Column いえズーム コラム

キレイな空気と快適な温熱環境 「ファースの家」の実例まとめ


「温度/湿度/空気清浄/空気の流れ」の絶妙なバランスを維持


「夏も涼しく快適!」サンケイ建匠の実例 江別市M邸


こんにちは!iezoom編集部です。
今回ご紹介するのは、高性能な健康住宅が実現する「ファースの家」(Fas工法)です。
「ファースの家」は、高断熱・高気密で夏涼しく冬は暖か。
快適な温熱環境のために大切な4つの要素 「温度/湿度/空気清浄/空気の流れ」の絶妙なバランスを維持できる、独自の仕組みが特徴です。
また、「省エネ性能」にも優れています。


明治期の茅葺屋根の農家住宅(北海道開拓の村蔵)


もともとは、100年以上も住み続け続けられる日本家屋の茅葺き(かやぶき)屋根の調湿性能に着眼したのが原点。
家屋内が木材・壁材の含水量を自然に調整する「調湿性」に着目し、現代に合った形で住宅建設に活かせないか考えたのが、「ファースの家」開発のはじまりでした。
建物全体が湿度調整され、蒸れにくいことで構造体の腐れを回避でき、耐久性の高さにも優れています。
日本の住宅寿命が30年ほどと言われる中で、長寿命な家づくりが叶う工法でもあります。

「ファースの家」の仕組み​


専用断熱材で覆われた天井裏には、エアコンと空気清浄機、さらに熱交換換気が設置されている(AIキット)


基礎断熱した床下空間の調湿剤は湿度が60%以上になったら湿気を吸収、40%以下になったら放出する(ファースシリカ)


「ファースの家」は、内外ダブル断熱で、内側にはウレタン樹脂系ノンフロン断熱材「エアクララ」を、屋根から壁、基礎まで、家全体を覆うように吹き付け施工していきます。
室内壁と断熱層の間には通気層を設け、暖気や冷気が家全体に回るようになっています。
冷暖房は、天井裏に設置したエアコンで行い、「AIキット」が新鮮な空気を室内に循環させます。
AIキットで床下に集められた空気は、調湿空気清浄剤「ファースシリカ」で湿度をコントロール。
調湿されたサラサラな空気が、天井・壁内部、床下まで常に循環する、人の健康と家の構造体を守る「耐久性」「調湿機能」ともに優れた工法です。

解説動画が公式サイトでご覧になれます▶ ファースの家公式サイトはこちら 

「ファースの家」を建てられるのは専門知識と技術を備えた加盟店だけ


ガラリから新鮮な空気が行き渡りワンちゃんも居心地が良さそう 北斗市・フクチホームの実例


専用の断熱材や設備機器を使い、特別な工法を用いてつくるため、「ファースの家」を建てられるのは、その知識と技術をもつ「ファースの家」加盟店に限られます。iezoomでご紹介している住宅会社では、開発元で全国にその技術をフランチャイズ展開する北斗市のフクチホーム(福地建装)と、札幌市西区のサンケイ建匠(SANKEI)があります。オーナーたちが「ファースの家」を選んだ決め手や、実際の住み心地などについて、取材記事からリアルな声をご覧ください!

夏も冬も、エアコン一台で家中を快適にする魔法瓶のような家 江別市Mさん/サンケイ建匠



Mさんはさまざまな住宅会社の家を見学しながら、「北海道で新築する家に、今どき寒い家はない。むしろ、夏の暑さをしのぐ機能が必要」と考えるようになりました。これまで住んでいたオール電化の賃貸テラスハウスは部屋によって室温にムラがあり、光熱費が大きな負担に。マイホーム建築にあたって重視したのは徹底的にランニングコストを抑えることでした。

「『ファースの家』が見学できる」構造見学会がSANKEIとの出会い。「エアコンでは北海道の寒さに対応できるはずがない」と思っていたご主人が、実際の構造を目の当たりにして、「断熱性や気密性の高い魔法瓶のような家であれば、エアコンを使ったシステムが成立する」と納得する機会になりました。

