

家づくりを振り返って



最後に、家づくりを振り返ってみての感想をNさんにうかがいました。

Nさん
「経験豊富な村上工務店さんに9割お任せしてつくってもらいました。最初は家を建てるという実感がわきませんでしたが、工事中に見学に来て、床板が入ったりしていく様子を眺めるうちに、実感が出てきて、こうして家が建つんだなととても感動しました。
遊びに来た友人はスキップフロアのわが家を見て『すごいね』と驚いてくれます。一年を通じて快適な室温でデザインも良く、お任せしてよかったです」


2025年04月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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