口コミ・紹介受注が絶えない工務店 秋田県仙北市A邸・村上工務店


住宅専門紙・株式会社北海道住宅新聞社は日頃から多くの住宅会社を取材し、住宅業界が住宅性能・住環境の向上を実現できるように情報発信しています。

取材の大半は北海道ですが、今回、「秋田県に口コミだけで受注が絶えない工務店がある」という噂を聞き、取材に伺いました。

口コミ受注が絶えない人気工務店

家を建てようと考えたとき、皆さんは何を頼りに住宅会社を探しますか?

住宅展示場?
住宅雑誌?
チラシ?
インターネット?

大抵の人は住宅会社の比較検討ができるほど、ハウスメーカー・工務店に関する事前の情報・知識はありません。でも宣伝広告などで露出の多いハウスメーカーなら名前くらいは知っているので展示場などに行ってみるなど、きっかけが生まれます。その結果、全国各地で大手ハウスメーカーは安定した受注を確保しています。

その一方で、宣伝も営業もほとんどしない、モデルハウスもない、オープンハウスもほとんど開催しない。そんな小さな工務店なのに、長年にわたって一度も家づくりの依頼が途切れることなく、安定経営が続いている工務店もあります。

秋田県大仙市の有限会社村上工務店です。

村上工務店の新築・リフォームの仕事が絶えない理由は、口コミ・紹介による受注です。

過去に村上工務店で家を建てた、リフォームした人の家族、親戚、友人からの紹介・口コミ、はもちろん多いのですが、実はそれだけではありません。

建築のプロも一目置く工務店

実は村上工務店で家を建てた人の中には、

設計事務所の建築士
市町村役場の建築部門の職員
建築会社・建設団体の会社員
建材店の従業員
大工、専門工事の職人など、

住宅・建築業界で働き、いろんな住宅会社と仕事上の付き合いがある、いわゆるプロの人たちからの紹介が多いのです。

取材を重ねる中で分かったのは、村上工務店の魅力は、村上満社長の「丁寧な仕事」がプロからも、顧客からも高く評価されているという点です。

元大工出身の村上満社長は、創業社長の下で働きながら、建築士の資格で最も難しい一級建築士、そして宅建の資格も取得。平成12年に、住宅の高気密・高断熱化を図るため自宅建設での新技術の導入を図り、住宅性能向上にも積極的に取り組んできました。

また、社長の人柄なのか、大工工事では効率よりも丁寧な仕事を重視し決して手を抜かないこと、そして大工や職人、建材店などとの丁寧な対応・連携が同業者に一目置かれています。

そして間取りやデザインなど、顧客の要望に対しては打合せやプラン提案でも十分に時間を掛けて取り組むといった、丁寧、実直な仕事ぶりに特長があります。これまで数百人の工務店社長を見てきた北海道住宅新聞社から見ても、村上工務店・村上満社長の「技術・知識・人柄・仕事への姿勢」が同業者や顧客から高く評価されるのは納得。特筆できる才能だと思います。

では実際に、村上工務店で家を建てた方に話を聞いてみました。

秋田県仙北市Aさんファミリー
何でも相談できる、納得の注文住宅



秋田県仙北市、日本で最も深い湖、田沢湖(最大深度423.4メートル)からほど近いエリアにA邸はありました。



近くには、秋田内陸縦貫鉄道の駅も。



取材に伺ったのは1月。水田に囲まれた家ですが、この時期の秋田は銀世界でした。



2台分の車が入るガレージが併設されていることもあって、家が大きく見えます。



家全体の外装はガルバリウムでシンプルモダンなイメージですが、玄関まわりの木格子と木製ドアがナチュラルな風合いを感じさせます。



玄関から入るとすぐ、リビングダイニングと、間仕切りなしの個室、キッチンが併設された吹き抜けのある大きなフロアでした。



リビングダイニングにはあえてソファーを置かず、吹き抜けも設けて開放感を持たせました。大型液晶テレビは壁架けで、テレビ台が必要ありません。背面にあるアームでテレビ画面も向きを変えることができます。



子ども部屋のある2階とリビングダイニングは吹き抜けで繋がっています。家族の気配がさりげなく感じられる家づくりです。



対面式のキッチンとダイニング。床面は、日曜大工などを苦にしないご主人が塗装。とはいえ一度塗っただけでは色ムラが出てしまったため、1日がかりで3度塗りをして仕上げました。



キッチンにはカウンターも併設。食事はもちろん、子どもたちがママと会話したり、勉強もできます。来客対応としても想定しています。



鉄骨階段やガルバリウムの外装材など、インダストリアル系のデザインは主に奥様の好み。オーナーの要望を村上工務店の村上満社長が丁寧にヒアリングし、プランに盛り込みました。