ご主人 ランニングコストを抑える希望が強かったので、我が家は外断熱も内断熱も標準より厚めのプランを提案してもらいました。結果、エアコン1台で冬も夏も快適に過ごしています。暑がりの私は、庭仕事の後に冷たい風でクールダウンするのが大好きで…。リビングには、そのためのエアコンを付けましたが、少し使うだけで快適な室温を保てるので、とても満足しています。

夏も冬も、エアコン一台で家中を快適にする魔法瓶のような家 江別市 M邸

新しい「ファースの家」は天井裏で空気清浄も 北斗市Yさん/フクチホーム



Yさん 私はバイクのガレージ、妻は使いやすいキッチンなど多々ありましたが、何より暖かい家でなくては。じつは、実家もファース工法で建てており、10数年の間にファース工法の進化で快適性や経済性がどう進化しているか、住まい手として体験し確認したい思いもあります。

冬でも半袖に短パンで過ごすことができるくらいです。床がじんわり暖かいのがいいですね。リビング、2階の個室、ユーティリティの3ヵ所に温湿度計を置いていますが、室温も湿度もほとんど差がなく、どの部屋も快適です。ただ暖かいだけでなく、温度と湿度を好みに合わせて簡単に調整できるのは、「ファースの家」の進化を感じます。

Yさん オール電化なので、暖房・給湯・調理・一般電灯のすべて合わせて、12~2月の厳寒期で平均2万5000~2万8000円程度です。「ファースの家」は建物全体をウレタン系の発泡断熱材で隙間なく包んだ魔法瓶のような構造なので、エアコンつけるとすぐに暖まります。設定温度に達すると省エネ運転に切り替わり、24時間稼働させてもそれほど電力を消費しません。

新しい「ファースの家」は天井裏で空気清浄も 北斗市Yさん/フクチホーム

建築家コラボで叶える「ファースの家」 札幌市Kさん/サンケイ建匠



Kさんは築22~23年の住まいを建て替えることになり、ファースの家の完成見学会に参加されました。家を建てるときはデザイナーに設計・デザインを依頼し、施工はサンケイ建匠でファースの家を建てたいと要望されたそうです。Kさんが設計を依頼した設計士の堀部 太さんとのコラボで住宅づくりがスタートしました。

「ファースの家は断熱性もさることながら気密性が非常に高いのです。気密性が低いと空気がうまく循環しません。エアクララを吹き付けて固まると発泡スチロールのようになり、隙間ができにくい。この気密性の高さがまずベースとなります」。また、免震効果もあるそう。「エアクララを吹き付けることで、各部位が柔らかく結合され、地震の揺れを吸収します」と入山さんが説明してくれました。

「ファース(FAS)の家」で実現できること  札幌市K邸/サンケイ建匠

暖房器具を置かない広々空間と調湿・適温の快適性が決め手 札幌市Tさん/サンケイ建匠



ご主人 暖房機器はパネルヒーターが主流ですが、たまった埃を掃除しにくく、家具の置き場所にも影響がでるため、夫婦ともに使いたくないと思っていました。インターネットで調べて、SANKEIさんのファース工法を見つけたんです。構造見学会や完成見学会に行き、実際に説明を受けてとても気に入りました。

ハウスメーカーの展示場もほぼ一回りしました。床暖房を使っている会社もありましたが、1階だけに設置されていて、2階は結局パネルヒーターが必要でした。ファースの家は、エアコン2台で(小屋裏と1階)冬の暖房と夏の冷房が家中に行きわたる、理想のシステム。これは大きな決め手になりました。

換気扇を付けると玄関ドアが開かなくて驚いたことがあり、気密性の高さも実感しています。

風水を採り入れた間取り・調湿に優れた快適な空気環境の家 札幌市南区Tさん




2024年12月現在の情報です。詳細は各社公式サイト・電話等でご確認ください。

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