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大曲の花火を2階ベランダから家族で楽しむ 大仙市Tさん/村上工務店


大仙市の田園風景の中に建っているのは、Tさんの新居です。2024年2月に竣工しました。



Tさんは夫婦と子供3人の5人家族です。奥さまのご実家だった家に住んでいましたが、寒さと老朽化で建て替えを考え始めたのは10年ほど前のこと。子どもたちの進学などが続き、なかなか実現できずにいましたが、気持ちを固めて仮住まいがいらない新しい敷地に家を建てることを決めました。



設計・施工を手がけたのは地元・大仙市で高断熱・高気密の家づくりが評判の村上工務店です。
今回はTさんと村上工務店の家づくりについて紹介していきます。

地元の花火を楽しめることがいちばんの要望


玄関にはシューズ収納棚を設けてすっきりと


Tさん夫婦の家づくりでの要望で大きかったのは、地元の花火大会の花火がよく見える家にしたいというものでした。
じつはこの場所、8月には地元のドンパン祭り(※)の花火と、大曲の花火大会の花火の両方を眺めることができます。すぐそばにある奥さまのご実家も、大曲の花火を楽しむためにお父さまが計画したものだったそうです。

※ドンパン祭りは、♪ドンドンパンパン・ドンパンパン♪の節回しが有名な秋田の民謡「ドンパン節」にちなみ毎年8月に開かれるお祭り。大仙市の宮大工・円満造さんがつくった元唄がドンパン節となって広まりました。



2階には広々としたベランダを設けました。椅子と机を用意すれば大人数での焼肉なども楽しめます。



ここからドンパン祭りの花火が真正面に見えるそう。この夏は親せきも誘ってみんなで焼肉を楽しみ、終わったころに花火が上がりはじめました。「最高の桟敷席です」とご夫婦。
奥さまはベランダでゆっくりと洗濯物を干したり、休憩したいという思いもあったため、このベランダで願いがかなったと喜んでいます。

オープンキッチンにパントリーでLDKはすっきり



1階にあるLDKは18.7帖とゆったりしています。広いリビングダイニングとオープンキッチンは奥さまの希望でした。



住宅雑誌を読むのが好きな奥さまは、オープンキッチンを知り、ぜひ取り入れたいと思っていました。



また、以前の家のLDKはモノの置き場所に困り、使いづらかったため、キッチンのすぐそばにはパントリーを設けました。常温保存の食材などは置いてもじゅうぶんなスペース。急な来客があっても、あれこれしまうことができて重宝しています。



キッチンに素敵なワインラックを見つけました。Tさんは日本酒好き、奥さまはワイン好きで、お酒を愉しまれるそうです。



リビングには、さまざまな酒器がおさめられたサイドボードが。このサイドボードは奥さまのお父さまが購入したもので、ご家族で大切にされています。



日本酒に合うガラスの酒器やワイングラスなど、ついつい気に入ったものを見つけては増えていってしまうそうです。

和室には仏壇と神棚を置き、床の間も備える



1階にはLDKのほかに、和室を作ってもらいました。仏壇と神棚を置くために希望しましたが、やはり床の間もほしいと、仏壇の隣に作ってもらいました。



ホテルの小上がりのようにしたいと、畳だけでなくフローリングのスペースも加えたので、和洋折衷の雰囲気となっています。



2階には夫婦の主寝室と、子ども3人の個室があります。子どもたちはみなベランダ側の部屋を希望したため、部屋決めが大変だったと振り返ります。

家づくりのお話をうかがいます

村上工務店に決めた理由は?



昔からのお付き合いがありましたし、このあたりでは村上さんのところで家を建てられた方がたくさんおられます。やはり地域の信頼の厚い会社にお願いしたいと思い、決めました。

花火のための家というのが印象的です。



前の家も父が花火を見るためにこの場所に建てたと聞いています。昔は玄関前に椅子を置いて花火を見ていました。
この家に引っ越してきて初めてベランダで花火を見ましたが、招いた姉夫婦からも眺めがよいと絶賛されました。ベランダを造って本当によかったです。

住み心地はいかがですか?



全室エアコン暖房なのですが、とても暖かいです。冬はLDKのエアコンを3時間ほど付けておけば、止めても暖かさが持続しますし、暖気が上がって2階も暖まります。断熱・気密が高いからだと思います。家じゅうが暖かいので、住んでいてとても幸せに感じます。

2025年05月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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