キッチンのペンダントライト。ご夫婦はどちらもアイアンを多用した骨太なデザインが好み。まるで電球のような見た目ですがLEDなので省エネも実現。



室内壁は白が基調ですが、濃いブラウンの梁や、部分的に緑のクロスを採用するなどアクセントカラーを効果的に使っています。



2階には子ども部屋もありますが、子どもたちが勉強したり、遊んだりできる個室も別途用意しました。小さな空間ですが、造作の机もセット。キッチンとの間の壁には小窓も。「子どもたちが部屋に籠もるより、家族と過ごす時間が増えると良いなと思って作りました」と奥さま。



小さな窓でも、音や気配などは伝わります。



さっそく兄妹仲良く遊んでいます。実はこの個室。床が一段高くなっています。そこで・・・



その床下空間をフルに活かせる収納が隠れていました。子育て世帯にとって、収納は多めにあった方が何かと便利です。



脱衣室はシンプルかつ収納力も重視。お風呂もモダンタイプにしました。



断熱性能は壁が硬質ウレタンフォーム80ミリ、基礎は150ミリ、屋根は180ミリと高性能化しています。

Aさん夫妻に家づくりの経緯を伺いました。

―家づくりのきっかけは?

ご主人 この家を建てる前は、実家で暮らしていました。新築住宅を建てる、というのは、住宅ローンを背負うことも考えると、正直、そんな勇気はありませんでした。

でも妻が望んでいたこともありましたし、実家の家が寒いという事情もありました。秋田も寒いですから、うちの実家のように古い家なら、冬は寒い思いもします。お風呂のシャンプーが凍ったり、お風呂場のドアが凍って開かなくなることもありました。



奥さま 3人の子どもがどんどん大きくなるので、子育て環境を整えたいという事情もありました。

-住宅会社選びは?

ご主人 住宅雑誌を見たり、ハウスメーカーの住宅展示場なども何件も見に行きました。予算も重要だったので、金額的に高すぎるハウスメーカーは除外しましたが、1社、お願いしようか迷ったハウスメーカーはありました。

実はそのハウスメーカーの建てる住宅そのものは割と好きでした。でもその会社の営業マンがグイグイ押してくる感じで・・・こちらの要望は聞いてくれるのか、何となく不安を感じまして・・・。

そんなとき、私の友達が建てた家が良い家で、その家を建てた大工さんが村上工務店にいると聞いて・・・。村上工務店の事はそれしか知らなかったのですが、飛び込みで事務所に行ってみたんです。

奥さま 予算や建てたい家のイメージを村上社長に伝えることから始まりました。村上社長のお人柄なのか、こちらの要望をしっかり受け止めてくれる印象で、その印象はその後の打合せでもずっと同じでした。家づくりを何でも相談できて、思い通りの家に仕上がって、今、住み始めて凄く満足しています

―家づくりで何を重視しましたか?

ご主人 寒い家はイヤなので断熱性能は重視していただきました。デザイン面では好みの家を画像などで村上社長に見てもらったりもしました。親子のコミュニケーションがしやすいということで対面キッチンやリビング階段は要望しました。シーリングファンや照明、テレビの背面にある可動式の壁架け部材なども村上社長に相談しながらネットで調達したりもしました。好きなアイテムを村上社長と相談しながら思い通りに選べました。

最初は薪ストーブへの憧れで、土間空間を作って薪ストーブを設置して・・・というプランを作って頂いたのですが、薪の調達とか日々の管理をしっかりできるのか、高齢になったときに負担に感じないか、などを再検討して灯油ストーブに変更してもらったり、プラン変更にも気持ちよく対応していただきました。



奥さま ガレージと直結する勝手口を作ってもらったのも、凄く便利で良かったですね。子どもが3人いるので、収納もたっぷり用意していただきました。子どもたちも部屋の壁の色決めに参加させてもらいました。

ご主人 実は建築中も、毎日のように現場を見に来ました。我が家を担当してくれた2人の大工さんは、どちらも棟梁クラス。丁寧なプロの仕事は見るだけでも嬉しくなりました。何というか、2人の大工さんが、この物件にしっかり向かいあってくれたというのを感じます。断熱性能が高いのは、1階リビングの暖房をたくと家じゅうが暖かくなってなかなか冷えないので実感します。

2018年11月4日sococo(そここ)モデルハウスがオープンしました!
詳しくはこちら 企画型住宅sococo


2018年04月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

この記事もおすすめ

その他の地域の取材記事